1. 桑の葉
この映画の上映がなかったら、今日の日本での韓国映画ブームはなかったかも知れない作品。原作は岩波文庫「朝鮮短編小説選」にあるが、 映画はそれを超えたと思う。欠点は上映以後暫時「韓国映画イコール、コーリアン・エロス」の固定観念を与えてしまったこと(笑)。今思えば内容は確かに安物メロドラマの域を出ないが、広島ステーションシネマ(当時)で見た時はとても新鮮だった。シリーズ3作中これが一番で2が悲惨。中間の3も含めて日本人には痛いところもある(映画独自の設定)。いい映画ばかり見ないで時にはこういう映画も見ておいた方が良いように思う。 7点(2003-04-28 21:13:30) |