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たきたてさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 2267
性別 男性
年齢 47歳
自己紹介 好きなジャンル【 SF、アクション、サスペンス、ホラー、ミステリー 】
見たあと面白かったと思える映画は、ドラマ系、実話系、裁判ものが多いかもしれません。
サクセスストーリーが一番好きです。
見た後元気になれるし、夢があるから。

みんシネで面白そうな映画をチェック⇒映画を見る⇒レビューを見る⇒自分のレビューを書く
だいたいこんな感じで映画ライフを楽しませてもらっています。

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41.  学園天国 《ネタバレ》 
 学園ライトムービーとしてお手軽に見るには、なかなか面白い一本です。ストーリーはわかりやすく、キャラは個性的でそれぞれに魅力があります。下品になりすぎないコメディも大変良いですね。特に前半が面白いですよ。そしてメインのラブストーリー、お約束好きの自分にはストライクで、大変よかったです。  ストーリーは、人気者のクリスと、地味で認知度の低いライアンが、お互いのいとこ(アシュリー)と幼馴染(マギー)を狙って手を組むというもの。前半は、アシュリーを知り尽くしたクリスがライアンを導き、マギーを知り尽くしたライアンがクリスにマギーの好きなタイプを細かくレクチャーしていきます。  最大のポイントは、ライアンがクリスを手伝う最中で、突然マギーに対する自分の気持ちに気付いてしまうというところでしょう。べたですけどね(笑)ラブコメはべたでもいいんですよ(笑)  更にライアンは、性格の悪いアシュリーに愛想をつかしちゃいます。ところが、ここがこの作品の面白いところで、アシュリーは自分に対して冷たく乱暴に接する人には、余計に目がハートになってしまうキャラクター。この設定の扱い方、結構上手いと思うんです。つまりライアンが逃げればアシュリーが追っかけるという構図が、自然と出来上がっていくわけです。  そしてライアンがマギーに対する自分の本当の気持ちに気付くと同時に、マギーはクリスのことを好きになってしまうという、まさにお約束のラブコメ必勝パターンが炸裂。クリスにとってマギーは遊びだと気付いたライアンは、当然マギーを守ろうとするのですが、これがすべてから回り。ですがライトなラブコメなので、全然深刻にはなりません。多少の切なさを感じながらも、最後まで気楽に見れちゃいます。  真新しさは無いので過剰な期待は禁物ですが、個人的には、B級グルメの中ではおいしい一本だと思います。 
[DVD(字幕)] 7点(2015-05-05 13:31:04)
42.  仮面の男(1998/ランドール・ウォレス監督) 《ネタバレ》 
 ディカプリオの演じ分けが見事です。ルイ14世とフィリップがちゃんと別人に見えます。ルイ14世の冷たい目、フィリップの頼りなさげで泳ぎがちなまなざし、二人分のギャラをもらってもいいんじゃないかっていうくらい良かったです。  『三銃士』+ダルタニアンの作品は大好きです。残念ながら原作を読んだことはないのですが、今まで見た映画はどれも面白かったと記憶にあります。タレント揃いの勇者たちが再び力を合わせるっていうストーリーがとにかく好きなんです。  本作も例にもれず、いったんは現役を退いた三銃士の面々が、それぞれの理由で再び力を合わせようとするのがたまりません。幽閉されている王の双子の弟を救出して、新たな王にしようというストーリーが、わかりやすく気分を盛り上げてくれます。フィリップがわかりやすすぎるほど善人なのも良かったと思います。  そして、「仮面の男はあなただった。」の一言で、本作の真の主人公が実は誰だったのかがわかるラストは本当に良かった。  本作は、ラウルとクリスティーヌが悲惨すぎる上に、ふたりの無念を置いてけぼりにしちゃったような感があるのがマイナス。アトスが王を殺しちゃうような内容だったらまだ溜飲を下げることもできます。ラウルとクリスティーヌが王の暴君ぶりを印象づけるためだけの使い捨てのような描き方だったのが本当に残念です。一見ハッピーエンドのような終わり方ですけど、実は全然ハッピーじゃない人達がいるんですよね。  それと、超個人的な意見ですが、クリスティーヌに王をとりこにするほどの魅力を感じなかったのもまずかったです。 
