1. 牯嶺街(クーリンチェ)少年殺人事件(188分版)
「クーリンチェ少年殺人事件」というタイトルから想像してしまうような闇の魅力は感じられませんでした。 ただ映像的には闇のシーンが見事で、闇の中で誰かが待ち伏せしてるけれど暗くて何も見えず、そこからバスケットボールが光の中に出てくるシーンは印象的です。 ずっと期待して、やっと見ることが出来ましたが、ある意味期待通りで期待を超えてはくれませんでした。 いろいろな人の想いが交差していきますが、どの思いも深く描かれているように思えず、その分気楽に見ることができました。 [映画館(字幕)] 7点(2017-09-24 23:42:38) |
2. グッバイ、レーニン!
《ネタバレ》 弟より現実的だけど少しひいた感じの姉はじめ、ニュースキャスター役の同僚、元宇宙飛行士イェーツなど脇役が生きてます。 真実を教えてしまう彼女役のララが全体のムードを和らげています。 最後まで嘘をつきとおすのが良いかはわからないし、嘘だと知って騙され続けるのが良いのかもわからない、でも嘘だと教えてしまったから母親が嘘だと知っていて騙されてるということを隠し通すララの気持ち、とても好きです。 [インターネット(字幕)] 7点(2017-01-08 02:39:39) |
3. 鯨が来た時
《ネタバレ》 浜に打ち上げられた鯨を殺したことで島に呪いがかかり、別に島に住むことになった子供が年をとって、その島に打ち上げられた鯨を助けることで呪いがとけるという寓話です。島民の生活など興味深く見られました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2008-09-21 19:43:22) |
4. クライマーズ・ハイ(2008)
日航機の墜落事故をスクープする地方新聞の記者の話ですが、回想部分と現在部分の混ぜ方がいまひとつなのか緊迫感がありません。日航機事故の話と仕事の話、どちらも中途半端だったので見終った後に残るものがありませんでした。もしかしたら演技がオーバーアクションの俳優が多かったので、逆に醒めた目で見てしまったのかもしれません。螢雪次朗がいい味を出しています。 [試写会(邦画)] 5点(2008-06-12 13:06:50) |
5. クンドゥン
《ネタバレ》 80年代以降のスコセッシで一番好きな作品です。全編を流れるフィリップグラスのミニマル音楽、幻想的な夢と象徴的な曼陀羅の砂絵をところどころに挿入して淡々と流れていくストーリー、僧衣の赤と空と水の青、行きの白、人民服の暗色で描かれる世界観。どれも見事な映像美で酔ってしまいます。随所で語られるダライラマの印象的な言葉に考えさせられながら中国の横暴なチベット侵攻に怒りを感じてしまいます。「敵はやがて無になり、友もやがて無になり、自分も無になる」映画の力を感じました。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2008-02-25 02:57:58) |
6. グッドナイト&グッドラック
《ネタバレ》 ストーリーよりもモノトーンの雰囲気と随所に流れ本人も登場するダイアン・リーブスの歌声に酔ってしまいました。マッカーシズムの時代を描いた映画は少なくないので新鮮味はありませんでしたが、淡々とした感じが好きです。ラストでTVの役割について話す言葉は、そのまま現代のネットに置き換えることが出来るのではないでしょうか?たんに暇つぶしの娯楽としてだらだら時間をすごすことも自由、ネットで感動したり人生が変わったりすることも自由、その人次第です。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2008-02-21 07:02:49) |
7. クラッシュ(2004)
《ネタバレ》 アルトマンの映画を彷彿とさせますがブラックジョークはありませんでした。様々なことに耐えている人ばかりが出てくる映画でした。銃の音におびえる娘に父親が銃弾を通さない透明マントをかけてあげると安心させる話は、逆に娘が銃を恐れなくなり銃の犠牲になってしまうのではと心配になりましたが、それでも、その後のエピソードで泣いてしまいました。この映画はこのシーンにつきます。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-02-24 14:54:41) |
8. クリスティーン
《ネタバレ》 うだつのあがらない男性の復讐話なので「キャリー」の男性版を期待していたのですが、キャリーと違って主人公に微塵もいじらしさが感じられず、なんでもドラえもんに助けてもらっているのび太みたいでがっかりでした。ただ車が生きているように映像化されていたのところは、さすがジョン・カーペンター監督。そこだけは面白かったです。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2007-01-22 03:36:03) |
9. グリーン・デスティニー
《ネタバレ》 ワイヤーの多用で一歩間違えば安っぽい映画で終わってしまうところをアン・リーが見事な娯楽作に仕上げました。チョウ・ユンファとミシェル・ヨーのお互いに惹かれながら自分を押さえているカップルの色っぽさは手を触れるだけで伝わってくるものがありました。チャン・ツィイーは作品のせいもありますが「初恋のきた道」より数段見ryくてきでした。チャン・チェンも「ブエノスアイレス」のシャイな役とはうってかわって豪快で良かったです。一番かっこよかったのはチェン・ペイペイの碧眼狐。おばさんパワーすごい。ほれぼれとしてしまいました。 [DVD(字幕)] 7点(2007-01-17 20:47:37) |
10. クィンテット/極寒の未来都市・死のゲーム
