1. 9時から5時まで
猛女全盛期ジェーン・フォンダ大暴れを想像したのですが、女性三位一体で出しゃばりすぎず良い感じだったのが意外です。パワハラ・セクハラ、モラルも能力もカケラもないド腐れカス上司を演じるお目当てダブニー・コールマン。陰湿さと幼稚っぽい塩梅が絶妙の演技に「役者やねぇ」感心。会長を前にしたヘタレっぷりがザマミロというかカワイソウというか。無理筋があるにはあるものの、後味爽快なカラリとしたコメディに大いに楽しませて貰えた作品です。 [DVD(字幕)] 7点(2023-02-14 01:35:14)(良:1票) |
2. グッドモーニング,ベトナム
戦闘シーンの無いベトナム戦争映画。唐突感・違和感あった爆破テロですが、米軍の情報操作(何時の時代、何処の国でも行われている事を実感)とベトナムに対する正義の押しつけ上から目線を浮かび上がらせる不可欠なシーンだったところに脚本の見事さを感じます。スタンダップコメディアン出身ロビン・ウィリアムズ本領発揮のマシンガントークとトラックの兵士を見送る「絶対生きて帰って来いよ」との思いが滲む眼差し、共に忘れ難い名演です。フォレスト・ウィテカーも安定の名脇役振り。良作です。 [DVD(字幕)] 7点(2020-07-14 16:43:07) |
3. クリスマス・キャロル(1984)
初見、原作未読。この歳で感じた物語の言わんとするところは、さもありなんといったところ。ジョージ・C・スコットはドンピシャのキャスティング。他作未見だけれど、彼以上に演じきれる者はいないのではないかと思われる絶品ぶりでした。 [DVD(字幕)] 7点(2018-09-08 22:47:08) |
4. 蜘蛛女のキス
他の房は大人数なのに何故彼等は二人だけで広々と過ごしているのだろう。この疑問が解ける前と後で鑑賞の集中度がガラリと変わりました。しかし、期待には程遠い展開と結末で、男同士の惹かれ合いにこちらが惹かれるものはありませんでした。 [DVD(字幕)] 4点(2014-07-12 00:06:45) |
5. グロリア(1980)
溢れる男気(?)の中にザラついた胸中が透けて見えるグロリアが同じようにザラついた街並に映えており、期待通りのジーナ・ローランズでした。しかし、他のキャラクター、展開、結末、音楽に観るべき点がなく、NY下町ルポルタージュ番組ならともかく映画作品としては期待外れの粗悪品でした。敬愛する彼女にプラス3点としました。 [DVD(字幕)] 4点(2009-09-05 22:53:58) |
6. クルージング
ゲイの皆さんが集う酒場のシーンは、「人生いろいろ」と感じました。何度観てもラストが理解できません。 3点(2004-09-01 00:56:05) |