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1.  架空OL日記 《ネタバレ》 
バカリズムのOL潜入捜査とも思える内容で、なんとなく楽しい雰囲気で最後まで観ることができました。 原作、脚本も一人称も『私』なので、この世界の牽引役として、バカリズムさんの存在は至極当然なのです、おもくそ女装してても(笑) よくもまあこんなエピソード紡げるものよと感心しつつも、果たして『ホント』なのか、おっさんのわたしにはわからない、わかりようがない。 わかったら怖いかも?ってのはわかる。  ま、いずれにせよ『架空』と銘打たれてるように、そしてラストの締めくくりからしても、そこはまさに深淵なのではないでしょうか。 深淵を覗く時、深淵もまた自分を覗いている。 なわけです。  この作品にご出演の、素敵な女優陣が、肚のそこでこの作品をどー思ってたか、それもまた、知りたいような、知りたくないような。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2022-03-26 19:39:51)
2.  学校Ⅲ 《ネタバレ》 
職業訓練学校、あぁそれも学校だよね。 このシリーズは強力ですね。 西田敏行さんが出てなくても、凄いわ。 大竹しのぶさん、頼りないヒロインかと思ったら、とんでもない。 母として数々の修羅場を乗り越えてきたその生き様は、そこらへんの任侠ものの御仁なんて足元に及ばない迫力でした。 小林稔侍さんもリストラされて、靄の中みたいな状況から、変わっていく様が丁寧に描かれており非常に良かったです。 クラスメイトのケーシーさん、オバさんのメイコさんにクスリとさせていただきながら、最後まで走りきってくれました。 生きづらい世の中だけど、なんか勇気をくれる作品でした。勇気といえば、黒田勇樹さん、彼の演技がブレちゃったら作品が壊れてしまいかねないところ、とっても素晴らしかったです。 あ、あとさださん、さすがです(笑)
[CS・衛星(邦画)] 8点(2022-01-29 00:00:28)
3.  学校Ⅱ 《ネタバレ》 
神戸さん、なかなかに強力でしたね。 でも全然大袈裟じゃないですよね。 うちの中学には養護学級のクラスがありましたが、思春期の自分たちは、なんだか無関心でした。 いま思えば、もっといろんな価値観に触れるチャンスだったと思うのですが。 まぁなかなかそんな甘っちょろいもんじゃないですね。 ただ身近に存在を感じられたのは、すごく良かったと思う。 この映画を観た人なら、今後実際に彼らに会ったときに寛容というか、多少慣れとくことができると思います。 それだけで、無用なトラブルを起こさなくて済むでしょう。 勃起した!で泣き笑いするとは思わなかったけど(笑)
[CS・衛星(邦画)] 7点(2021-11-13 00:13:52)
4.  学校 《ネタバレ》 
夜間中学に通う各生徒のエピソード、イノさんのエピソード、幸福とはなにかを考える授業。  『学ぼうとするものと、よし教えてやろうじゃないかという教師がいるのが学校』とありましたが、原則ですわね。 学び舎ですよ。 生徒たちが大人だからこそ、沁みるってのはあるかもだけど、奇をてらわない作品作りとあいまって授業に出席したような満足感でした。 小綺麗じゃない汗ばんだ画づくり、いいわー。 なんか、スッと入れる。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2021-11-12 00:37:13)
5.  仮面病棟 《ネタバレ》 
全員なんかあるんだろーな、とは思いつつ、それなら語り部の坂口くんも疑わしくしちゃえばよかったのに!と思うほど複雑でややこしい内容でした。 なんか違法臓器移植とか、やってることがエグ過ぎるし、立てこもり犯行も過剰だし、ウルトラC的な犯行とその手綱さばきも引くレベルだし、警察ザルだし、エピローグにセンス無いしで、どんどんトーンダウンしちゃいました。 永野芽郁さんかわいいけど、関係者全員殺すとか、いくらなんでも無理がある。 ま、そーゆー作品なんだから仕方ないけど、ミスキャストかな、と。 たしかに、ミステリー的には身を任せて観てて、ほほうとは想いましたが、だんだんウソでしょ?とか被害者に同情するキモチが薄れていく邪悪・粗悪ぶりで、トリックを確認するために2度目の鑑賞をする気がおきないレベルでした。  内田理央さんの『身許のわかるものは全部処分しときました』って台詞にはゾッとしましたけど。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2021-01-18 04:12:46)
6.  カイジ ファイナルゲーム 《ネタバレ》 
これはもう悪魔的に面白くない。。。 ロジックにロジックを積み重ね、隙をつくのがカイジの真骨頂のはずなのに。 これ本当に福本先生の脚本なんですか? 到底納得できる内容ではありません。 人間秤?イミフもいいとこ。あげく残尿みたいな欠けた金貨で決着!? 不完全燃焼でふざけんなよ、と思っていたら、一応蛇足的にじゃんけんで決めるらしい。 てかここにきてチープなじゃんけんかよ!? と思ったら、これまた本筋とは無関係の『後だしじゃんけん』かよ、ってナカミ。。。 とにかく悪い意味で、観るものを裏切り続けてくれたトンデモ映画。 いやー本当にひどい有様でした。
