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プロフィール
コメント数 1963
性別 男性
ホームページ http://urabe65.kan-be.com/
年齢 59歳

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1.  キングス&クイーン 《ネタバレ》 
素晴らしい!重厚な世界観に逃げることもなく、大きな歴史の渦をえがいて見せ場を創るわけでもなく、弱い人間たちの世界を実に丹念によく描いてる。監督の体験を素にしたとのこと。そうだろう。地味な話である。それを前半をサスペンスタッチで2人の男女を描き、それが交わった時、思わずこの作品を「素晴らしい!」と心の中で喝采した。弱い人間たちであるが、要所要所に強者を配してる。そうだろう、それじゃなきゃ、破綻している人たちだ。しかし、それが「普通」なんだね。最初から強い人なんていないもの。それでも生きていき、見守られながら、愛されながら、皆落ち着いていく。そのことが最後の詩で見事に謳いあげられる。とても好きな映画です。でも10点ではなく、9点が似合いそうなので、この点数にしました。  最後の詩 「水はのどの渇きが 陸は越えてきた海が 恍惚は苦痛が 平和は戦いの物語が 教えてくれる  愛はその記念碑だ もはや渇きはない 2本の脚で大地に立ち 今、私は安らぎのなかに」
[DVD(字幕)] 9点(2013-06-14 01:08:19)
2.  きっと、うまくいく 《ネタバレ》 
これは面白かった! かつ、最高のエンジニア映画。 また、出産のシーンで、学生全員の活躍が見られて、 とてもいいキャンパス映画でもあった。  休憩挟んでの第1部と第2部の構成もお見事!  さすが映画大国インドの圧巻の作品でした!
[DVD(字幕)] 8点(2023-08-03 00:56:36)
3.  キネマの神様 《ネタバレ》 
小林さん以外、山田組が出てないんだけども、 立派に山田洋次の映画だった。  山田さんが映画愛を歌った映画は多いのだけど、 これは映画に想いを持ってかれた男の話だった。 ラストも映画のヒロインと行ってしまった・・ 幸せですね!  P.S.「カイロの紫のバラ」かと思ってましたが、バスターキートンなんですね。 あと出水宏って清水さんかなぁ。言われてみれば、山田さんの好きそうな映画撮る監督ですもんね♪
[DVD(邦画)] 8点(2022-02-28 14:35:10)(良:1票)
4.  切られ与三郎 《ネタバレ》 
伊藤大輔は、そうなんだよなぁ・・  絶体絶命のシーンから、絶命しちゃうんだなぁ・・ だから、こんな状況でも助かっちゃう黒澤明に比べて、後世まで伝わってないんだよねぇ・・ でも、すごい作品なんだよなぁ・・  死んだはずだよ、お富さん♪のエピソードを巧みに取り込んで、 モテモテ男の悲劇を、また市川雷蔵がハマりまくって演じている・・ そして、数々の女の裏切り(?)にあいながら、養子先の妹だけは、 自分を本当に愛してたと知り、死んじゃうんだよなぁ・・  シェイクスピアみたいな芳醇な作品が、日本映画にはあるってことを知ってほしい・・
[ビデオ(邦画)] 8点(2021-05-29 23:03:17)
5.  祇園囃子 《ネタバレ》 
溝口監督ほど、芸者の世界をシラフで見つめ続けた監督もいないのではないか?  本作以外にも「祇園の姉妹」「残菊物語」と芸者界を一刀両断する。 溝口監督作のは観てないが、「滝の白糸」も良かった。  役人の担当者が、芸者遊びで仕事を業者に口利きする、という世界がそもそも おかしいのだが・・
[DVD(邦画)] 8点(2020-10-07 23:50:28)
6.  キクとイサム 《ネタバレ》 
黒人の混血キクとイサム。 この頃は、社会に人情が残っていた。 今の時代なら、いじめ、ひきこもりなど暗い話になってたろう。  周囲のひとの人気者だったキク。 イサムとの別れに少し寂しそうな顔をするキク。 子どもを探しにバイクに乗るキク。 どんな時もめげないように見えるキク。  しかし自殺未遂を起こすまで悩んでいたのだ。 この辺はさらりと描いている。 この子の健気な性格に、涙すら出てくる。  そして北林谷栄、圧巻の老婆である。 しかし何を言ってるかまるで分らない。 字幕入りで観たかった。 でもハートの伝わる演技だった。
[DVD(邦画)] 8点(2020-06-09 10:39:37)
7.  THE GUILTY ギルティ(2018) 《ネタバレ》 
電話のやり取りだけのサスペンス。 「フォーンブース」もこんな感じだったか・・  中盤のどんでん返しに観ている側も一気にどん底に堕ちる。 あぁ、現代の映画だなぁと突き落とされる。  ラストの救いにホッとさせられる。 短いながら、秀作!
[DVD(字幕)] 8点(2019-11-07 01:44:17)
8.  北のカナリアたち 《ネタバレ》 
阪本監督、リスペクトしてます~(泣)  吉永小百合も良かったですし、松田龍平の抑えた演技が良かった。  最後の教室の場面は感涙しますし、石橋蓮司の小粋なとこもいい。  や・は・り、阪本監督は凄い!
