1. キャプテン・ウルフ
《ネタバレ》 脚本のアイデア自体は昔やってたアーノルド・シュワルツェネガーの「キンダーガートン・コップ」と同じだと思う。ごつい男が小さな子供に振り回されるおかしさ。ややご都合主義なお話の進め方だったけどまあまあ笑えた。北朝鮮のスパイ(?)も何だかお間抜けでディズニーお約束の反共の隠し味もやや控えめ。子供を寝かしつけるおとぎ話も何もかも軍隊が基本。ディーゼルが「(尼さんが軍人に恋するお話だから)サウンドオブミュージックは悪くない映画だ」って言う台詞はちょっと笑った。 [映画館(字幕)] 6点(2005-10-31 07:50:45)(良:1票) |
2. 銀河ヒッチハイク・ガイド(2005)
これ、「モンティパイソン」などのイギリス系コメディで笑えないと、ついていけないんじゃないかなあ。ところどころおもしろい所はあるけど、爆笑までは行かない。すんごいカネとSFXを使ったナンセンスコメディという感じで。トレーラーとか見てると、次から次に大きな画面転換があるアドベンチャー物語がばんばん進むのか、と思いきや、何だかだらだらした細かいギャグ?が続いて勢いをそがれる。ふざけたコンピューターの究極の問いも何故タオルが必需品なのか? も笑いのツボに入ってこなかったなあ。でも、イルカの歌を聴いていると、「ああ、地球を大事にしなきゃなあ」「自分の命だけじゃあないんだなあ」なんて少しだけ思いました。映画のストーリーとあまり関係ないですけど。 [映画館(字幕)] 6点(2005-09-12 01:23:07) |
3. CUTIE HONEY キューティーハニー
新作なのにレンタル屋さんの棚に残っていたんで、試しに借りてみました。特撮やアクション、日曜の朝にやってる子供向けの「戦隊シリーズ」ものぐらいのレベルです。悪者の背中に突然大きな羽根が生えたり、主人公が一体化(?)して取り込まれそうになったり、同じ監督さんが撮った意味のよく分からないアニメ作品で見たようなシーンがかぶります。これ、映画でやる必要あったのかなあ? 0点(2004-11-09 23:38:53) |
4. キャットウーマン
《ネタバレ》 ハル・ベリーは好きな女優なんだけど…。ストーリーの流れやアクションにスピード感がない。悪役があまり格好良くないし、強くない。全身黒のコスチューム、バイク…と来ると、どうしても「トリニティ」にかぶるし、ビルの谷間を軽々と移動するのは、スパイダーマン…。で、かぶってる分損してるのか、あるいは脚本のせいなのか、いまひとつ爽快感もカタルシスもない。監督がフランス人だからなのか関係ないのか、妙なおしゃれ感があって、女性の自立とか何とか、アクションそのものと関係ない部分が少しうっとうしい。でも、やっぱり一番弱いのは悪役の魅力かなあ…。シャロン・ストーンは良いんですよ。特殊能力を持つ人間離れした戦闘力を持つキャットウーマンと闘うのが普通の人間(大理石の皮膚があるとはいえ…)じゃ、ワクワクしない。アメリカでもヒットしなかったとか。お客が見たいのは、スタイル抜群のブラックビューティー、ハル・ベリーがばったばった悪人をやっつける所ですから。 3点(2004-11-04 00:21:24) |
5. CUBE2
《ネタバレ》 こういう、「何か意味ありげなことをほのめかしているんだけど、全体としてはよく分からない」って映画はその世界観に入り込めるかどうかで変わってくるんでしょうが、ラストの軍人(?)の出てくる「ほのめかし」はいかにも陳腐。X-FILEのできそこないみたい。時間や重力の変化もあまり意外性を感じない。もっともらしい全体像の説明がなくても、立方体の移動の規則性なんかに少しずつ気がつき始める「1」の方がだんぜんおもしろかった。もっとひねったオチがないと、「1」で発揮された独自性が失われてしまう。気になっていたんで、ついに借りたけど、途中から早送りモードになってしまった。 3点(2004-07-19 09:51:00) |
6. CASSHERN
まず、「X-MEN」みたいなスタイリッシュなスピード感あふれるアクションシーンを期待すると大きく外します。戦闘シーンは結構短いし、ちゃちいし、全体に「暗い」(血もドクドク流れる)。また、何というか、押しつけがましい「説教臭さ」みたいなのに辟易するんじゃないでしょうか。しかし、今どきの映画でこれほど単刀直入なメッセージ、しかも「反戦・平和」という陳腐とも批判されかねない内容を盛り込む意気にはエールを送りたい。次回作に期待したい。 5点(2004-05-24 01:12:40) |