1. キング・コング(2005)
中途半端な普通の映画になってしまっている。 いろいろなエピソードをつなぎながら、 コングの登場まで引っ張る引っ張る。 そこで少しオオッ?と思った。 いにしえの怪物映画の伝統を踏襲しようという意図が見えたからだ。 が、しかぁし、島の中はジュラシックパーク状態。 変な虫とか巨大な恐竜がわんさか出てきてゲンナリ。 大人の事情があったのかもしれないが…。 それなりに面白く鑑賞できたのだが やはり、モデルアニメーションのコングのほうが臨場感がある。 CGがだめだといいたいのではない。 古い町並みの再現や クラッシックカーでの激しいチェイス、クラッシュなどは CGでなければ表現できないだろう。 特に車は 映画の時代設定が古い場合その調達が難しくなってきているのではないか。 そういう意味ではこれからの映画にはCGはなくてはならない。 ただ、CGの場合すべてはシュミレーションであり 重力もそうである。 モデルの場合は一目で作り物とわかっても 重力は本物である。その違いは今のところ大きい。 世界貿易センタービルに登ったコングはすこぶる評判がよくないようだが コングと人間の情の交わりを描いたのはこっちが先で オリジナルではない。 ギラーミン版にも敬意を払うべきだ。 島でのシークエンスの最後はナウシカやんとおもた。 それから、ナオミワッツが老けててがっかり。 この人の映画の密林は暗くて湿っぽくて静かで アマゾンとはまったく雰囲気が違う。 そこがあまり好きではなかったが コングに限りはそれが奏功していた。 この調子で、キングコング2のリメイクもお願いしたい。 [DVD(字幕)] 6点(2006-09-28 08:20:48) |
2. キャプテン・ウルフ
冒頭のクソガキどもの傍若無人ぶりが鼻につく。 弱い立場であろう家政婦さんも人間扱いしていない。 こんなものを子供に見せたら、 給料さえ払ってやれば人間扱いしなくてもいいと勘違いしそうだ。 アクションも最低。 今まさに運転席から銃で狙いをつけているのに フロントガラスの視界を遮ってなんの役に立つというのだろうか?。 いちいち危機を乗り切る方法が とにかくなんかやっとけ的でおざなりである。 どうしようもない映画。 [DVD(字幕)] 3点(2006-09-21 03:31:53) |
3. ギャザリング
退屈。間延びした演出がダメ。アイデアはいいと思う。無関心は罪であるということなのだろうか。傍観者たちが見つめる場面がなんかマヌケで笑ってしまった。ボーっとたっているだけで雰囲気がない。さてもさても、クリスティーナ・リッチの胸ぽちはよかった。あれは生なのかフェイクなのか。リッチは胸の間に大きなほくろがあるのだ。そんなことは関係ないな。発見された教会の雰囲気はよかったが雰囲気があるのはそこだけ。オーメンみたいな感じにできればかなり怖い映画になったと思うがその力量がなかった。オラ、ぱらいそさ行くだ。なんかこれを思い出した。 [DVD(字幕)] 4点(2006-03-27 00:44:19) |
4. キラー・スノーマン
ニンジンの使い方が間違っとる。けしからん雪ダルマだ。 チャイルドプレイ雪ダルマバージョン。 バカバカしさを狙ったのはいいのだがはじけ方が足りない。もっとニンジンを使えば名作になったかも。 [地上波(字幕)] 5点(2006-03-15 14:47:32) |
5. キングコング2
《ネタバレ》 キングコングに彼女ができます。彼女をやさしく抱き寄せ寄り添うコング。カットは山の風景に切り替わり、切ない声が…。60年代メロドラマをコングがやってくれます。これはコングファンならずとも怒るでしょう。いっそのことベッドシーンもサービスすれば別の意味で評価されたかもしれません。 巨大人工心臓でコングを復活させるというアイデアはアニメ月光仮面のマンモスコングのアイデアと同じなので懐かしいと思いました。だからなにということですが、私としてはかろうじてそこで興味を持続することができたのでした。 イベント貸し出しの着ぐるみみたいなキングコングにこっちが切なくなりました。 [映画館(字幕)] 4点(2006-03-12 09:24:56) |
6. CASSHERN
《ネタバレ》 昔、思想にかぶれた学生がよくやっていた青臭い新劇、あるいは、教師の指導のもと学園祭で上演された戦争反対の演劇を見せられているようでした。 それに、お前はただの人間だったといわれても納得できません。 ならなぜ新造人間はそんなに強いのでしょうか。 このように、 ラストはもう何がなんだかシッチャカメッチャカでわけわかりませんです。 テーマを台詞で説明されると概して幼稚になります。意識的にそれなりの工夫の元に行われればそれもひとつの手法足りうるしょう。しかし、残念ながら思い込みの強さは伝わってきますが、それがだだ漏れではどうにもならないでしょう。 やはり作品としての一つのまとまりを持たせるためには、何を捨てるかが重要な気がします。意図したイメージの氾濫やあえて理解を拒絶するような不自然な構成や複雑な物語といったものとはこれは違うように思います。すべてのアイデアを取捨選択できずにとりあえず全部ぶち込んでみたという印象を受けました。 [地上波(字幕)] 3点(2006-02-13 08:50:49) |