1. 隠し剣 鬼の爪
この作品をコメントする前に私は、「たそがれ清兵衛」をかなり手厳しい評価を与えていた事を思い出した。本になった「みんなのシネマレビュー」に取り上げられていましたし(笑)。今確認してみたら、なんとぴったり2年前に見てたし、点数も6点とさほど悪くない評価をつけていました。さて今回の本作品は同じく6点を付けさせて頂きました。前回は非常に期待値が高かった事もあって、その反動での酷評になりましたが、今回は「たそがれ」のワクチンを既に打ってから見たせいか、思いの外いい映画だと感じる事ができました。これが国民的映画を作った監督の王道と手腕なんだなと感じましたので、あまり「二番煎じ」とは思いませんでした。とはいっても、やはり変わり映えしないのが山田監督作品の宿命なんでしょうね。今回作品を拝見して6点にしたのも、前作と変わり映えがしない出来だったからです。これがいいのか悪いのか、今の私には分かりませんが、「(痛いシーンは別にして)安心して観る事が出来る作品」の存在も必要なんだなと思います。ちょっと年とったかな、私は(笑) [DVD(字幕)] 6点(2005-05-21 22:10:52) |
2. 華氏911
ボーリング~の方がよかったと思う。内容は世間で言われている通りの大方そのままです。皆様の感想の文章量の多さに、この映画の反響の大きさがわかります。そういう意味では監督の意向は我々日本人にも伝わった、と思われる映画でした・・・かな?ちょっと私は評価不能ですね。映画というより、政的イデオロギーの入っているドキュメント作品ですよね。こういう時の私の評価法はいつもの如く、中間の「5点」といたします。 5点(2004-09-30 22:54:20) |
3. 眼下の敵
1955年作品という事は、第2次世界大戦が終わってからわずか10年後の作品なんですね。なので、当時の時代を考えればたしかによく出来た戦争映画だと思います。アメリカ映画にしてはたしかにどちらかに偏らない「平等な描写」になっていたと思います。ただ、当時は冷戦真っ只中で、西側陣営の西ドイツに配慮したからなのかなと深読みしてしまいました^^:)。とにかく、映画として充分に楽しめます。一見の価値はあります。ただ、あの名作「Uボート」大好き人間としては、この20年以上後の作品と比べるのは間違いかもしれませんが、米軍の駆逐艦はともかく、やはりUボートがちょっと・・・。Uボート艦内はかなりいまいち。着てる軍服もかなり大雑把。Uボート内で演じている彼らがやっぱり「アメリカ人にしか見えない」点が少々残念でした。作られた年代を考えると厳しいとは思うのですが、逆に考えれば戦後10年しか経ってないのだから、現在以上に大戦を生きてきた人たちが多かったのだから、もっとリアルに(この場合忠実に)作成出来なかったかなと思います。少々うるさめのコメントになってしまいましたが、本作品は私も好きです。潜水艦映画好きは是非とも見てほしいですね。 7点(2003-10-10 01:47:09) |
4. カプリコン・1
TVでぼんやり見てたら、これが意外に面白かったな~という記憶があります。ちょっと独特なコメントをさせてもらいますが、アメリカ大陸って本当に広いんだなーっと、実感した映画でした。すみません、訳がわからなくて(笑)。 6点(2003-10-03 23:51:32) |
5. カル
一言、「ずるい映画」だと思います。これはいけませんな。ルール違反じゃないでしょうか?インターネットで無料配信する映画だったらいいかもしれないが、入場料を取って観客に見せるような映画では断じてありません。 2点(2003-06-07 00:44:04) |
6. 蒲田行進曲
このレビューでいくつかコメントしていると、時々「なぜに私はこうも人と価値観が違うのかな~」と思ってしまう時がたまにあります。逆もしかるべしですが。私はあんまり好きになれなかったなー。役者の演技が私にはうっとしいと感じてしまう事が多々あって、内容もくどいと思った。鎌田行進曲も聴くと、「そんなにいいか?」と思います。ファンの人、ごめんなさい(汗) 4点(2003-06-07 00:39:14) |
7. カノン
ある意味強烈で凄い映画。よくぞここまで中年おやじの心の中の醜さを掻きほじったもんだ(笑)笑っていいのか、真摯に見るべきなのか。作品としては途中の展開がすごくウダウダで、思いの外、退屈に感じる時間がかなり長い。なんとなく(心が)ぐちゃぐちゃな映画が見たいと思ってる人には1回くらい見てはいかが? 3点(2003-06-07 00:34:33) |
8. 風の谷のナウシカ
ちょうどガンダム(初代)ブームにどっぷり浸かっていた小学生が、中学に入って全くアニメを見なくなった。そして、中学を卒業する頃にたまたまみたアニメ映画がナウシカでした。うまく説明できないのですが、ガンダムで止まってた私のアニメ観からすると、その時はかなり衝撃でした。。。こんなアニメもあったんだと思って当時はかなり感動しました。映像面、キャラクター、ストーリー、そして音楽の全てが自分の中にぐんぐん入った感じでした。当時はまだ「漫画」の方を知らなくて、随分経ってから(たしか22~3歳の頃)に漫画の存在を知り、またビデオで見てみたら、その時は逆に映画の稚拙さが判ってしまって、がっかりした記憶があります。でも、また月日が経って、当時の時代背景や、連載が終了する前に映画公開した事や、年を重ねるにつれて自分自身の「心にゆとりを持って多角的に楽しむ」という術を得てからまた観ると、これはこれで、やっぱりおもしろい!いいな~と感じますね。私は多分、この映画から宮崎駿ファンになっていたんだなーと、不思議と今になってそう思うようになりました。 7点(2002-12-15 03:38:58)(良:1票) |
9. 影武者
悪くはない。私も「乱」の方が好きかな?とにもかくにも、ローアングルが多くて、日本映画なのに日本人俳優が誰が誰なのか非常に判り難かった。ましてや外国の人が見たらと思うと。。。ちなみにこの映画、ものすごくレビュー数が少ないのはなぜ?この映画につきものの話題である、「もし勝新太郎が降板しなかったらどうであったか?」という皆の意見も知りたかったのですけどねー(笑) ちなみに私は仲代さんはとってもよく頑張ったけど、やっぱりあの役は勝さんで見てみたかった・・・と思います!あの影武者役の配役を考えると、私はまさに勝さんにあまりにもぴったりだったんじゃないかと。。。ある意味、非常に惜しいと思っています。 6点(2002-12-15 03:09:03) |