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1.  キスキス,バンバン 《ネタバレ》 
個人的には非常に好きな映画。ハチャメチャでプロットもあったものではないが、謎解きも一応は筋が通っている。スーパーマン等のヒーローの「不死身」より、こういった種類の「不死身」の方がおもしろい、指がなくなったり、やたらと身体は痛んでいるが・・・。悪く言えば「内輪受け」の作品かもしれないが、出演者もスタッフも随分と楽しんだ映画だったのではないか?アドリブも豊富だったのではないかと思う。その「楽しさ」が見ていて伝わってくる感じがした。
[DVD(字幕)] 7点(2006-09-29 01:11:54)
2.  キャビン・フィーバー(2002) 《ネタバレ》 
すごい作品。展開が理不尽で支離滅裂で我儘で滅茶苦茶。製作者の意図だろう。伝染病をめぐり、友情が壊れ、愛情が壊れ、人間としての理性が壊れ、そして人間自身が壊れていく。この過程がシニカルに描かれていた。また音楽は良いセンスをしていると思う。救いようの無さに妙なエネルギーを感じてしまう作品である。
[DVD(字幕)] 7点(2006-09-08 03:06:24)
3.  キング・コング(2005) 《ネタバレ》 
久しぶりに長い映画を見たが、長さを感じない高品質な映画だった。まず、時代背景が良い。現代版のキングコング(ジェシカ・ラング主演だったか?)にはなかった独特の雰囲気があり、まさに当時の一攫千金を狙うプロデューサーの生き様にリアリティがあった。そして、なんと言っても、映像のすごさ。草食恐竜を肉食恐竜が追っかけるデッドヒートは中盤の圧巻シーンであるし、ナオミ・ワッツを救うコングと恐竜が戦うシーンも秀逸であった。またラストシーンも良かった、コングは野生動物なのだから人間的な情の深さや涙等の悲しい表現をするのは本来的には現実味がないと考えていたが、まさにその一線を越えることなく描かれていたのも個人的には評価したい。あの時代の船で、どうやってコングをNYに運んだのか?とか、劇場セッティングをどうやったのか?とか、描写されていない点での突っ込みどころはあるが、まさに娯楽映画としては子供から年配者まで楽しめ共感できる秀逸な作品。
[DVD(字幕)] 7点(2006-06-02 02:20:49)
4.  ギャンブル・プレイ 《ネタバレ》 
ニール・ジョーダンらしくないですね。ニック・ノルティの声は渋い、雰囲気のある名優ですね。レイフ・ファインズがチョイ役で出てたのには驚きました、この監督とは「ことの終わり」で組んでるから友情出演ですかね。ニック・ノルティと刑事は、確かに「ルパンⅢ世と銭形警部」みたいな関係でおもしろかったですが、全体的にダラダラした感があり、また強奪計画がいったいなんだったのかを考えると純粋な泥棒物でもなく、ラストのカジノでのギャンブルにもイマイチ迫力なく、すべてにおいて中途半端な感じを受けました。音楽のセンスはなかなかでしたが・・・。
[DVD(字幕)] 4点(2006-05-02 01:23:17)
5.  CUBE ZERO<OV> 《ネタバレ》 
ビミョーですね。斬新さはないが、それなりには良くできている。でも、名作「CUBE」の後付けで作られた臭いがプンプンします。「2」がつまらなかったのは現実離れしたから。本作でも、元軍人がチップの影響で人間離れしちゃうのはやめてほしかった、登場人物が最後にどうなるかを考えるのがこのシリーズの楽しみなのだから。わからなかったのは、最後に助かったヒロイン、彼女はどうなったの?結局は助かったの?それとも、そもそも政府側の人間だったの?僕には読み取れなかった。
[DVD(字幕)] 5点(2006-04-10 23:17:31)
6.  銀河ヒッチハイク・ガイド(2005) 《ネタバレ》 
