1. アバター(2009)
《ネタバレ》 3Dで観てないからかもしれないが、観終わって「あー俺これだめだ」と確信しました。 異星人ですか・・・人間にあまりにも似すぎでしょ。そりゃ親近感持ちますよ。でもこれが西洋文明が侵してきた先住・少数民族への圧倒的な略奪の歴史の事を語りたいなら、映像美でなく、先住民文化の中身をもっとほり下げて欲しかった、美しいだけでない、ある種の野蛮さだってある、でも大自然の中で自然を崇拝して生きていく。それは美しいだけでなく圧倒的に過酷な生き方でもある。 先住民の文化蹴散らしまくった今頃こんな映画ハリウッド大作で作ってどうしたいの。 中身薄くないですか。「ダンス・ウイズ・ウルフズ」の方が分りやすい。 車椅子の主人公がアバターで足の自由を得るという逸話も頂けない。 先住民の生活をファンタジー化してどうするんだよっていう感じ。 ってこれファンタジー映画? そういう人もいるみたいだけど、そもそも私にはそう見えなかった。 なら反戦(反省)映画としてみても、何もメッセージが残らんかったぞ、ひねくれてんのかな私。キャメロン監督のこういう何か壮大な事をいいたそうで伝えきれないところがワシは嫌なのじゃ。この監督はターミネーター2が頂点だぜよ。 [DVD(字幕)] 4点(2010-12-17 06:55:32) |