1. カノン
上映中、利己的な中年男の被害妄想的独り言を延々と聞かされます…。場面が変わる度に拳銃の発射音が響き、サブリミナル効果で(嘘)中年男の狂気を見ている者の脳髄に染み込ませます。それらはすべてラストの凶行の映像にリアリティを与え、「遂にやっちゃったよこいつ!」と思わせるための伏線となってます。衝撃的でした。もし男手一つで娘を育てていてリストラされたなんていう人がいたら、かなり泣けるかもしれません。それ以外の人には…?。私は該当しませんがこういうのもありかなと妙に感心しました。 7点(2000-11-08 01:28:39) |