まったく期待していなかったが、おもしろい。馬鹿げたストーリーながら、これだけの繊細かつ大胆な映像は見事。CGが少なく臨場感もあった。現代風刺的なシニカルな描写も興味深かった。実はネズミは地球の支配者だった等の発想もなかなかだったが、最もおもしろかったのがディテール。手続にうるさい異性人、その異性人の拷問が詩の朗読、その異性人の星ではハエたたきが地中から出てくる等々・・・。見て損はない。
[DVD(字幕)] 7点(2006-03-31 00:31:15)
7.  キャットウーマン 《ネタバレ》 
悪くない。バットマンとセットじゃないキャットウーマンをどう描くかと思ったが、善でもなく悪でもなく(猫なのに)人間的(動物的?)な魅力を上手に描いていた。シャロン・ストーンが「ヒーローのつもり?」と言っていたが、決してヒーローではないところが魅力である。それにしても、ハル・ベリーはハマリ役なのでは?「オスカー女優がこんな映画に?」という声もあろうが、彼女の映画の中では最も良い、彼女は変にオスカーをしないところがまた良い(1回取れば充分だし)。あれだけ肌を出しても売れる前のただのセクシー女優時代と比べれば相当上品に感じられるのは私だけ?続編出れば「バットマンを食った」ことになるだろうし期待したい。
[DVD(字幕)] 7点(2005-05-03 14:20:32)
8.  CASSHERN 《ネタバレ》 
評判はよくないが、個人的には良い映画だと思う。アートな映像、戦闘シーン等ビジュアル面が強調されたため、テーマはぼけた感はあるが、新造人間の生誕も含めプロットもしっかりしていたのではないか?恋愛、親子愛を含めた家族愛、人間愛・・・あらゆる愛をその裏側の憎しみと対峙させて描いている。ただ、エンディングが壮大になりすぎる。「2001年宇宙の旅」以来、こういった手法は多く使われているが、しっかりと終わらせて欲しかった。
7点(2005-03-05 00:17:33)
9.  ギャザリング 《ネタバレ》 
評価しにくい映画だが、いわゆる「現世にいない人の記憶モノ」としては、「シックスセンス」「ジェイコブスラダー」「記憶の扉」「アザース}等々の過去の作品とは一味違っていた。そもそも現世の人間ではない「さまよい人」がクルマに轢かれて記憶を失くすというストーリーはどうかと思うが、映画全体の雰囲気もよく、また役者もよかったと思う。クリスティーナ・リッチはいい女優になったとあらためて感じた。マイケルの名前を最初に知っていたのはなぜか?そもそもマイケルの死を見に集まってきたから?それと死ぬ運命はあんなに簡単に変えられるの?いろいろ不明な点も多いがまあ良しとしよう。
7点(2005-02-11 17:15:28)
10.  KILLER/第一級殺人 《ネタバレ》 
良い映画だった。オリバー・ストーン的ドキュメンタリータッチは飽きさせず、金貨、読書などアイテムも効果的であった。凶暴犯ながら自分に正直で義理深い男が社会に適応することを拒み死んでいった映画だと思う。主人公に好感を持ってしまった。
8点(2004-07-11 14:24:47)
11.  キル・ビル Vol.1(日本版)
タランティーノなんでしょう。他の監督には作れない映画という意味では価値がある。パルプ~みたいに脚本で見せる映画じゃないけど、彼らしいセンスは充分、バイオレンス度が高いかどうかは意見がわかれるところだろうけど。音楽センスはあいかわらず良いと思う。映画は好きずきだ、ってことでしょう。なんだかんだ言ってもやっぱりタランティーノはいい。
7点(2004-04-25 01:57:41)
12.  ギャング・オブ・ニューヨーク
いろんな意見があるが、やはり力作、アメリカ発祥の歴史、カトリックVSプロテスタントの概念対決等々見所も多く、いろいろな観点から楽しめる映画だった。スコセッシ&デ・ニーロのゴールデンコンビが、ディカプリオを後継に指名したということだろうが、彼はまだどうにも軽い、目付き、風貌とも思い切って脱皮して欲しい、デ・ニーロの期待に答え、せめてオスカーにノミネートされるぐらいにはならないと。
9点(2004-03-18 00:13:56)
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