[DVD(邦画)] 8点(2019-07-27 23:15:27)
9.  君の名は。(2016) 《ネタバレ》 
面白かった。二人はどうなるんだろうと前のめりで見てしまった。中年のおっさんだけど、ラストの二人の若者の出会いには拍手喝采。幸せな気分になれたアニメ映画だった。男女が入れ替わるのは、大林監督の「転校生」が有名。でも、この二人が時空を超えて、東日本を思わせるような災害から、愛する人を守るために行動していく展開は新鮮だった。「ある日どこかで」「転校生」「バックトゥザフューチャー」をミックスしたような展開。しかもそれが愛する人のため、という日本が舞台なのも面白く感じられた要因の一つだと思う。アメリカでリメイクされるようだけど、この映画の感動を損ないたくないので、多分観ないと思う。日本アニメの力量を強く感じた。アニメ現場の過酷さはよく聞くけど、その中でこれだけの作品を仕上げたクリエイターの人たちに脱帽します。あなた方が閉塞した日本の希望と思えました。
[DVD(邦画)] 8点(2017-10-02 07:53:26)
10.  嫌われ松子の一生 《ネタバレ》 
映像はカラフルだったが、内容は昭和もの。演出が弾けているにも関わらず、描いてる人生模様は深刻な内容。こういったギャップから、昭和がもう遠くなってしまったことを描くのに成功している。最後、昭和の「神様」を平成の子どもたちが撲殺するところが、監督の平成の子どもたちへの不信感が見受けられる。これは中島監督の「告白」でもそうだった。平成もどんどん進んでいくうちに、子どもたちも変遷していく。3.11以降の中島監督の平成論を観てみたい。
[ビデオ(邦画)] 8点(2017-08-27 15:29:04)(良:1票)
11.  君が生きた証 《ネタバレ》 
レビュワーの皆さん、ネタバレ投稿でも、途中からの展開の内容については触れませんね。ですから自分も、マナー上触れないことにします。歌を通して、亡くなった息子の気持ちを探るように歌うお父さんの気持ち、自分も考えさせられました。生きているうちに親に孝行せねば!
[DVD(字幕)] 8点(2017-05-21 00:00:10)
12.  キャロル(2015) 《ネタバレ》 
これは美のギリギリの攻防を描いている映画だ。飾り物として妻になった美女のキャロルは、ちょっと問題のありそうな旦那から娘を取り上げられそうになったとき、テレーズと出会う。彼女たちの逢瀬には、欲望などではなく、美を守る同志としての絆を感じた。この現場を旦那は盗聴する。それは興味本位のものではなく、裁判資料としてのものであったとこが、この映画の救いだ。最後、キャロルが美を崩しそうなとき(あるいは死に近づいたとき)、テレーズがまた彼女の前に現れる。そこで映画は終わる。何という切なさ。弱いながらも毅然と品位を保とうと立ってるキャロルに、僕はジーナローランズの「グロリア」を思い出した。グロリアは男の創り出した、男のように強い女性のイメージだったのかもしれない。本当の女性は、キャロルのようにギリギリのところで美しさを投げ出すまいと踏ん張っているのかもしれない。品位を失わず生きる。簡単なようで熾烈な戦いだ。これは美を、文化を、平和を守ることにも通ずるものだと思う。
[DVD(字幕)] 8点(2016-12-25 15:38:44)(良:1票)
13.  祇園の姉妹(1936) 《ネタバレ》 
小津をして「俺に撮れない映画は溝口の「祇園の姉妹」と成瀬の「浮雲」だけだ」と言わせた、その作品を鑑賞した。なるほど、人を舐めたやつは舐められる。当たり前の理屈だ。芸妓を舐めた男どもに囲まれるうちに、段々と男を舐めはじめる山田五十鈴扮するおもちゃ。これも当然だ。しかし物語は、男を舐めるなとおもちゃを痛めつけたところで、おもちゃが芸妓なんて商売なければいいのだと嘆くところで終わる。巨匠溝口のこの作品の落とし前何処は如何なものか。ここでラストではいけないのではないか?これでは男を舐めた、男側が作った映画ということになる。それでは男の面子がたつまい。ここをきちんと料理した作品だったらなぁと思った。が、男を舐める山田五十鈴の演技は、恐ろしいほどの演技だった。ぞ~っとした。なるほど、小津さんにこの迫力は出せるだろうかとしみじみ鑑賞後、思った。
[ビデオ(邦画)] 8点(2016-07-27 00:57:30)(良:1票)
14.  岸辺の旅 《ネタバレ》 
う~ん、実に味わい深い。生きている人間が、死んだ人が死んだという事実を受け入れるのに、これほど時間と精神の彷徨を要するものかと唸ってしまう。真面目な人ほど、そこに時間がかかる。そういうことを、この映画はCGなど使わず、おどろおどろしくもせず、非常に人生賛歌という味わいで、静かな演出で料理してる。深津絵里がまた、この身勝手(だけどチャーミングで魅力的)な男に先逝かれて、ぼうっとしてる女性にはまり役だ。黒沢監督、慧眼ともいえる。お盆に鑑賞するのにいい映画かもしれない。
