1. 河童のクゥと夏休み
《ネタバレ》 細かい理屈をガタガタ言う気がなくなるような、いい映画だった。映画の中でセルフツッコミしてるけど、「なんで分かるの?DNA検査でもしたの?」「エイリアンと同じで病原菌とか持ってるじゃないの?」なんて言うのがいかに無粋か・・・。普段映画を観て、そういうツッコミを自分もよく入れてしまうので、ちょっと反省。アニメだからただの画ではあるんだけど、頻繁に相撲をとったりして、文字通り「ふれあい」が描かれていて良かった。実写映画以上に身体性や「ふれあい」にこだわっているように感じられた。専門的なことは分からないけど、キャラ同士が触れ合うアニメーションって高度なテクなんじゃなかろうか。そういう意味ではこの絵が雑だとはとても思えない。そして、こういう感想自体も野暮な気がしてくる(笑)。座敷童やキジムナーの、どーんと余裕のある生き方も、なんだか救われる(そして笑える)。もしまた人間社会に迷い込んで困っている妖怪があらわれても、座敷童やキジムナーのように、クゥはしっかりそいつを助けてやれる河童になっているだろうな。「こんな時は相撲でもとるか!」とか言ったりして。 犬のオッサンが死んでしまう場面があるが、その後の家庭のシーンでも常にオッサンの存在が感じられるようになっている。犬小屋は片付けずにそのままにしているし、記念写真を撮る場面でも、しっかりオッサンの写真を添えている。決してご都合主義やお涙頂戴で殺したわけじゃないし、ないがしろにしてるわけじゃないと思う。クゥが別れを経験した後に、父親に「オレにも人間の友達ができたよ」と報告する姿にもカッパ泣き!映画のすべてが繋がる最高のラストシーン。たとえ離れていても、死んでしまっていても、仲間や家族の絆は繋がっている。 [DVD(邦画)] 8点(2013-06-26 02:37:45)(良:1票) |
2. カンフー・パンダ
《ネタバレ》 スピード感があって爽快スッキリ楽しめる快作だと思います。ストーリーもなかなか良く出来てていいなあ。ただストーリーがシンプルでスッキリしすぎているというか、お利口さん過ぎると言えばマァそうなので、映画に対して「特別凄い"何か"」がなければ納得出来ない人には向かない映画です。さらに言っちゃうとテーマ的にもそういうことを言っている映画じゃないですかね。最終的に「奥義なんてないんだ・・・!」と主人公は気付くわけですが、巻物に何も書いていないというだけじゃなく、その表面が反射して自分の顔が映っているというのも面白いですね。 この映画を見るまでは3DアニメはPixarの一人勝ちだなと思っていましたが、自分の中ではその状況が揺らぎ始めた作品でした(そして次の「ヒックとドラゴン」でPixar一人勝ちは終わりを迎えます)。ドリームワークスの作品からアメリカンジョークが次第に抜けていったと思ったら、逆にPixarがアメリカ的な題材を扱うことが増えてるような気がしますね。別にPixarが落ち目だというわけじゃなくて、いろんなスタジオのいろんな性質の映画が増えてきたことが楽しみだし嬉しいです。 [ブルーレイ(吹替)] 8点(2011-09-07 02:10:55)(良:1票) |
3. 監督・ばんざい!
