1. グレムリン
《ネタバレ》 好きだなあ、こういう分かりやすい映画。 小さなモグワイが怖いエイリアンになって襲ってくると思ったら、意外とやんちゃで遊び心満載なグレムリンになってて面白い。 しかし恐怖から一瞬にして惨殺してしまう母親とか、怖いくらいのブラックユーモアが随所に効いているもんだから、たまらない。 後半は一種のパニック映画のようにもなるが、短い時間でサクッと収束してくれるあたりも昔の映画の良さだよなあ。 [地上波(吹替)] 7点(2022-12-18 21:47:37)(良:1票) |
2. グリーンブック
《ネタバレ》 全体的に分かりやすく、後味よくまとまっているのは評価できる。 品格を重んじる黒人と、粗野だが根は見どころのあるイタリア系白人のコンビで、ラストに向けてお互いの距離を縮めていくという王道ストーリーは多くの人を魅了するだろう。1962年という60年前のアメリカ南部の状況がいかに黒人にとって生活するのに困難であったかという状況も、日本に住むものとしては新鮮に映った。 ただし、やはり白人側から見たご都合主義という批判も多いようで、いかに事実に基づいたストーリーだといっても実際のドキュメンタリーはもっと地味でかつ目に見えにくい差別もたくさんあったんだろう。ユーモアや盛り上がりも手放しでは褒められない。 しかし、ラストの終わり方は秀逸。いろいろなわだかまりが解けていって、ハッピーになる締めくくりかたは好き。 それと音楽ロードムービーものでありながらセリフが多いので、吹替推奨。主人公二人の声がイケメンに変わりすぎてて戸惑うけど笑 [地上波(吹替)] 6点(2022-06-23 06:57:27)(良:1票) |
3. グリーン・カード
《ネタバレ》 ふだんは冒頭のうるさいドラムシーンで観る気をなくしてしまうのだが、いちばん好きな映画「恋はデジャヴ」のヒロインAndyが出てるので見てみた。前者ではとても魅力的な理想の女性であるのに対して、この映画ではなかなか等身大のイヤな女性を演じていて、すこし安心した。フィルの名前が出てくるところとか、この作品をどこまで意識していたのかは分からないけど。 ストーリーはいささか凡庸で、ラストの展開が強引で唐突な印象を受ける。よりを戻していたとしても、この二人では衝突が絶えない家庭になるだろう。 特筆すべきは、温室や公園などの緑が多用されていること、フランス男の繊細な内面がうまく描かれているところで、雰囲気は悪くない。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2020-10-14 09:43:15) |
4. グラン・トリノ
ファンタジー娯楽映画が好きな私としては、あまりに重いテーマでなおかつ現実的な題材は好きじゃないんだが、いまのアメリカの現実をみているとこういう映画も評価せざるを得ない。 見終わって感動したとか、かっこいいとかそんな感情はなく、ただいろいろ考えさせられた。自分の立場としてならどう考えるだろうかと。なんせ、最初っから俗物でゲスな人間が続出するのである。しかもリアルな描かれ方で。 決して上映時間が短くないこの映画で惹きつけられるのは、登場人物の描き方とセリフの秀逸さのせいだろう。偏屈なりの老獪なジョークでやり込めたかと思えば、若い神父がビールを飲むシーンは印象的だ。 マイノリティーであるモン族の描かれ方は、目を合わせないとか日本人と共通するものを感じた。アジア人にとっては主人公との友情はまた一味違ったものに感じられると思う。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2020-07-29 22:14:16) |
5. グラン・ブルー/グレート・ブルー完全版
《ネタバレ》 ん〜何だ、この映画は!? ラブロマンスでもコメディーでもホラーでもない。 ジャックとエンゾの友情物語というわけでもない。 高い精神性と素晴らしい映像美、イルカとの触れ合いが魅力的な一方で、 なんだこのシーンは??と思うところがたくさんあった。 個人的に長い映画は苦手だし。 ジャンレノのキャラクターがすごく魅力的に思えるのは確かだけれど、 主人公じゃないから扱いがひどいし、史実じゃない。 実際にダイビングのドキュメンタリーを見返してきたので、粗が目立つ。 冒頭の少年の泣き叫ぶシーンと、ヒロインの泣き叫ぶシーンにはホラー色を感じた。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2019-04-10 21:56:25) |