[DVD(字幕)] 7点(2014-06-13 14:47:32)
43.  風の丘を越えて~西便制 《ネタバレ》 
 人生がそのままパンソリという芸道の追求にある父親ドンホと娘ソンファ、現実世界を見る息子ユボン。  ただ、ソンファにとってパンソリと同じくらい大切だったものが家族だったのかもしれません。ユボンを失ったときの娘の精神の崩壊というのは、目から光を失ったときのそれよりはるかに大きいものだと感じました。ソンファが唯一パンソリを歌えなくなったきっかけがユボンであるならば、ユボンは唯一ソンファと俗世間とをつなぐ存在だった気もするんです。もしそのことに気づいた父ドンホが、もうひとつの俗世間とのつながりであるソンファの目の光を奪ったとすれば、父ドンホはパンソリと同じくらいソンファを愛していたとも思えます。  だから結局、ユボンを失い、視力を失ったことで、恐らくはソンファのパンソリはその芸術性をより一層高めていったのでしょう。ところが、父ドンホが求め続ける「恨」の向こう側のような境地、ここには到達することができないわけです。父ドンホは、その境地を見ることなく他界してしまいます。  数年後、ユボンとソンファが再び再会を果たしたとき、皮肉にもパンソリはその境地に到達しちゃいます。パンソリと最も遠い位置にいたユボンという存在が、ソンファのパンソリを最後の境地に到達させるために必要だったとしたら、これはひとつの芸術が完成されるまでの物語。ただそこに、生身の人生を重ね合わせたことで、私たちのような俗人にも大きな感動と共感を感じさせてくれます。  最後、子供につられて歩く彼女を見たときに、もはや人間を超越した仙人や神を見る気持ちで、まるで悲劇のようなストーリーが全然悲劇にはなっていない不思議な感覚。娯楽映画とは言えませんが、何ともいえない余韻がしばらく心に残る映画ですね。
[DVD(字幕)] 7点(2013-09-24 02:37:55)(良:1票)
44.  顔のない天使 《ネタバレ》 
 「顔」がその人のアイデンティティーを示す端的なものだとすれば、「顔のない天使」っていうのは、アイデンティティーの消失を隠喩するものでもあるのでしょうか。  顔の火傷の原因になった事故により、マクラウドは社会的地位や職を失っています。教師という職は彼にとって大切な存在意義であったと思えるんです。  事故以来、彼が顔の治療をしなかった原因はそこにあるのかも。もちろん、助けられなかった生徒への自責の念もあるのでしょうが、自分の存在価値というものがもうほとんど無いっていうメッセージだったりするのでは。だとすれば、チャックとの出会いっていうのはマクラウドにとってはほんと、奇跡ですね。そんな出会いが起こっちゃうのが、まさに映画の良さなわけですけど。チャックとの出会いによって、マクラウドは自分の存在意義ってものをもう一度見つけられることができたんですから。  正直、マクラウドに対しての世間の目やジャッジが不当すぎることを利用して、よりマクラウドとチャックの信頼関係を際立たせようとする演出はどうなのかなって思いますが、そんな細かいこと気にしなければ純粋に感動するし、見て良かったーって思える映画のひとつだと思います。  深読みしてもせんでも、この手の映画は知らないうちに当事者意識が芽生えるのが良いですね。いい具合に映画にはまりこんじゃいました。
[DVD(字幕)] 7点(2013-07-21 04:57:35)
45.  隠し剣 鬼の爪 《ネタバレ》 
隠し剣はまさに隠れていた!「鬼の爪を受け継いだのだろう。見せてみろ。」「お前との果し合いに使うような剣ではない。」うん、その通り。使えばひんしゅくものですね。で、どこで使うのだろうと思っていたら、そこかぁー。そんでそう使うのかぁ。まさに隠し剣!でも隠し剣使われちゃうほど、ひどいことをしているとも思えなかったのですが、まぁいいか。他に使うとこありませんし。「たそがれ~」を見てみようと思っています。みなさんのレビューを拝見すると、見なくても良いような気がしてきて、むしろ見ないほうが正解のような気さえしてきたので、逆に見てみようと思います。