[DVD(邦画)] 8点(2016-07-09 19:12:51)
15.  きみはいい子 《ネタバレ》 
先生(高良君)の軸が定まらぬ前半の教室の様子は、子どもたちを誰一人正視することができず、観ている我々もただ呆然として、めまいのようだった。ところが先生が無償の愛に気づいてからの後半は、息をのむような名授業を展開する。もう泣けちゃってね。そして教室の隅にいた孤独な生徒を抱きしめたい衝動がラストの疾走につながったのではないか?子どものいない僕には、よく分からないが、そのようにこの映画を捉えた。もう二つのエピソードも印象的だ。孤独なおばあさんと、障害のある子のイーブンな人としての付き合い。虐待を受けてた子が親になり、同じことを自分の子どもに繰り返してた時に、波長のあう隣人との触れあい。全編、言いたいことは一つである。社会が子育てをフォローしている。今までの映画にない展開である。そう、地域社会が少しづつ戻ってきているのかもしれない。この監督の前作(ここでも池脇千鶴!)は、世界の悲鳴ともいえるような作品だった。それがこのようなホッと息のつける作品をつくるようにまでなったのは、監督に何かあったのかな(笑)。僕も抱きしめられてますよ。周りの人に、そして映画と言う「お前は大丈夫だ」と励ましてくれる、素敵な「家族」に・・・。
[DVD(邦画)] 8点(2016-04-08 23:49:14)
16.  魚影の群れ
相米さん得意の長回しの「嘘」のつけない演出。それに応える緒方拳のマグロ釣りの俳優としての凄まじさ。別に普通の映画の演出でも創れるが、ここはそういう演出が骨太な脚本に風格を与える。それに加えて、夏目雅子の清純な存在。文句ない映画です。さらに自分が味があると思ったのが、よその漁港の課長役のレオナルド熊の存在感。荒っぽい漁師の気質がうまくにじみでる配役だったと思います。皆、もう他界されましたが。今は感じる事のできない昭和の空気が懐かしかったです。
[ビデオ(邦画)] 8点(2011-08-09 22:38:20)
17.  木と市長と文化会館/または七つの偶然
言うまでもないことでしょうが、本当にこの監督は女性の魅力をひきだすのが巧いですね。一番、魅力的に思えたのは、教師の娘のゾネちゃんでした。(ロリコンではないです)
[DVD(字幕)] 8点(2010-04-16 02:06:54)
18.  96時間 《ネタバレ》 
「レオン」「キス・オブ・ザ・ドラゴン」あたりの自分の好きなリックベッソン作品でした。それにジェイソンボーンあたりのアクションの切れやテンポのよさ、映画演出における小道具の使い方の進化、「ラブアクチュアリー」のリーアムニーソンの優しいお父さんぶりを加味して創られた、ストレス発散にもってこいの娯楽作品に仕上がってます。能天気な無防備バックパッカーの連中に観せないかんですなぁ。特に女性旅行者!君たちのお父さんは心配しているぞ!娘を持つお父さんは皆、この映画のリーアムニーソンや「ダイハード4」のブルースウイリスみたいに単身助けに行くほど、強くないかもしれんとですぞ!
[DVD(字幕)] 8点(2010-03-24 14:03:07)
19.  君さえいれば/金枝玉葉 《ネタバレ》 
ラブコメはそんなに好きではなかったが、評価が高いので観てみた。これは良かった。何よりアニタ・ユンの魅力がたまらない。ボーイッシュだけど、誰よりも女の子らしい。ドタバタも彼女がやると楽しさがこっちに伝わってくる。本当にいい女性なんだろうな、と思ってしまう。ローズも悪くないけど、どこにでもいそうな女性。この続編も、この監督の作品も一通り観てみたくなった。
[ビデオ(字幕)] 8点(2010-02-18 21:28:41)
20.  帰郷(1971) 《ネタバレ》 
いい映画だった。図書館で借りたビデオだが、それにはこの映画の歴史的背景の説明があり、観る前と見終わった後にこの説明を見るとよく分かる。4人の人物の反革命で敗走する第1部と亡命先での生活を描き、そしてそれぞれの道へと歩んでいく、ちょっと切ない第2部がある。やはり、軍の上層部には強い人物が自然と選ばれるのだろうか?彼らは亡命後もそれぞれのスタイルでたくましく(?)生きていく。彼らに助けられる2人の男女。2人ともひ弱い。こんなんで、大丈夫なの?と思ってしまう。考えてみれば、革命で一つの国ががらりと変わって、できてしまう、とんでもない事がそんなに遠くない昔に起こったのだ。それに巻き込まれた人たちはもみくちゃだ。亡命したからと言って、幸せになるかどうかは分からないのだ。自分がこの状況に遭ったら、どうやって生きていくのか、と考えると怖くなった。映画としては、戦闘シーンの構図もきれいだったし、無駄のないよく出来た映画と思った。
[ビデオ(字幕)] 8点(2008-03-27 21:27:24)
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