1. 間奏曲(1936)
よくある不倫話だが、各キャラが誠実で好感が持てる。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2016-09-22 21:36:41) |
2. 風の谷のナウシカ
過去3度も観てるけど、なぜか一度も楽しめたことがない。『ラピュタ』は大好きなのに。作りはきめ細やかでサスガなんだけど、いかにも優等生っぽいナウシカがチト苦手かな。それと、あのダンゴ虫の親分みたいのが気色悪いので。 [映画館(邦画)] 5点(2008-02-10 21:22:21) |
3. Quartet/カルテット
ベタ度120%。ゲラゲラ笑わしてもらった。例えムズ痒すぎて正視できなくとも、さすが音楽だけは素晴らしいので、終始目をつむったままでも困らぬ親切な造りとなっている。個人的には4人の演奏よりも、田中要次のポップス演歌に惹かれたけど。 [CS・衛星(邦画)] 4点(2007-09-30 20:16:59) |
4. 華麗なる賭け
雰囲気は悪くないがストーリーが微妙で、マックィーンも適役とは言い難い。やたら出まくる分割画面にも飽きる。「ヒントでピント」じゃあるまいし。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-07-31 23:51:21) |
5. 彼女が水着にきがえたら
悪くも悪くもバブルな映画。その白痴さに憤りも覚えず、ただ虚しく冷視するのみ。まぁ、時代の病理を再確認する上では好材料かも。 [ビデオ(邦画)] 3点(2007-06-06 20:17:02) |
6. 隠し剣 鬼の爪
《ネタバレ》 積極的に比べるつもりはないが、やはり前作『たそがれ清兵衛』との差異は確認する。とりわけ決闘の経緯が似ているので、二番煎じと捉えられやすいのも解るのだが、私なら断然『鬼の爪』の方に軍配を揚げたい。 理由はいくつかあるけど、その最たるは人情の機微。活劇性重視なら『たそがれ』を好むのであろうが、私はそこにメインを置かないタイプなので、必要以上に殺陣の凄さは求めない。言い換えれば解りやすい「超人性」に今さら憧れないということ。 だから決闘後にこそ人間ドラマを求めたい私は、『鬼の爪』のラストに大きく心が満たされた。 もう一つ秀逸なのが方言。藤沢三部作の中でも重要な要素の一つに思う。『たそがれ』の真田・宮沢、本作『鬼の爪』の永瀬・松は、四者四様の魅力がある俳優なのでどちら側が優秀かを語るのは興味ないが、こと庄内弁の自然さにかけては後者の方が上である。少なくとも昨日今日初めて聴いたのではなく、地元に長年住む私の耳には峻別が付く。この方言への違和感の厚薄は、そのまま人物描写の深みにも通じるので、『鬼の爪』に描かれた情愛の方に感情移入しやすかった。やはり山田監督の学習能力の高さが発揮され、前作において不足だった点を綿密に補っているのが随所に窺える。よって本作の方が傑作に思う。 [DVD(邦画)] 9点(2007-05-20 19:39:46)(良:2票) |
7. 唐獅子株式会社
まあ、思ったよりキツくなかった。あくまでも“思ったより”だけど、同じくやっさん主演の『ビッグマグナム黒岩先生』よりマシ。 何より、競技用ではないがボートで疾走するシーンも あるし、ついにはやっさんのラブストーリーが堪能できる。発情しながら踊るシーンの身のこなしは、さすが軽やかで面白い。まさに生きたマンガだ。 [地上波(邦画)] 5点(2007-01-10 19:43:28) |
8. 火星のわが家
尋常ならざるリアリティ。微妙な心理描写、セリフ廻しの自然さ、筋の面白さ、全てにおいて秀逸この上ない。介護問題などもテーマの押しつけなくサラッと描かれているのも良い。90年代以降の日本映画で一番好きな作品です。 [CS・衛星(邦画)] 10点(2006-12-25 19:07:17) |
9. がんばっていきまっしょい(1998)
凡百の青春映画にありがちな説教臭さ、「頑張り」の強調、「ベタさ」等々あざとい要素を極力排し、終始淡々と静謐に描ききったので、登場人物の心情がリアルに感じられました。郷愁が目に沁みる90年代屈指の名作日本映画。 これとは真逆だったTV版は、三話目で視聴やめましたけど。 [ビデオ(邦画)] 9点(2006-12-24 20:12:32) |