[DVD(字幕)] 7点(2011-07-09 20:24:44)(良:1票)
46.  カリフォルニア・ゾンビ逃避行 《ネタバレ》 
 なるほど。どちらかと言えばバカにされがちな青年アーティ。主人公のグダグダな青春をまず見せられます。ここちょっとダルいです。我慢が必要です。  そしていよいよゾンビワールドへ突入。結構待たされたぶん、最初のゾンビとの遭遇はなんだか感動。  平和な世界ではサエなかったけれど、ゾンビあふれるサバイバルの世界で成長していく主人公。どこかで聞いたよーな話ではありますが、私は好きです。こーゆーの。  あれれ?いきなり咬まれちゃったよ、主人公。でも変異しないよ、主人公。いいね、いいね。この主人公だけ特別扱いのチート設定。そしてヒロインを助けに行く王道も目的が明確で良し。  道中ヒロインよりかわいい女の子をゲット。強そうなゾンビハンター、そして親友も仲間に。いいですね。  ここから危機を乗り越えながら、アツいサバイバルアクションが見られるのか?いやいや、ここからが徐々に失速。  せっかく仲間が増えたのに、二手に分かれて別行動。もったいない。  せっかく仲間になったかわいい女の子も残念すぎる退場。ゾンビハンターあえなく撃沈。  でもラストは家族と合流できてめでたしめでたし♪  と思いきや、避難所もあっけなく陥落。家族も死亡。主人公もダウン。ヒロインが主人公の遺志をつぎ、旅を続けましたとサ。ちゃんちゃん♪  ん~、なんか思っていたのと違う結末。どうにも盛り上がり切れないまま最後は終わっちゃいましたね。  これは、ただでさえ短い映画なのに、前半に尺を使いすぎたせーだな。
[DVD(字幕)] 6点(2023-11-29 20:35:19)
47.  カラスの親指 《ネタバレ》 
 阿部寛は好きな役者さんですが、唯一の欠点が台詞が聞き取りづらいこと。この作品ではそれが特に顕著に感じられます。あんまり台詞が聞き取りづらいときは撮りなおしたりしないんでしょうかねぇ~。それをせずにOKが出ちゃうってのは、なんだかなぁって感じです。  原作、脚本はよくできていて面白いと思います。ただ長い。この内容だったら90分とは言わないまでも、2時間以内にはまとめられそうです。特に、中盤のみんなが仲良くなっていくシーンは明らかに尺を取りすぎだと思うのですがいかがでしょう?  ストーリー上必要な尺は長さを感じさせないものです。途中ではっきり中だるみを感じてしまった以上、おそらく無駄な部分はあったんじゃないかな。  一番の見せ場であるヒグチ達から金をだまし取るシークエンス。緊張感を演出したいのはわかるのですが、ここはもっとテンポよく見せたほうが爽快だったように思います。冒頭のユースケ・サンタマリアをだますシーンの爽快さに負けちゃうのはいかがなものかと。  それにしてもタイトルのカラスの親指が武さんではなくて入川のほうを指していたとはね…これは一本取られました。  アパートのボヤ、嫌がらせ、脅迫、まさか全部仕込みだったとは…まんまと騙されちゃったなぁ…  石原さとみも能年玲奈もかわいいし、ストーリーも良い。好きな役者さんが揃っているのに、‥‥なんか惜しい。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2022-09-18 21:53:56)(良:1票)
48.  GANTZ 《ネタバレ》 
 それぢわちいてんをはぢめる。  ねぎせいじんへん。3てん。  たなかせいじんへん。2てん。  おこりんぼうせいじんへん。1てん。  TOTAⅬ6てん。  すとーりー。かけあしすぎ。  えぴそーど。つめこみすぎ。  かとうときしもと。それどころぢゃなちすぎ。  せんじゅかんのんもまってあげすぎ。  こぢまたえ。かわいすぎ。  がいや。なにもしなちすぎ。  てきのかずすくなすぎ。  しゅぢんこうのきゃすてぃんぐ。ぢゃにーずにたよりすぎ。  みんしねのひゃうか。からすぎ  『ちっ。たった5点かよ。』by西くん。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2022-04-07 04:46:27)(笑:1票)
49.  神様のカルテ 《ネタバレ》 
