1. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!栄光のヤキニクロード
《ネタバレ》 悪くない。前半から中盤にかけてはかなり笑えたが、後半だれたのがいたかった。エンディングロールは良かった。やり方は違えど、クレしん映画の根底にあるものは変わらないなぁと観ながら思った。でももっとギャグに走っても良かったかな。 6点(2004-03-27 21:00:27) |
2. クレイマー、クレイマー
《ネタバレ》 法廷のシーンの殺伐とした感じが印象的だった。そしてエレベーター。閉まって、下がっていってしまえば追い掛けていくことなどできない、そういう非情さが夫婦のすれ違いや法というものにも共通すると思った。この映画、ハッピーエンドなのだろうか。ハッピーと言うにはあまりにも切ないエンドロールの曲。そして、父からも母からも愛されてはいるが、その狭間で引き裂かれそうになる子どもにとっては、どうしようもない悲劇のように思える。所々の長回しやラストの、沈んでいくようなフェードアウトも心に残った。 9点(2004-01-31 06:39:43) |
3. クラッシュ(2003)
《ネタバレ》 レース中事故に遭い、全身に大火傷を負ったレーサー太田哲也を追ったドキュメンタリー。凄まじい事故の後の壮絶なリハビリを経て……というと苦労話のようだが、主題はむしろ彼と家族との愛情に置かれる。入院中の彼のために録音した励ましのテープや、献身的な介護の様子は感動的。愛に支えられた強さ、そして最後はほのぼのして、良かった。ゆったりとしたテンポで進んでいくのもいい。 9点(2004-01-12 20:38:42) |
4. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲
《ネタバレ》 最近の邦画の中では、実写を含めてもかなりレベルの高い作品。込められたさわやかなメッセージがいい。ひろしの回想シーンのあとのやりとりがいい。あのしんのすけを抱きしめるシーンは「たかがアニメ」と言って終われるものではなかった。「家族のいる幸せをわけてやりたい」の台詞など、ひろしが隠れた主役、という感じ。ひろしファンには嬉しい。エンディングは小林幸子じゃなくて拓郎だったらもっと良かった。 追記:皆さんのレビューを見ていて泣けてきてしまう不思議。1回見ると涙腺を開けるスイッチみたいになる作品(笑) 9点(2003-11-07 06:26:11) |
5. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
《ネタバレ》 監督が「クレしん」というカンヴァスの上で自由に作品を作っている感じ。ところどころに散見されるこだわりもいい。5歳児の目に映る戦国時代の合戦というのはあまりにむごいものがある。とどめに井尻又兵衛の暗殺。「殺し」の多いアニメに過剰に反応する大人がいるが、こういうものは積極的に観せるべきだと思う。未来の日本はいい国になっている、という廉の台詞がいい。それから、映画のひろしはかっこ良すぎる。最高です。 9点(2003-11-07 06:13:49)(良:1票) |