1. キル・ビル Vol.1(日本版)
タランティーノという名の新ジャンル映画誕生。まさに快作。どこかで観たようなシーンが続出するが、全体を通すとまったく観たこともない前代未聞、空前絶後の作品になっている。元ネタを知らなくても、笑えて、ツッコミがいがあって、ドキドキできる。この映画の話をする時に、知らず知らずのうちに頬が緩んでしまうってことは、かなり気に入っている証拠。制作費を存分にかけて好き勝手ができて商売になる、本当に幸せ者な監督だよ、タランティーノは。前世紀の傑作「パルプフィクション」や「ジャッキーブラウン」を期待せずに、この新世紀の問題作に立ち向かうべし。 7点(2004-02-22 16:42:59) |