 原作未読。映画しか見ていない人には若干不親切かも。  栗原夫婦が住んでいる場所。同居している人々。明らかに説明不足。にもかかわらず、学士さんの門出をドラマチックに演出し結構な尺を取る。いやいや。例えば連続ドラマなんかで登場人物たちに愛着が湧いていれば感動もするんでしょうけど。そもそも学士さんがどーゆー人かもよく知らない人たちにそれを見せてどーすんの。一緒に感動しろってか?無理無理。  オープニングは最高に良かった。次々に運ばれてくる救急患者に緊迫した雰囲気。医療ドラマの魅せ方を心得ていると思いました。  その時には、『この映画なんでこんなに評価が低いんだろう?』と思ったものでした。  で、見ているうちにその理由が少しずつわかってきた気がします。製作者。原作を知っているお得意様。なんか内輪だけで楽しんでいる感じです。  加賀まりこの『それは私にとって神様のカルテでした。』は凄く感動します。オープニングしかり。要所要所では良いシーンもたくさんある映画。 医療ドラマだけに絞って、1時間30分くらいにまとめれば、もっと多くの人に受け入れられるドラマになったかもしれませんね。  櫻井君演じる栗原はかなり好きなキャラクターです。クールで冷めているように見せかけて、実は誰よりも人情家。そして仕事ができる。彼の実力に気づいている人たちもたくさんいる。そんなシチュエーション好きです。栗原一止をもう少し見ていたいので、次作も見ようと思います。
[DVD(邦画)] 6点(2022-03-03 13:47:34)(良:1票)
50.  借りぐらしのアリエッティ 《ネタバレ》 
 とてもこじんまりとまとまってしまった感はありますが、ハウルやポニョのようなぶっとんだ展開よりかは好きです。  とても狭い世界のストーリー。なのでそこで描かれる人間関係なんかがストーリーの主軸になっていくのでしょう。  ですがこの作品で描かれる人間関係って結構希薄。病弱の男の子。小人のアリエッティ。アリエッティの家族。小人を捕まえようとするハルさん。おまけで猫。基本はこの人たちだけのストーリーなんですけど、登場人物が少ないわりに、心の交流みたいなもんが後半僅かにしか描かれません。  そもそもアリエッティたちが引越しを余儀なくされたのは、翔のエゴが原因。なのにわずかな交流で、まるで旧知の間柄のようにアリエッティと翔が別れの挨拶を交わすラストシーンには若干の違和感を感じます。  また、翔がなぜアリエッティ達が住んでいる場所をいとも容易く見つけられたのか、説明不足な部分も多い。  とは言え、アニメ映画として非常に完成度が高いのも確か。  小人目線の世界の再構築はとてもわくわくして面白い。  また、ハルさんがからみはじめてからはちょっとサスペンスフルな展開が面白い。ハルさんがアリエッティの母を見つけちゃうシーンはもはやホラー。『みぃ~つけた~』は怖すぎるでしょう。  翔の部屋に鍵をかけちゃうハルさん。クビにされたっておかしくないでしょうにそこはスルー。  ハルさんがこの作品を盛り上げてくれたのは間違いないですが、なぜハルさんが小人の捕獲にそこまで情熱を燃やすのかは謎のまま。
[ブルーレイ(邦画)] 6点(2021-03-24 13:43:02)(良:3票)
51.  カンフー・パンダ3 《ネタバレ》 
 前2作と比べるとちょっと物足りない。ポー以外のマスター達の活躍の場が少ない。キャラクターの多様性がこのシリーズの魅力なのに、この作品はそれが活かされていない。マスタータイガーとポー以外のマスター達はただのモブキャラ、やられ役に成り下がっちゃって残念です。  基本はポーとカイのターン。これじゃあドラ○ンボール末期状態。  パンダの里の交流シーンもちょっとくどいかな。もちろん面白いのは面白いです。パンダの生活を学ぶポー。パンダの子供たちに振り回されるポーの育ての親。コミカルでゆるい、癒し系の笑い。それはそれで悪くない。ですが『それ』が見たくてこの映画を見ているわけではないんですよね。  ポーがパンダたちに闘い方を教え始めてから、物語は一気に佳境へ。これは好きなシーン。特訓シーンって、なぜこうもわくわくするのでしょう。遠足当日より遠足前日のほうがわくわくしちゃう感覚に近いのかもしれません。この辺りからさすがに盛り上がり始めます。  で、今回のバトルのメインは『気』。ん~、なんか違う気が。そもそもシーフー老師ですら習得するのに長い年月をかけた『気』を、なんの心得もないパンダたちが、幼い子供に至るまで簡単に習得しちゃうってのが腑に落ちない。ポーに教えを乞うシーフー老師なんて見たくないです。  ハッピーエンドだし、好きなシリーズだし、アニメーションは相変わらず素晴らしいし、エンターテイメント作品としては申し分ないと思います。  ですが『カンフーパンダ』シリーズの集大成としては、なんかちょっと期待と違うものでした。