たけしがタケシ人形を担ぎながら、どんな映画を作ろうかなぁ、と街を彷徨うビジュアルが強烈。これだけで武映画ファンの私は満足。それと、この映画は特報のキャッチコピーが良かったと思う。「次は何を撮るんですか?監督?」 結局のところ、この映画自体には意味がなくて、「次回にご期待ください!」と言いたいだけだったのでは・・・。まさに「代表作は次回作です」 なんというタケシ! [映画館(邦画)] 8点(2008-10-23 02:25:29) |
4. 火星人メルカーノ
う~む、まるで悪夢でも見ているかのようでした。グロいシーンもあるにはあるけど、静かなシーンのほうが緊張感があって身構えてしまいます。(オープニングタイトルがイカスよ!!)ラストも敵味方関係なくミュージカル調になってしまう唐突さがそれこそ夢のようでした。 [映画館(字幕)] 8点(2005-05-12 23:47:27) |
5. COWBOY BEBOP カウボーイビバップ 天国の扉
なんか中盤はビバップらしくねえなぁ~、と思ったけど、なんのなんの。アクションシーンは大満足でございました。モップを使った格闘戦やソードフィッシュと火星軍の空中戦などは見もの。ただ、空中戦は迫力はあるけどストーリー的に蛇足かも。そこら辺で-2。 8点(2002-03-28 22:37:25) |
6. カールじいさんの空飛ぶ家
最近BDで再見。見る人の好みで分かれるかもしれないけど、映画の出来自体はとても高い水準。さすがピクサー。感動シーンをまず最初に片付け(笑)、あとは次から次へと巻き起こるアドベンチャー。そして最後は笑顔になれる。こういう構成の映画も楽しくていいじゃないですか。悪役じいさんの決着の付け方が、「それでいいのか?」と思えるものだったので、ちょっとモヤモヤします。主人公の負の一面の象徴だったとしても、なんだかひっかかります。これだったら、BDに収録されていたもう一つのエンディングの方が好きでした(あれはあれで暗かったけど)。・・・けれど、ドジな子供や犬たちは愛嬌があって魅力的でした。こういうキャラを「ウザイ」「目障り」とはちっとも思わないですけどね。ジャージャービンクスすらウザイと思わないからかなあ・・・。 [映画館(字幕)] 7点(2013-08-13 11:22:56) |
7. 崖の上のポニョ
この映画、どこがダメって指摘するのはすごい簡単だと思うんですよ(別にこの映画に限った話ではないですけど)。いいところがあっても「それが全然表現できてないじゃないか」で済ませられるし。けどこの映画、自分自身はすごく楽しんで観ることができました。もう感動しちゃったもんはしゃーない。そして、いままで殆ど興味のなかった宮崎駿に、初めて興味をもちました。ジブリで一番すきな作品かもしれません(笑)。 [映画館(邦画)] 7点(2008-07-21 11:41:45)(良:1票) |
8. カフーを待ちわびて
「 そこそこに面白い作品。ま、損はしてないかなって感じ。」そのものな映画。マイコは綺麗でしたねー。あんな人がいきなり嫁にして下さいって来たらブッとびますね。けどマイコは最後よく笑えましたね。原作とはラストが違うんでしょうか? [DVD(邦画)] 6点(2011-02-20 16:54:49) |
9. 感染
あんまり怖くはなかったけど、緊張感はありましたね。意味ありげに出てきた非常口の明かりなども後半で生きてきたし。けど他の方のレビューにもありますがところどころ分からないところも幾つか・・・(ブランコとかね)。それがちょっと消化不良でした。 [DVD(字幕)] 6点(2005-04-13 06:16:33) |
10. 陰日向に咲く
一応カチッと映画になってはいますが、よく見るとストーリーや役者が全部ちぐはぐでそれぞれが上手く噛み合ってないように感じました(撮影・編集スタッフは優秀だけど、監督と脚本家がダメって感じ)。後半に行くにつれて群像劇ですらなくなっていくし。感動するエピソードはいくつかあって、グッとくることもあったけれど、それに行き着くまでが非常にいい加減。素直に感動できなかったです。場面場面でそれっぽく作ってるだけで焦点の定まっていない映画でした。ぷはー。 [映画館(邦画)] 5点(2008-10-23 01:30:35) |
11. 仮面ライダー THE FIRST
自分も大体皆さんと同じ感想。デザインやアクションはカッコイイのに・・・。ホントにもったいない作品だなあと思います。続編のV3は大丈夫かなぁ・・・? [DVD(邦画)] 5点(2007-07-14 00:48:33) |
12. 火山高
ごめん、ダサい・・・。 [ビデオ(字幕)] 2点(2006-04-01 15:30:21) |