1. クリスタル殺人事件
《ネタバレ》 邦題がヘンなのと、エリザベス・テイラーが太ったオバサンでがっくりなのと、ミス・マープルがミスキャスト気味なのと、時折はさまるコメディーセンスがいまひとつなのでこの評価。秘書の女の人、なんで死んじゃう必要あったのかな。誰か教えて下さい。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-10-14 00:14:01) |
2. グロリア(1980)
《ネタバレ》 友人の子とはいえ、わが子でもない坊主を身体を張ってギャングから守り抜くグロリア姉さん。片手で拳銃をぶっ放し、もう片手にはでかいトランクを提げながら走る足元はハイヒール。この胆の据わりよう、粋ないでたち。逃げやすいようにジーンズにスニーカーなんてチョイスしがちな私のような小物にはとても真似できません。世の酸いも甘いもがっつり経験値にあるであろう姉さん。けど、グロリアは、ところどころ台詞にあるものを拾うに、“母親”になりたかったのですよ。カタギに憧れてた面も心のどこかにずっとあったのだね。だから多少小憎らしくても、あの子供への愛情の量の方が勝ったのですね。子供の手を決して振り払ったりしないグロリア。母であり姉であり友人のようなグロリアが死んでしまったと思って子供が向かうのは墓地。こんなとこが伏線になっていたなんて。思わず唸り、そしてラストでノックアウトされた。見事だあ。 [映画館(字幕)] 8点(2013-09-14 00:21:09)(良:1票) |
3. グッドモーニング,ベトナム
ベトナム戦争の一面をこんな風に切り取ることもできるんだあ、と斬新ではありました。実らなかったベトナム人との恋と友情って持って行き方がちとライトノベル風な甘さがあって、後引く感動と呼べるほどの余韻がなかったかな。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2011-12-12 18:21:22) |
4. 黒い瞳
美しくて、哀しい。いいかげんなイタリア男に腹も立たないのはひとえにM・マストロヤンニの愛すべき憎めなさがあってこそ。「君を愛してる。嘘偽り無く心からだ。」この文言に当時ガーン、とやられたものでした。結果嘘になったとしても美しい思い出だけを残してゆく。恋上手。名優マストロヤンニの腕の冴え、鮮烈です。 [映画館(字幕)] 8点(2011-09-21 17:44:09) |
5. グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版
リュック・ベッソンが撮ったイルカ大好きな西洋人のためのファンタジー。ジャン・レノはこの作品はおそらく素なのだろう。ボロが出ず無難にこなしている。ほっ。ジャックはまるでかぐや姫。海のものだから最後は海に還ってしまうのね。でもさあ それなら陸の女に恋するのは掟違反だよ。R・アークエット扮するジョアンナがあまりに不憫で一言物申す。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-09-05 23:44:35) |
6. 偶然の旅行者
原作が大好きなのでどうしても比べてしまうのだけど・・。アン・タイラーの小説は、確かに地味。この話が映画化されると聞いて作者本人が「あんなに何も起こらない話を?」とコメントしたほど。でも面白いんですよ。普通の人への作者の愛があふれてしみじみといい話だなあと思う。原作は。で映画、おそらく監督はまじめな方でしょう。人物も話もきちんとなぞってはいる。けどいかんせん映画として立ち上げるなら行間のかわりにプラスαが必要で、それが無い。しっとり焼き上げるためにはメレンゲを泡立てすぎてもいけない、そんな隠し技が原作にはある。んーたとえがうまく浮かばなくて申し訳ない。 [映画館(字幕)] 6点(2011-09-03 05:22:14)(良:1票) |
7. クラッシャージョウ
リアルタイムで見たときの感想そのままなんですけど・・とても面白かったのです。夢中になりました。人物の動き・表情に至るまで丁寧なつくりが美しいし、お説教臭さの全くない大活劇にわくわくしたもんです。10代で見たからこその印象かな・・でもあの幸せな時間をくれた作品に低い評価はできないな。 [映画館(邦画)] 7点(2011-07-14 11:33:45)(良:3票) |