1. 風の谷のナウシカ
この映画は私にとって特別なものとなっています。舞台となる世界は美しく独創的でありながら現実味・真実味もあり、とらわれてしまいそうな魅力がありますよね。そして、知らず知らずの内に我々(男)を虜にしてしまう純真無垢なナウシカというキャラクター。はたまた秀逸でいて、醸し出す独特の雰囲気がナウシカの世界に完全にマッチしている、奇跡といってもいいぐらいの挿入曲。これに原作のストーリー性が加わればなにもいうことなしだったのかも知れませんが、私は逆にアニメ版ナウシカ(とそのエンディング)の方が簡潔であるぶん、その世界について空想できる余地が残されたというか、世界の広がりを感じることができるのでいいように思いました。メジャーなものなのに、プライベートなものに思えてしまう(過去の記憶のように)のも不思議です。 10点(2003-01-31 00:25:28) |