[CS・衛星(邦画)] 2点(2020-11-27 01:48:38)
7.  火口のふたり 《ネタバレ》 
まーうまいことやりましたね。 気だるそうでいてそれほどやさぐれているわけでもない柄本さん、なんだかマリッジブルーなのか妙なスイッチが入っちゃってる瀧内さんということで、登場人物はほぼ二人、いやほとんどのシーンで『繋がっている』ので一人芝居なのかと錯覚するほどの様相。 ボカシが入っちゃう感じだったので表現としてはMAXイってるのかなと思いつつ、変にセリフでいうところ、いわせるところなんかもあって。脚本的に上手いのか下手なのかよくわかりませんでした。 直子のほうは一応、結婚直前ということで不貞にあたるハズなんだけど、婚約者である『自衛隊』は登場しないし、物語の焦点が二人に定まっているのでヤイノヤイノ騒ぎ立てるようなこともなく進行。 この辺がうまかったですな。 ホント『セックス』にだけ特化した作品でしたわ。 最後の富士山噴火と二人の頂点を掛け合わせたようなエンディングに、見る者の心にはただしんしんと灰が降り積もるだけなのでした。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2020-10-11 22:51:24)
8.  カメラを止めるな!スピンオフ「ハリウッド大作戦!」<TVM> 《ネタバレ》 
そらまー、もーメガヒットの凱旋企画。 ヒットすればこんなこともできるんだ、ってことですね。 受け手としては『おさらい』のような楽しみ方、作り手としては次回作へ向けてワンクッション置けるって感じでしょうか。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2020-02-02 01:24:35)
9.  かぞくいろ RAILWAYS わたしたちの出発 《ネタバレ》 
肥薩おれんじ鉄道線の運転士を目指すシングルマザーの奮闘劇。 複雑な家庭環境を描かないわけにもいかないのに、担任のエピソードとかやってる場合じゃないでしょ?ってツッコミたくなったのは私だけ? それならヒロイン自身のバックボーンを描いて欲しかった。 結局『鹿パニック』の原因や結末も放置したままだったもんなー。 ま、このシリーズはいつもこんな感じなので、シリーズとしては及第点かな。
[CS・衛星(邦画)] 5点(2019-12-25 00:41:37)
10.  渇き(2009) 《ネタバレ》 
しっかりした画づくりで、エログロありなんだけど、なんとも長く感じる作品でした。 とは言え、もう一回見直してみたら気づくところがいろいろあるかもしれない。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2019-12-08 07:45:58)
11.  家族はつらいよ2 《ネタバレ》 
安定の続編。お父さんの運転免許返納なんて時事ネタっぽいのでいくのかな、と思ったら、前作とは別の同級生役でご出演の小林稔侍さんが、何とも言えない素敵な展開を生んでくれました。 最期の夜にひとりごちる稔侍さん、いい役者さんだよねー、当たり前ですが! そこにきて最後の最後は棺桶のなかで銀杏に爆ぜられまくるだなんて反則ですよ(笑) 二作目にして、それぞれのキャストが機能しつつ、脇が別のポジションでしっかり支える磐石の布陣。 笑ったり、衝突したり、ウンコの話したり、なんのかんの言ったって『丸田くん』からみたら羨ましい家族なんですよね。 さてせっかくの鰻重の上、肝吸い付き、いつになったら落ち着いて食べられるんでしょう(笑)
[CS・衛星(邦画)] 8点(2019-12-05 23:53:14)
12.  家族はつらいよ 《ネタバレ》 
いや、面白かったですよ。 しれーっと観るには十分です。 不遜なお父さんを、橋爪功さんが当たり前のように演じてました。 吉行和子さんのお母さんも静かだけど秘めた感じがリアルで良かったです。 もちろんコメディだから、そんなに激しくぶつかるわけでなく現実味が無いと言えば無い気もします。 あくまで映画として割りきって観たときに、サクサク小気味良くクスリとさせてもらいながら楽しめる。そんな作品でした。 『家族はつらいよ』って言ったって、その家族から逃げてたんじゃ、まさにお話にもならない。不思議というか当たり前の事ですわね。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2019-12-04 22:57:28)
13.  累 -かさね- 《ネタバレ》 
誰でも思い出すよね、フェイスオフ。 リップひとつでお手軽に交換できて効果は12時間。 いかにもマンガな縛りを与えて話は進んでいく。 アホなわたしはこーゆーの観ると頭がこんがらがるのですが、ずいぶんと二人の『女優』に助けられました。 美醜の『醜』はマンガな傷に任せてたけど、現実世界では造形ですからね。いやはや恐ろしいことです。 ところで某事務所の役どころって『天才なんとか』が多いんですって。 感情の起伏も少なく、台詞も少な目で成立するからとかなんとか。 この手の映画では、あまりに公開処刑でしたね。 烏合さん。 『烏合の衆』とかけてたんでしょうか? ともあれ、大風呂敷広げたわりには結末はないようなもんで、少しだらしなかったね。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2019-07-12 04:06:29)