[ブルーレイ(吹替)] 6点(2020-01-24 09:57:11)(良:2票)
52.  カンナさん大成功です!(2006) 《ネタバレ》 
 韓国っぽいラブコメ。整形の是非を問いかけているあたり、お国柄を感じることができて楽しい。  さて、この作品、アイデア、プロットは好きです。いわゆる『大逆転もの』。ただいろいろと腑に落ちない部分があり、高得点はつけづらいですね。  一番気になったのはサンジュンの本音。  序盤、アミの前でカンナのことを悪く言うサンジュン。てっきりアミの機嫌をとるために言った言葉だと思っていました。つまり、本当は整形前のカンナのことが好きだったのではないかと。でなければ、カンナの映像を一人で見たり、カンナの犬を拾って育てている理由がつかない気がするんですよね。で、ありのままのカンナに好意があったので、整形をしたカンナを軽蔑したのかと思うわけです。  ですが、サンジュンの本音、劇中では結局明かされません。もし私の仮説がただの思い込みだとしたら、こいつは結構なクソヤローということになっちゃいます。  カンナはカンナで基本良い人なんですが、自分の秘密を守るため、愛犬や父親を無神経に傷つけちゃうシーンは、やはり気になります。もちろんそれはクライマックスの謝罪の伏線であり、負の側面を見せたからこそ感動へとつながるのでしょう。でもそのクライマックスに行くまでが、カンナを全面的に応援できないってのが痛い。  つまり、メインの2人に共感しづらい部分があるのが、この映画にノれなかった最大の理由ですね。  また、映画として中盤以降説明不足なエピソードが目立ったのもマイナス。特に、友人がだまされてサウナセットみたいなもん買わされて、自殺騒動おこすくだりなんか、結構雑な脚本だと思いますよ。  ちなみにこの友人は、劇中最も共感しやすい人物です。  そんな友人が最後に美容整形外科にいるっていうオチは笑いをとるためでしょうが、そうなるとこの作品のテーマがぶれるのでは・・・。
[DVD(字幕)] 6点(2017-07-03 10:35:49)
53.  カラー・オブ・ハート 《ネタバレ》 
 ストーリーがしっかり作りこまれているとは思いますが、やはりアイデア・映像先行のアート的な作品だと感じます。どちらかと言えば、視覚的な面白さを追求した作品ではないかと。  ですので、ディテールにおいては甘さがあります。こういう作品こそ、ディテールにこだわり、矛盾点を無くし、作品に説得力が生まれればより高度な傑作に成りえたかもしれません。  今作に関しては、ルールを事前に知ってから見たほうが楽しいかもしれないですね。『価値観が変化する』⇒『色がつく』という着想は実に面白いです。最初は色がつくきっかけがよくわからなかったんです。ルールがよくわからないまま物語が進行していくので、もやもやします。最初から知っていれば、映画を見たときの感想がまた違うものになるかもしれません。  ちょっとだけクレーム。①リモコンを渡した電気屋さんは主人公に対してクレームなんぞつけずに、終始、第三者的視点でいて欲しいです。②どちらかと言えばファミリー向け作品の雰囲気がするのですが、それにしては下ネタ多くないですか?③お母さんに不倫してほしくない。しかもお父さんとお母さんの関係はラストで修復されたのかよくわからないままです。あの三角関係が適当にスルーされるのは不自然です。④価値観の変化により、妹のほうがプレザントヴィルに残り、兄のほうが現実世界に戻るというのは、流れ的には間違っていないと思います。ですがプレザントヴィルの世界がどこまで広がっているのか、はっきりとしないまま妹がその世界でバスに乗って大学に行こうとするのは、世界観が崩れます。プレザントヴィルはやはり架空世界のままのほうが、収まりが良いんじゃないでしょうか?