《ネタバレ》 近未来、地上は氷河におおわれて人類は死へのカウントダウンを迎えていた。アザラシ猟をしながら生活をしていたポールニューマンは、生き残った人々が集まっている町に来たのだが、そこは雑人ゲーム「クインテット」に生きがいを見いだす人たちが暮らす町だった・・。こんな感じのストーリーですが、わけがわからなかったです。復讐のためにポールニューマンも殺人ゲームに参加するのですが、ロバート・アルトマンというよりロバート・ワイズ向きの題材のような気がしました。期待していた分、がっかりでした。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2006-11-28 04:15:50) |
11. くまのプーさん 完全保存版
ディズニーの中ではストーリーも絵も原作にかなり忠実に描いている作品。原作の乾いた感じはもともと子供にはわかりにくいのですが、ディズニーはうまくかわいらしくアレンジしています。 絵本から顔をのぞかせるキャラクター、原作にあった歌の数々、どれものどかで楽しいです。ただ原作にないキャラクターがでてくると、いかにもディズニー的で醒めてしまいますが、面白かったです。クリストファー・ロビンの「プーのおばかさん」と言うときの、優しい声は10点ものです。 [CS・衛星(吹替)] 7点(2006-01-21 05:54:19) |
12. クリスチーナの館
ストーリーが穴だらけなのは、恐怖映画にありがちだけれど、ここで怖がらせようとしているんだろうんあと思いながら見ていました。まるで怖くなかった。この手の映画はチープな風俗も楽しめるはずなのに、それもない。映画を見ながら最後まで見ないと映画に対して失礼だろうな、と言い聞かせていました。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2006-01-03 15:01:46) |
13. 靴に恋して
《ネタバレ》 勤めている店の商品を盗み続けて首になった女性、淋しさから万引をする高級官僚の妻、知的障害の娘を育てながら娼舘を切り盛りする母、結婚した夫がすぐに死んで夫の連れ子を育てる女性。他にも問題だらけの淋しい女性たちがたくさん出てきます。自分勝手に自己憐憫におちいっている登場人物の出てくる映画は、見ていてむかつくだけなのですが、他の人のことも思いやりながらも孤独を抱えて人生を切り開いている人たちばかりなので、気がつくと優しい気持ちになっています。アルトマンの映画からコミカルさ省いた群像劇です。マドリッドの街の風景、ラストのリスボンの風景も魅力的でスペインへ旅行したくなってきました。ラストのモノローグは鳥肌がたつくらい好きです。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2006-01-02 18:33:25) |
14. グッドフェローズ
ジョー・ぺシを見ているだけで楽しかったです。男たちの絆と家族の絆、いろいろなしがらみがストーリーにからんできますが、ふ~んという感じで見ていました。権力を振りかざす登場人物がストーリーの中心になる映画は見終った後にあまり良い気分がしないです。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-01-02 01:47:39) |
15. グリニッチ・ビレッジの青春
都会の未来を夢見る若者群造劇。それぞれの登場人物が生き行きしていて見入ってしまいました。狂言自殺をする人、女たらし、などなどステレオタイプの登場人物たちが楽しかったけど、一番面白く感じたのは主人公の両親。街の様子を見ているだけども時代が感じられて楽しめました。 [地上波(字幕)] 6点(2005-12-27 14:41:59) |
16. クイルズ
内容を知らずに見始めたのですがグイグイ引き込まれていきました。中世の精神病院の雰囲気や拷問道具などが不思議な魅力になっています。後味が悪くなりそうと思いながら見終ったのですが、意外とそうでもなかったのは、きっと一番不幸なのはサドと対立する病院長役のマイケル・ケインだろうなと思ったからかも知れない。それにしても映画の題名を「クイルズ」のままにしないで何か気のきいた日本語題を付ければ良かったのに。 7点(2003-09-15 03:10:16) |
17. グローイング・アップ
音楽の使い方がとても良くて、すんなりと時代にとけ込んでしまいました。 6点(2003-09-12 23:13:56) |
18. グーニーズ
シンディー・ローパーが全盛期にテーマを歌っていて、PVもグーニーズのシーンだったので楽しみにしてみた映画です。予想に違わず楽しかったです。細かい部分は憶えていないけど、見た後にとてもいい気分だったのを憶えています。こういう映画はもう一度観ては行けないのかなと思ってそれ以降は見ていないです。 7点(2003-08-16 18:32:48) |
19. 紅の豚
やはり、なんで豚?たぬきや狐じゃだめなのか?豚にすることなかったんじゃないのかな。でなければ他の登場人物を全部豚にするとか・・・。マペットのミス・ピギーくらい魅力的なら豚でもいいけど、ぜんぜん魅力を感じなかった。年取りすぎたのかな。 3点(2003-08-04 08:25:31) |
20. グッバイガール
男好きでだらしない母親としっかりした子供。アメリカの映画にありがちで大好きなパターンです。マーシャ・メイスンも良かったけど、生意気なクイン・カミングスもいい味を出してます。うるさいと思っていたギターの音がやさしく聞こえるシーン、パスタの束を道にばら撒いて泣きじゃくるシーンなど印象的なシーンがたくさん出てきます。デビッド・ゲイツのやさしすぎる主題歌もぴったり。さりげなくしゃれた会話はさすがニール・サイモンです。 9点(2003-08-04 07:06:14) |