1. カメラを止めるな!
ものすごく話題になっていたので、自分の中でハードルをあげすぎてしまったかもしれない。この手の映画はオチ(伏線回収)が最も重要なポイントとなってくるが、その肝心なオチが期待を超えてこなかった。この監督の次回作を観たいか?と言われるとはっきりイエスとは言えない自分がいる。しかしお金をかけなくても大ヒット映画は作れるということを証明したという意味においては、価値のある映画であることは間違いない。 [インターネット(字幕)] 7点(2019-11-09 01:29:48) |
2. 風立ちぬ(2013)
宮崎駿にとって本作は引退を決意できるほどの最高傑作なのか・・。私にはそう思えない。どちらかといえば映画としての素晴らしさとは別に、そこには非常に私的な感情が入り混じっているように感じる。 別に私的な感情を作品に込めることを否定しているわけではない。ある意味ではそれはあらゆる芸術作品にとってとても重要なことだからだ。しかしこの映画に込められた私的感情は少し方向性が違うようだ。上手く説明はできないが、ただの好き嫌いにも似た感情のように私には思える。そんな感情を込めても映画は良くならない。もしかすると、風立ちぬは映画監督宮崎駿にとっての最後のわがままだったのかもしれない。 それにしても、声優だけは看過できない。誰もが衝撃を受けた庵野秀明の主役声優での起用を、私は宮崎監督のことだから、きちんとした理由があるのだろうと肯定的にとらえていたが、実際に視聴してみると違和感しか無い。いちいち声が気になって物語に集中できない。主人公がしゃべる度に庵野の顔が浮かぶ。これだけで-1点。宮崎監督本人の口からぜひ起用理由を聞いてみたい。 [映画館(邦画)] 6点(2013-12-24 04:40:34) |
3. 華麗なるギャツビー(2013)
In my younger and more vulnerable years..川端康成の「雪国」さながらの印象的な冒頭。映画でも小説の文章そのままに始まりを迎える。そうでなくちゃいけない。 ミュージカルのようにテンポ良くリズミカルに物語が進み、相当な量の話を140分に詰め込んでいるが、それを感じさせない。この辺りの演出はさすがというべきだろうか。比較的長時間の映画の部類に入るが、ヒューマンドラマであるにも関わらず息つく暇がなく、気づいたときにはエンディングを迎えている。映画を彩る華麗な音楽と華麗な映像、華麗な出演者達。GREAT(華麗)という言葉がよく似合うGOOD(笑)な映画だ。 [DVD(字幕)] 8点(2013-12-24 04:07:48) |
4. カイジ2 人生奪回ゲーム
映画の登場人物同様、金儲けというものを最大の目的にしてしまうと、こういう映画になってしまうのか。 作る人間の想いが込められていない作品が良いものになることは絶対にない。 [地上波(邦画)] 4点(2012-11-26 01:39:04) |
5. カイジ 人生逆転ゲーム
この手の作品は、ある程度名前だけで売れると思って、やっつけ仕事のようになっているように思う。そうでないのもあるんだろうけど、これに関しては、作品に愛情を感じなかった。 [DVD(字幕)] 4点(2011-05-03 05:37:10) |
6. 崖の上のポニョ
ターゲットが子供だからか、過去の作品に比べ、単純におもしろいと思えなかった。一つ一つの映像描写はさすがと思わせるものがあったが、どうしてもストーリーに引き込まれない。宮崎作品で観終わった後に首をひねってしまったのは久々。期待が大きかっただけに残念。 [映画館(邦画)] 7点(2010-02-06 06:02:49) |
7. 華氏911
皮肉った表現のオンパレードだった~。まあこの映画に描かれてることが全て真実かどうかはわからないし、大袈裟に見せてる部分もあるだろうけど、納得できるところもあった。とりあえず何かを判断したり意見を言ったりするにはそれに関する知識がまず必要だと思う。 [DVD(字幕)] 7点(2005-07-30 02:02:50) |
8. ガタカ
ガタカの世界は現実世界を誇張したものというよりは、わかりやすくしたものと考える方がしっくりきますね。とても考えさせられる映画です。何よりジェロームの存在が素晴らしいですね。彼の存在がなければそれなりの映画にしかならなかっただろうと思います。 [DVD(字幕)] 9点(2004-04-18 15:50:54) |