6. クレイマー、クレイマー
《ネタバレ》 期待して観たのがいけなかったのか、最後「えっ?終わり?」という印象。 主人公は男前だけど頑固なところがあっていつまでも感情をコントロールできないし、母親も精神的な弱さを克服できていない。 リアルといえばそうだけど、すっきりしない。 結局子供にしわ寄せが行くわけだけど、両親が一緒になってハッピーエンドって訳でもない。 ドキュメンタリーじゃないんだから、ポジティブな気分にさせる作りにしてよと言いたくもなる。 法廷シーンは弁護人が有能すぎてど迫力!なのでこれだけでもみる価値はあるけど、とても名作とは思えなかった。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2018-07-24 21:13:43) |
7. 雲のむこう、約束の場所
《ネタバレ》 ほとんど内容が分からずちんぷんかんぷんでした。 「君の名は」や「言の葉の庭」の雰囲気が好きで、でもさすがにここまで消化不良なアニメも珍しい。 「ほしのこえ」のように、最後にカタルシスがあるわけでもなく。 吉岡秀隆のすぐムキになる声もマイナスに作用しているように感じました。 新海誠作品が気に入ってこの映画をみることは、期待せずに見ることをおすすめします。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2018-06-18 19:04:55) |
8. グロリア(1980)
自分は見終わった後、笑顔になれたりほっとできる映画が好きなので、むやみに銃を使うって殺すなど殺伐とした雰囲気は自分の好みのジャンルではないのだが、この映画の完成度の高さに7点!グロリアとフィルの必死の逃走劇は、もはや映画のなかでの演技を超えてドキュメンタリーとして観客の胸に迫ってくる迫力がある。昔の危険な雰囲気が支配するNYの様子を克明に描いているところがほかの映画と一線を画している。何ともハードボイルドな作品だ。 [ビデオ(字幕)] 7点(2010-02-27 22:51:14)(良:1票) |
9. 蜘蛛巣城
《ネタバレ》 物の怪の妖しい雰囲気、鷲津や浅茅をはじめとする主人公の葛藤、畏れ、欲望、狂気など人間の本質がよく出ていました。 手を洗うシーンの異様さや矢が刺さるシーンの迫力、森が動く大胆な発想など傑作と呼ぶにふさわしい作品でした。 欲を言えば、ほかの人も指摘されているように邦画にも字幕をつけてほしいです。ヘッドフォンをしていても台詞が聞き取れません。 (2020年3月再見。海外の古典的名作を題材にしており、ストーリー性は見ごたえ充分。とくに序盤の物の怪の異様さは傑作。 ただし馬が行ったり来たりするなど昔の映画にありがちな冗長さがかなりあり、早回しで見たくなってしまう。 BSでも邦画は字幕がついているので分かりやすく、DVD等でも字幕つきでの鑑賞をおすすめする。) [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-09-05 14:12:52) |
10. クイール
普通です。特別犬が可愛らしいというわけではなく、盲導犬としてのドラマが見所の映画。人間ドラマが全然ないとは思いません。静かなエピソードの中に好感を持てる物語が垣間見られます。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2006-04-16 11:02:31) |
11. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
脚本が秀逸でセリフに引き込まれる。過去のトラウマから心を閉ざしてしてしまった青年ウィル(マット・デイモン)を癒す精神分析医ショーン(ロビン・ウィリアムズ)の、本物の心のやりとりが最大の見どころ。ベン・アフレック演じる友人からの励ましもアクセントが効いていていいね。 決してエンタメ作品ではないのでスカッとするわけではないが、じわじわ来る良作。さすがアカデミー賞脚本賞作品。 [ビデオ(吹替)] 7点(2006-04-06 09:48:39) |