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-12-22 04:09:00)(良:1票)
54.  カットスロート・アイランド 《ネタバレ》 
 海賊ものやアドベンチャーが大好きなので、見る前にどうしてもハードルを上げてしまうのです。つい楽しみにしちゃって。だから、まあ期待通りではありませんでしたね。  なんだろう、ものすごくアクションてんこ盛りなんですが、いまいちキレがない感じです。ついでに言うとコクもない。スピード感ももうちょっと欲しいです。特に馬車のシーンは、スローモーションの多用がせっかくのスピード感を殺しちゃっているような気がします。  ついでに言うと、宝探しのドキドキ感も足りないです。わりとあっさり見つかっちゃうのが物足りないです。「手を組みました」「寝返りました」の連投も、サプライズを演出したかったのかどうかはわかりませんが、サプライズ感はゼロ。むしろ簡単に手を組んじゃうことで面白みが半減しちゃいました。三つ巴戦にしてくれたほうが面白かったんじゃないかなあ・・・。  あーだこーだつい言ってしまいましたが、これも好きなジャンルの映画に対する期待の現われの結果なんでございます。だからつい愚痴ってしまいましたが、そんなクソつまらない映画でもありません。普通に見て、普通に楽しめるアドベンチャー。宝もゲットできちゃいますし。この映画って、ヒネリは無いけどロマンはあるんですよね~。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2014-04-02 02:02:14)
55.  がんばっていきまっしょい(1998) 《ネタバレ》 
 抑え気味な演出、演技、ストーリーに親近感や臨場感を感じることができるので、個人的には好きなタイプの映画です。  ただ本作の場合、「高校生はこういうもんだ」というイメージで捉えすぎているために、自然な高校生を意識しすぎて逆に不自然さを感じてしまうきらいがあります。本来の中高生は、熱くなるときは熱くなるもんです。特に練習シーンでの熱量は不足気味。練習での熱量が確保されているからこそ、本番での悔しさや喜びに共感を覚えるんですよね。 それでもダッコが泣きながらオールを漕いでいる姿や、おとなしいヒメが「ビリじゃないよ」と絶叫する姿や、やる気のないイモッチが何気に血まみれになってもオールを漕ぐ姿に感動しちゃいます。要は、そのすばらしい感動の演出のための説得力が全編にわたってちょっと足りなかったかなと思えるんです。  ただ、コーチが少しずつ選手たちに寄り添いはじめる姿は自然で良かったです。特に悦子がバッティングセンターでもらした本音がコーチの共感を呼ぶシーンなんかは、ありきたりだけど好きです。できることなら、そういったエピソードが他の部員たちにもあれば、説得力も共感の度合いも、そして各シーンでの感動や味わいも、また違ったものになったかもしれません。良い作品には違いないんですけどね。
[DVD(邦画)] 6点(2014-01-27 15:09:20)(良:1票)
56.  ガンクレイジー(1992) 《ネタバレ》 
 まるで「悪人」のようなストーリー。  この映画においても、「犯罪者=悪」という構図を根底から覆し、主人公たちより最低な人間たちを犠牲者という形で見ることが出来ます。  正直、何をやっても状況は悪くなる一方で、最後には悲劇が待っているだろうと予想される映画というのは、観賞するのがなかなか辛いものがあります。  そこにあるのは閉塞感や絶望感であり、浅はかな愚行を行ってしまう主人公たちへの憤りです。そんな空気が蔓延している映画が、楽しめるはずがないっすよ。  と、言いたいところですが、やはり一定の完成度と、それなりの雰囲気を持っている作品でありましたので、二人の子供のようなピュアな気持ちに心打たれることもしばしば。  好みでいけば苦手なタイプなんですけどねー。  こうゆう映画のほうが結構心に残ります。
[DVD(字幕)] 6点(2013-06-05 23:50:03)
57.  ガンジー 《ネタバレ》 
 中学生の頃に習った「非暴力・非服従」。その意味を実感できる映画として、貴重な作品だと思います。この映画がとっかかりになって、歴史に興味を持つ人もいるのではないでしょうか。  この映画を見ると、つくづく歴史は人だなと思います。歴史は争いの記録だとも思います。いつの時代でも、自分の思想を押し付けられる人とそうでない人がいます。ガンジーは明らかに前者です。映画の中でもしばしばガンジーは「私は頑固かな」と訪ねます。ええ、もうそれはすごい頑固な人かと思います。  人々は、ガンジーの「非服従」の思想に突き動かされています。「非暴力」はあくまで手段にすぎません。もしガンジーの「非服従」のための手段が「非暴力」でなければ、あるいはガンジーは第2のヒトラーにもなりえたかもしれませんね。
