1. キングスマン
《ネタバレ》 えー、コリン・ファース演じる英国紳士に扮したスパイが道具仕込んだ傘を武器にドンパチしながら進んでいく映画じゃないのー?って感じで、いまいち自分の中にしっくりくるものがなかった。 見せ場である流れるような格闘シーンも意外と少ない。 後進育成の話になって「え、そこからかよ~」と思ってしまった。 軽快なBGMにのせての教会大虐殺は白眉、頭部爆破花火大会等の悪趣味な感じは好きでした。義足のねーちゃんもカッコイイ。 しかしエグジーの紳士になった姿が絶望的。ああいうメガネに変な目がついてるパーティーグッズあるよね。 アーサーが耳裏の傷を隠しもしないとか、主要人物の中でラスボスのサミュエルだけが普通の人間程度の戦闘力で、背中向けたまま刺されて死んで終わりとか、もうちょっとなんとかならなかったのかな。 [DVD(字幕)] 6点(2016-09-20 00:36:14)(良:1票) |
2. ギャンブリング・ゴースト
サモ・ハンお得意の幽霊ドタバタコメディ。主人公とその父親、幽霊として出てくる祖父の三役をサモ・ハンが演じていて、3人が同時に出てくるシーンも破綻なく繋がっており、丁寧に作られています。昔の彼なら撮ってるうちに収拾つかなくなって、口減らしのために父親辺りが唐突に死ぬ展開になっていたことでしょう…。/観てて面白いといえば面白いのですが、中身の薄いコメディなので他に語る部分が見当たりません。見所といえばビリー・チョウとのラストバトルくらいか…。 [ビデオ(字幕)] 6点(2007-08-31 15:19:39) |
3. キング・コング(2005)
島を脱出するまでで、この監督がやりたかったことはほぼ達成されちゃってる感じ。ニューヨークに着いてからの失速加減が余計に際立って見える。/カールの最後のセリフの豪快なはずしっぷりに「99%おめーの責任だろ!」とツッコまずにはいられない。B級モンスター映画みたいに、死んだと思わせといてもうひとふんばり襲ってきて、その手でカールを握りつぶしてくれ!と願わずにはいられなかった。 [DVD(吹替)] 5点(2007-05-12 13:13:04)(笑:1票) |
4. 98分署 香港レディ・コップス
サモ・ハン、ユン・ケイお得意の刑事モノ。まぁ語るところといえばラストバトルくらいしか無いんですが、犯罪者が逃げ込んだ船に夜中に潜入したハズが、バトルしながら船外へ出ると真っ昼間というおちゃめさ加減。/船の中の狭い場所でのバトルはなかなか。狭い場所を生かしてジョイス・コウの表情を映しながらカメラがパーンしていくシーンが緊迫感をうまく演出。ここはかっこよく仕上がってます。/ラストのアグネス・アウレリオとの1対1バトルでは、アグネスがフィリピン語でなにやらまくし立ててる(字幕無しで)のが心理的コワさを醸し出していたりと、たまにセンスを感じるところあり。 [ビデオ(字幕)] 6点(2006-06-15 01:07:59) |
5. キョンシー大魔王
霊幻道士の原案を手がけたホァン・イーという人が監督した作品で、霊幻道士と似通ったシーンが所々ありますが、最大の敵となるキョンシーが、金色の板に身を包んで埋葬されたリアルなミイラという感じ。/自分の弟子が行方不明になってるのに探しもしなかったり、あげくにキョンシーになってしまったのに、悲しみもせず札を貼る道士に思わず「おいおい・・・」と。他にも意味不明な行動を取る人物が多いです。/ベタなギャグ満載で、チャーリー・チョウ&ト・シウミンのおマヌケコンビのドタバタはかなり笑えます。そしてニワトリキョンシーのシーンとエンディングに使われている「クワックワ~クワックワ~♪」の脱力テーマソングも聴きどころ。2日くらいは耳に残るでしょう。シン・フィオンのキョンシー姿も貴重。キョンシー物としてはしっかりできてる作品だと思います。 [ビデオ(字幕)] 7点(2005-09-23 01:17:53) |
6. 奇蹟/ミラクル
昔友達と一緒にレンタルして家で観た時に、「なんかつまらないね・・・」と途中でストップした思い出が・・・。それくらい中盤がつまらない。先日深夜にテレビでやっていたので改めて全部見たが、やはりだらだらと続く中盤に挫けそうになった。ジャッキーが脂がのりきってる頃なのでアクションだけは凄まじい出来でございます。 [地上波(字幕)] 7点(2005-06-17 17:51:57) |
7. キス・オブ・ザ・ドラゴン
香港時代の華麗なアクションとは対極の、ほんとに痛そうなリーの生身のアクション(ビリヤードの球は自分が痛そうだけど)と無口な役柄が相まって、今までの作品にはない"凄み"を感じます。(縫い傷もかわかぬ間に激しくアクション!) ストーリーの方は手堅くまとまってる感じ。ヤ○ザのような警察に無茶苦茶にされるジェシカ役が見てて痛々しい。 最後に見せるリーのはにかむような"かわいい"笑顔でホッとします。いままでにないリーを見られる映画として評価。 7点(2004-02-14 01:09:34) |
8. CUBE
《ネタバレ》 いろいろなことを考えさせられてしまう映画ですね。「これは何かを示唆しているんだろうか?」とか、別に監督は意図してないことかもしれないのに「これはこういうことを示唆しているのだろう」とか、見終わった後も想像力を刺激させられてしまう、後をひく映画。"濃い"レビューが多いのもそれを物語ってると思います。 ただ唯一の欠点が、多くの方が書いてらっしゃる通りラストの展開。終盤まで保ってきた緊張感も、極悪な罠の数々を体力勝負で突破してみせた警官の再登場で一気に弛緩。この展開さえなければ9点以上だったかも。 Cubeの中も外も関係なさそうな知的障害者だけが助かった─というのもまた謎かけのような気がして私としては良いオチだったかなぁと思います。 最初にサイコロにされた男の特技はなんだったんだろう・・・。 8点(2004-02-10 02:59:44) |