14.  カメラを止めるな! 《ネタバレ》 
今年もあとわずか。 ならば今年話題になった作品を観ておかねば。 ということで観ましたよ、カメトメ。 なるほど仕掛けがあるとゆー話は聞いていたので、こーゆーことだったのかと。 わりとメディアで取り上げられつつも、仕掛けの内容までは漏れ伝わってこず、世間の優しさに助かりました。  ただ、まぁ、仕掛けの存在すら知らなくて観た人には、より楽しめた作品だったのかな。 基本ゾンビ映画好きのわたしにしたら、改めてゾンビの万能さに気がつけたことも嬉しい副産物でした。  この映画、たぶんクチコミでどんどん盛り上がっていったと思うけど、クチコミってゾンビに噛まれるのと似てますね(笑)
[DVD(邦画)] 7点(2018-12-24 06:08:22)
15.  勝手にふるえてろ 《ネタバレ》 
こじらせてたねー、松岡さん! 結局は『自分』なんですよね。 目を背けたくなるような題材ながら、コメディ色を散りばめて『映画』にしてたのは素晴らしい。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2018-11-18 20:33:23)
16.  彼女がその名を知らない鳥たち 《ネタバレ》 
クズのクズによるクズの為の映画なのかなと思ったら。。。 久しぶりに見応えのある映画でしたわ。 ミステリー要素や映画の展開はほんの味付け。 蒼井優さんと阿部サダヲさんの演技というか『ここまで出せるのか』ってゆー人間力をまざまざと見せつけられました。 最後に二人の出会いからのシーンが、これまた切ない。 『チャンス』は確かにあったのになぁ、と悔やんでも悔やみきれない気持ちになりました。 ここぞってところで踏ん張らないと、人間どこまで堕ちるかわかったもんじゃないですね。 いやぁ恐れ入りました。
[CS・衛星(邦画)] 9点(2018-11-05 23:36:25)
17.  葛城事件 《ネタバレ》 
こーゆー気分から逃れるために『映画』ってあるんじゃないのw まぁ陰鬱だこと。 でも観ちゃいましたねぇ、ガッツリ。 三浦友和さん、南果歩さん良かったです。 役はウザかったけど田中麗奈さんもご立派。 新井浩文さんも良かった。 ちょっと参りました。 『二度とみたくなくなる映画』というのが宣伝文句の映画のようで、確かに2度は観たくないですが、観て良かったです。 が、敢えて言いたい。 その演技力、も少し、楽しい映画に使いましょうよ。
[CS・衛星(邦画)] 8点(2017-07-12 00:51:56)
18.  駆込み女と駆出し男 《ネタバレ》 
満島ひかりさんバツ付き記念で観てみましたが、なかなか良い作品でした。 この時代にこんな『別れさせ屋』があったんですね。 時代劇と言えば国盗り合戦みたいなイメージですが、最近は庶民の風俗を感じられる作品が多くて非常に興味深いです。 やっぱり当時の人間たちがどう生きていたのかを知ることは、とても大切なことだと思います。 現代にも活かせる内容が満載でした。 と、なかなかの題材を大泉洋さん、戸田恵梨香さんが好演されてて、非常に爽やかな印象。 あえて現代的な言葉遣い(単語レベルですが)を用いたと思われる脚本も、違和感なく感じました。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-10-31 02:13:04)
19.  華麗なるギャツビー(2013) 《ネタバレ》 
レオナルド・ディカプリオはかっこいいし雰囲気もありますが、 虚像の時の『謎キャラ』の方が『華麗』でした。 そもそも『華麗なる』=『GREAT』ってのは実像に対して使うべき印象を持っていたせいか、 一途なのはわかるけど随分と偏屈な愛し方や、デイジーの旦那に手玉にとられ激昂してしまうあたりは小物感満載でした。 語り部のニックも、何故そこまで彼に肩入れしてたのかは、ちーと分からなかったです。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2016-06-11 17:00:00)
20.  岳-ガク- 《ネタバレ》 
いくつかのケースでもって構成されており、そのなかでは悲しい結末のものも。 もちろんそのどれもに三歩が絡みます(主人公だからね)。 いろんなケースの順番を変えると映画の印象もだいぶん変わるのかな、なーんて考えちゃう珍しい作品でした。 最後はまぁ、過酷な状況に陥りながらも助かってハッピーエンドになるんですが、大切なキーワード『命令遵守』を無視した行動が発端になってしまっています。 この点が惜しかったなぁ。
[CS・衛星(邦画)] 6点(2016-03-22 04:21:27)
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