1. カジノ
皆さんの仰るように、私にも「グッドフェローズ」がチラついて仕方なかったナァ…。スコセッシ監督とデ・ニーロの盟友ぶりは理解できなくもないけど、コレで8作目ってのはいくら何でも主演に起用し(され)過ぎ!!ジョー・ペシも上手いんだけど、流石に「グッドフェローズ」のオスカー演技を知った後じゃインパクトは弱い。ただ、彼が撲殺される場面の無造作な迫力には圧倒されたが、別にペシの手柄でもないしな。保守的なスコセッシに失望は隠せないが、あのシャロン・ストーンをオスカー・ノミネートまで引き上げた演出力は矢張り見事。「俳優は監督次第」ってコトが本作でも如実に証明されていると強く思った。二番煎じの感が拭えぬ本作に…6点。ヤッパ3時間は…引っ張り過ぎ。 6点(2003-03-04 00:20:31) |
2. 硝子の塔
ヤッパ駄目だわ、シャロン・ストーン。「氷の微笑」で自分のヌードをセールス・ポイントだと勘違いして主演した超駄作サスペンスがコイツ。W・ボールドウィンもアレだけのハイテクを駆使しておきながら、やってるコトは単なる”覗き”ってのも…無駄遣いてゆーかヴァカ??「氷の微笑」ではバーホーベンのハッタリ演出が(多少は)利いていた分まだマシだったが、コイツはフィリップ・ノイスの演出が余りにメリハリに欠けてショボいから怒りも倍増。3点が相応しかろう。 3点(2003-07-20 09:54:20) |
3. 鍵(1997)
谷崎文学の映画化などという次元を遙かに(地下深くのマントル層くらい)下回るどーしよーもナイ制作意図に憤る価値すらないクズ映画。ケーブル無料チャンネルで観てコレだから…レンタルしてたら、あまつさえ劇場で観ていたら…想像するだけで身の毛も弥立つわっ!!尚、原作の映画化なら1959年版で(THE KEYのサブタイトルが付いてない)市川崑監督のモノが個人的にベストかと…。京マチ子がチョット色っぽいし、中村鴈治郎が好色オヤジを絶妙な上手さで演じててオススメ。 3点(2003-03-11 01:34:53) |
4. 課長 島耕作
監督の根岸吉太郎は1981年に「遠雷」という秀作を撮っているだけに弘兼原作を如何に料理しているのか?と観てみたら…何コレ?田原俊彦なんて大根が主役にキャスティングされた時点で「お前はすでに死んでいる!」状態。○ンシロウに秘孔を突かれたも同然の駄作が辿る運命は「ひでぶ」「あべし」「たわば」と散っていくのが相場であろう。記憶から抹消する以外に助かる道ナシ。 3点(2003-02-27 23:08:21) |