1. ギャラクシー・クエスト
シナリオのよく出来たSFコメディー。アイデアが愉快で面白い。 演出は多少ヘボいところがあるけど、 有名なSFドラマのパロディということで、わざとそうしている節がある。 (単に制作費の関係かも) キャスティングも皆個性的でいいんだけど、 一番笑ったのは、いつも気難しい顔をしているトカゲ頭の役者さん。 欲を言えば、コメディー部分とシリアス部分のメリハリが もっとあったほうがより楽しめたかな。 お薦めのB級コメディー映画。 [DVD(字幕)] 8点(2011-07-12 12:14:34) |
2. Kids Return キッズ・リターン
対照的な二人の少年を主役に、ご都合主義をいっさい排したシナリオの完成度が光る作品。 どちらのタイプでも感情移入ができるという点では、鑑賞者の立場に立った映画作り、 また監督自身の若いときの挫折体験も窺い知れる。ラストシーンからタイトルを顧みれば・・・ う~ん、うまい。監督のメッセージが明確に伝わってくる。 [DVD(邦画)] 6点(2012-05-11 02:43:58)(良:1票) |
3. キンダガートン・コップ
キンダガートンの意味を知らなかったので、最初はアクション映画のつもりで鑑賞。 途中からストーリー展開が変わり、突然コメディー調に。コメディーと言っても、 ストーリーはしっかりと繋がっており、単なるドタバタ劇ではないので十分楽しめる。 アイデアもいいけど、筋肉隆々のシュワちゃんが見せるギャップが実に面白く、 パワーある子供たちに悪戦苦闘する姿が笑わせてくれる。いつの間にかお話に引き込まれ、 最後はほのぼのとさせてくれたコメディー作品だった。 [ビデオ(字幕)] 6点(2011-09-28 08:07:03) |
4. ギルバート・グレイプ
一応家族の絆がテーマなのかな? 映画の出来自体は悪くないと思うのだが、個人的に内容に関しては今一つ入り込めなかった。 主人公や弟の描写はいいんだけど、姉や母の描写となると浅薄で多々疑問符が。 終盤の展開に関しても、単にお話をまとめるための強引さを感じてしまう。 目立ったところでは、弟役のディカプリオの演技が素晴らしかったことかな。 ヒューマンドラマというよりは、デップとディカプリオの共演、 彼らを観る映画という印象のほうが強い作品だった。 [DVD(字幕)] 6点(2011-08-21 13:07:24) |
5. CUBE
制作費がなくても面白い映画が作れることを証明したような作品で、 アイデアは抜群にいいのだが、ストーリー的にはもう一つ物足りない。 場面場面での瞬間的なスリルと緊迫感を味わうにはいいのだが、 状況説明が一切ないうえに同じようなパターンが延々と続くので、後半から徐々にパワーダウン。 「あっ!」と驚くようなオチでもあれば、さらに印象は良くなったのだが・・・。 でも面白いっス。 [ビデオ(字幕)] 5点(2011-07-20 05:18:27) |
6. 菊次郎の夏
やくざな中年男と小学生との、ひと夏の交流を描いたロードムービー。 たけしのキャラは笑えるし、映画全体の雰囲気も悪くはないのだが、ストーリーの中身が薄い。 主人公も小学生も、"母親"が大きなキーポイントになっているにも拘らず、あっさりと素通り。 そのため、「変なおじちゃんと楽しい夏休みを過ごしました」といった、 単なる結果報告になってしまっている。ベタにならない程度にはもう少し掘り下げてくれないと。 その代わりが、たけし軍団の小ギャグ集ではちょっとキツい。 音楽は素晴らしかったが、楽曲の良さに頼っている、といった印象の作品だった。 [地上波(邦画)] 4点(2011-09-23 10:40:09) |
7. キスへのプレリュード
この手の設定では、珍しくコメディー部分がほとんどないラブストーリー。 キーポイントとなるおじいさんの描写が不足しており、序盤はちょっと感情移入がしづらく、 唐突な印象を受けてしまう。ただ核となるテーマがはっきりしているので、 途中で気持が萎えるということはなかった。主人公の演技やおじいちゃんの表情はいいんだけど、 メグ・ライアンの演技は役作りが難しかったようで今一つ。 ラストはオーソドックスな展開で妙味はないが、総体的にハートフルな仕上がりなので、 心地よい余韻は残してくれるのではないかと思う。 [ビデオ(字幕)] 4点(2011-08-14 17:48:53) |