12. クール・ランニング
レゲエのリズムに乗って、明るく楽しくすっきり見られる娯楽作。 トリノオリンピックでもイマイチ注目度が低かったボブスレー。ジャマイカチームが実際に出てきたときには、みんなで応援したことをはっきりと覚えている。 作品時間も短いし、軽い気持ちで見られること請け合い。主人公格の青年の心の成長も描かれている。 ただし、実際のプレー映像も流れてさも実話のように作られているけれど、多くの部分が実際のところとは違うので注意したい。詳細はWikipediaに。あくまで娯楽作品として見るべし。 [ビデオ(吹替)] 7点(2006-03-07 22:06:34) |
13. クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶアッパレ!戦国大合戦
「クレヨンしんちゃん」はテレビで見たことがなく、映画とはいえどんなものかなと期待せずに見ましたが、標準以上の出来でした。見る人のツボを押さえた演出が光っています。ただ、しんちゃんが主役なので、子供向けのアニメの範疇を出ていないと思います。そこが宮崎駿アニメとの最大の違いでしょうか。 [地上波(字幕)] 6点(2005-10-09 19:44:53) |
14. グッバイガール
恋の発育不全である女と冴えない謎男のラブストーリー。残念ながら私は感動できませんでした。後半に期待したのですが、それもロマンティックな演出のディナーが目を引いたぐらいで、最後まで主人公の女性にはいらいらさせられっぱなし。ラストの曲はとてもいいのですが、電話での会話は意味が分かりません。こんな私はまだ大人になりきれていないのでは?と少し心配になりました。 [地上波(字幕)] 5点(2005-04-16 23:33:33) |
15. グリーンマイル
もう少し感動するのかとも思ったが、見終わってもぐっとくるものはなかった。長いし、一度見たら充分という作品。でも、俳優の演技や作品全体の出来から見ても5点は付けるべきだと感じた。勧善懲悪、宗教の匂い、死刑制度等いろいろ議論のあるのは納得。 5点(2004-08-17 09:32:17) |
16. Coo/遠い海から来たクー
かなりつまらん。いわゆる癒し系かと思って見たのが間違いの元だった。中身は、どうでもいいようなシリアスな展開ばかり。原作を読んでいないので、題材自体がダメなのかよく分からないが、この映画はたぶんもう二度と見ないだろう。 3点(2004-07-21 16:18:25) |
17. グーニーズ
懐かしいね~、これ。大人になってから久々に見たけど、十分面白かった。もちろん、子供向けのドタバタで、子供版インディージョーンズともいえるが、スピルバーグならではの、観客を楽しませる演出が光っている。何より、色々な所に笑いを取らせてくれる。三輪車チャリで車に引っ張られていくシーン等々(笑)。こんなに笑った映画も久しぶり。男の子の夢である、冒険・友情・勇気・怪物・海賊・金銀財宝がたっぷり。ゲームにもはまりました。 7点(2004-03-11 10:10:48) |
18. クリフハンガー
アクションものとしてはよく頑張っていると思うが、残酷なシーンが多すぎる。たとえ映画の中でも、安易に人を殺すことには賛成できない。一度見たらもう充分、二度や三度と見たいとは思わない。最後に一言。「金の為に死ぬのは真っ平」だ。 4点(2004-02-29 16:36:09) |
19. クジラの島の少女
ニュージーランドの綺麗な風景やクジラの迫力、少女達の素晴らしい演技など随所に見所はあるが、話に膨らみがない。これで終わり?という感じ。結局、この少女にとってこれから先果たして救いはあるのだろうか?少なくとも、見終わった後にすがすがしい気分になれる映画ではない。期待してみた分、平凡な内容に少々がっかり。 6点(2004-01-04 13:26:33) |
20. グリーン・デスティニー
かなり微妙。前半は画面が暗くて何がなんだかまったくわからず、点数のつけようがない。ストーリーも全体を通してほとんどみえてこない上、最後も意味がわからなかった。チャン・ツィイーが男を薙ぎ倒してビしっと決めるシーンや風景には9点あげられるだけに非常に残念。最初の1時間は早送りで、途中から美味しいとこだけ見るのがよいかも。 3点(2003-12-24 09:49:42)(良:1票) |