[DVD(字幕)] 6点(2011-11-20 11:09:39)
58.  家族ゲーム
行動心理や動機がつかみづらい映画は苦手なんですけど、これはなぜか楽しめましたね。なんででしょう?こういう子供は実際結構いると思います。周りが気付いていないだけで。生徒の答案をまるめて校舎の外に捨てて笑いをとるところに時代を感じました。個人情報の保護責任がやたら厳しい今の時代には、考えられないですね。
[DVD(邦画)] 6点(2011-07-06 21:11:24)
59.  鍵泥棒のメソッド 《ネタバレ》 
 コメディ弱め。サスペンス弱め。恋愛要素やや強め。  力の入れ具合が期待していたものと違う~。  まず桜井はダメ人間すぎて共感できません。偶然入れ替わってしまうならまだしも、故意に入れ替わったら犯罪。  それに対し、コンドウ?山崎?は良いキャラクターだった・・・  広末演じる水嶋香苗も良い。水嶋香苗が働く職場の人たちも良い味出しています。  一番好きなシーンは、合コンの候補を尋ねられているシーン。  『アリです。』『アリです。』『アリです。』  『え?これもアリなんですか?』  の直後に、直属の部下のスマホをのぞき込んで『ギリ、アリです。』  『あ、これはうちの旦那です。』  ここだけは笑いました。  でも笑えたのはここぐらいかな…  コンドウの正体には気持ちよく騙されましたね。まさかただの便利屋だったとは…  いえ、裏稼業専門の便利屋ですから、それなりに凄いんでしょうけど‥  最後はどーやってとっちらかった物語を収束させるんだろうと思ったのですが、割とあっさり。長時間引っ張った割には味気ない結末でしたねー。お金はすべて価値ある物に代えられていたってねぇ‥‥  で、その価値あるものをあげたらあっさり引き下がるヤクザの面々。挙句に通報されちゃって。  結局一番ワルイのは綾子でしたって、なんだそのオチ。  香苗がコンドウのノートを見て、キューンってなるシーンはとても好きです。
[ブルーレイ(邦画)] 5点(2022-10-23 09:47:24)
60.  ガーディアンズ 伝説の勇者たち 《ネタバレ》 
 映像、アニメーションは文句なし。美しく、躍動的で感動すら覚えるアニメーション。見る価値はあると思います。  ただストーリーは正直期待していたものではなかったです。  もっとわかりやすいバトルもの。あるいは明確な目的に向かって突き進むアドベンチャー。そーゆーストーリーを期待していました。  『子供に信じてもらえたほうが勝ち』っていうのが、個人的にはちょっと盛り上がらなかったです。  もちろん、副次的にそういった要素があるぶんには構わないのですが、それがメインとなると、直接対決のバトルを見ているときですら『このバトル意味あんのか?』って気持ちになっちゃうのです。  それと、ブギーマンがなんとなく可哀そうだと思ってしまったのも、最後スカッとしなかった要因の1つかもしれません。  子供が、『僕はブギーマンの存在を信じるよ。でも怖くはない』と言ったのが一つのアンサーかと思ったのです。ブギーマンにも最後は居場所を見つけてあげるのかなーって。だって主人公のジャックフロストにはブギーマンの気持ちがわかるはずだから。  それなのに、一方的にブギーマンは悪だと決めつけて、最後はよってたかって闇に押し戻してハイ、終わり。・・・・なんだかイジメの現場を見ているようでした。  もちろんブギーマンが歯の妖精たちをさらったり、サンドマンやジャックやバニーにしたことは許されません。そこは怒って懲らしめても良いでしょう。  でもブギーマンが再び子供たちの目に映らなくなって弱体化したとき、ジャックだけは彼に手を差し伸べてほしかったような気がします。そこでサンタたちも今までとはブギーマンに対する考え方が優しくなるみたいな・・・  まあ、これも個人的にですが、悪が一方的に強くない限りは、多対一っていう構図がそもそも私は好きではないみたいです。  私はこのアニメを子供たちに見せようとは思わないなぁ。
[DVD(吹替)] 5点(2022-09-28 11:57:11)
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