1. あ、春
人情味あふれる喜劇、といったところでしょうか。悪人らしい悪人は一人も登場しません。平凡な人たちがただ平凡に生きようとしているだけなのに、なぜか誰かと衝突して泣いたり怒ったり。人の人生そのものが滑稽であることを痛切に描いた風刺の映画でもあると思います。人生は思い通りにいかない厳しいもの。でも疲れた時にこそ、一度立ち止まって周りをゆっくりと見渡す余裕を持ちたいところです。日本の風景、巡り巡る季節、新しい命の産声・・。たまには日々の喧騒を離れて、ほっとするもの見つけてみませんか。もっと心にゆとりを持って、のんびり行きましょう(生きましょう)、と相米監督は伝えたかったのではないでしょうか。 [DVD(邦画)] 7点(2015-01-23 18:03:12) |
2. あなたが寝てる間に・・・
爽やか、後味よし、おまけにヒロインのサンドラブロックはキュート、三拍子そろったロマコメの名編だと思います。軽快なテンポ、それと全編通してコメディタッチであることがよいですね。実はツッコミどころがいくつかあったが、このコメディ寄りな作りこみのおかげで、なぜか本気でツッコむ気がなくなりました。彼氏の家族たち、みんなキャラもルックスも漫画チックで微笑ましかったです。ちなみに、ロマコメは残念な邦題が多い中で、本作は成功の部類でしょう。って、ただ直訳しただけなんですけどね・・。 [DVD(字幕)] 7点(2015-01-04 16:23:55) |
3. アナコンダ
《ネタバレ》 「真夜中のカーボーイ」「帰郷」の名優ジョン・ヴォイト。個人的には、「チャンプ」の印象が強い。とにかく、とても好きな役者だ。 だから、アナコンダに飲み込まれた彼に、私は涙ながらに叫んだ。「チャンプ、起きてよ、、お願いだ、起きてよ、チャンプ!!」 そしたら、、奇跡が起きた! ウインクされたよ!! 最後にもう一度だけ言わせてほしい。 名優ジョン・ヴォイト。代表作、真夜中のカーボーイ、帰郷、チャンプ、アナコンダ・・。 [映画館(字幕)] 6点(2020-05-16 22:43:10) |
4. アダムス・ファミリー(1991)
これ、ティム・バートン監督の映画ですか?(笑) でもティム・バートン監督は人間よりの目線によって異形を描くことに執着しますが、こちらはあくまで怪物目線。そして彼らは人間たちの視線を全く気にしません。そこが決定的に違うところ。まさにアダムス・ファミリーによるアダムス・ファミリーのための映画、なんです。個人的には、コメディとしてはそれほど笑えませんでしたが、ここまで独自の世界観 (雰囲気) を作り込めるのはすごいと思うし、視覚的にはわりと楽しめました。特にモーティシアとウェンズデーによるゴス系ファッションは雰囲気抜群で素敵でした。反対に残念なのはおばあちゃん。一人だけありがちなんですよね。年老いた魔女と言うよりは、これでは市川崑監督の金田一シリーズに出てくる老婆にしか見えなかったです。今にも、「これは村に伝わる祟りじゃあ~~」とか言い出しそうで。 (俺だけか?) [DVD(字幕)] 6点(2019-11-24 18:38:01) |
5. アルマゲドン(1998)
《ネタバレ》 後悔、、もとい公開当時に劇場で観た男です。当時、ブルース・ウィリスとリヴ・タイラーが私生活で噂があったことも手伝い物語における人間関係相関図をとても邪魔したこと、エアロスミスの主題歌がくど過ぎてさながらバンドのMTVみたいであったこと、もはやこれくらいしか思い出せません。もう一つ、リヴ・タイラーが大根であったこと。あともう一つ、ベン・アフレックの顔がでかかったこと。あと・・、もうやめときましょう。以上。 [映画館(字幕)] 4点(2013-07-22 22:54:52) |