1. キング・コング(1933)
リメイク後、20メートルになって復活したコングだが、この作品では5メートルである。確かに派手な都市破壊などは望めないのだが、5メートルと言うリアルに想像できるサイズが現実味をかもし出し、またヒロインとのドラマをスムーズに流していた(何十メートルもあるとコングの視点からヒロインの顔を見分けにくいからね)。人形アニメーションによるコングや島の恐竜の動きは、カチカチしているものの、何か強烈な緊迫感があった気がする。コングを攻撃するのが複葉機と言うのは時代が感じられ、臨場感は頂点に達する。そして、人間を愛したがために人間に殺されるコングに、人間に滅ぼされてゆく生き物たちの姿を見た・・・・・。 10点(2003-05-28 19:03:20)(良:1票) |