1. 朽ちないサクラ
《ネタバレ》 安田顕が登場しただけで、その人物に何か裏があることが容易に想像できてしまうのは、ミステリーとして残念。 また、事務職の彼女(森口)が警察組織の闇に果敢に立ち向かう姿に・・・うーん、心震えないなあ。公安に宣戦布告とか、いやいや、急にそこまで強くなる? [映画館(邦画)] 5点(2024-11-04 00:50:43) |
2. Cloud クラウド
《ネタバレ》 ひげが似合わない菅田将暉の演じる転売ヤーの現実的な世界から、嘘っぽい銃撃戦への展開は違和感しかない。 また、登場人物のキャラの薄さと、転売ヤーを標的として集まった奴らの動機の嘘くささも違和感しかない。 ただ、これがこの監督の世界観なのだから、それはそれとして受け入れるしかない。 しかし、最初の工場の男(在庫を抱えて困っていた)は、転売ヤーが売ると高額で完売するほどの需要があるのだから、自分で何とかできたはず。追い詰められているのに、努力が足りないとしか言いようがない。 [映画館(邦画)] 5点(2024-10-19 09:28:22) |
3. クリスタル殺人事件
《ネタバレ》 役者が登場した瞬間に犯人がわかる・・・昔の、往年の有名ミステリー映画のあるあるだな。犯人役を有名俳優がやることで映画に箔が付くし、役者もやりたがる。原作はアガサ・クリスティーなので、誰が犯人なのか?ではなく、誰が犯人を演じるんだろう?が興味のあるところ、それでよいと思っている。 で、感想はと聞かれると、作品としてはそこまで面白くない。トリックが甘い。ミスリードを誘う演出が下手。ミス・マープルの体格が良い(大きい)。犯人が階段の聖母の絵を見てフリーズするシーンが微妙。公衆電話のシーンが分かり難い、等々、ちょっとね。 ちなみに変な邦題の「クリスタル殺人事件」は、当時「なんとなくクリスタル」という小説が流行って映画化された流れがあって、邦題がそうなったと聞いた記憶がある。あくまで私の記憶の中では(思い込みかもしれませんが)ですけど。 [インターネット(字幕)] 5点(2024-09-09 20:42:13) |
4. クワイエット・プレイス DAY 1
《ネタバレ》 突然の大きな音で脅かす手法(回数は減ったけど)は相変わらず。 敵が反応する音の定義が、ご都合主義なのも相変わらず。 主人公が不注意すぎるのも相変わらず…いや、これはお約束。 で、本作品はスモールワールドな展開で、思ったほどスケールがでかくない。 また、各シーンをつなぎ合わせて一本の作品にした感じで、時間の流れ、人物、人間関係がきちんと描かれていない上に、主人公を含む登場人物全員に魅力がまったく無いので、結局は誰にも感情移入できないまま終わった。 いや、猫が唯一存在感を示し、とてもいい演技をしていたなあ。すごい猫だ。 それにしてもシリーズで最も退屈な作品で、途中気絶するかと何度か思った。。。 [映画館(字幕)] 4点(2024-06-28 19:15:08) |
5. 首(2023)
《ネタバレ》 構想30年(長い)。 歴史ドラマの背景に男色を出すのは大島渚監督の影響あり? 本能寺の変は男色による男の嫉妬が原因で、壮大な痴話げんかの結果であったという流れなら、それはそれでフィクションとしてありだと思うが、結局は単に跡目争いの果て(パワハラ受けても我慢していたのに、俺じゃないんかい!)というのはいかにもで、あらあらでした。 光秀も秀吉のあんな口車に簡単に乗っかってしまうとはあまりにもお粗末(な脚本)。コントか! 劇中のたけしとその仲間たちによる寒いギャグ(グタグタ感のあるアドリブ)もただのTV的な悪ふざけでしかなく面白くもない。 そもそも本編が始まって早々に信長が「村重には役不足だから・・・」と言ったけど、それを言うなら「力不足」でしょ。誰も台本チェックしないの?誰もたけしにモノが言えないの?と、そこが気になって仕方なかった。ちょっとがっかりでした。 ただ、ラストの締め方(オチ)はさすがでした。 [映画館(邦画)] 4点(2023-11-27 23:14:47) |
6. 喰らう家
《ネタバレ》 冒頭からしばらく、あまりにも退屈な話がだらだらと続くので見るのをやめようかと思ったら、近所のご夫婦(実は旦那が悪い奴代表)が挨拶にきてから急に話が進み始めた。(やっぱりつかみは大切だ。) しかし、この家の地縛霊的なやつの設定が甘く中途半端であるため、こいつらの地雷が何なのかがまったく分からない。 生贄が欲しいという単純なものでもなさそうだし、我が家に侵入した人間は皆殺しにするでもなさそうだし、積年の恨みで町の住人に復讐するでもなさそうだし。。。 その家に越してきた住人達は殺さないけど、その家から命からがら逃げ出した友人の女の車を追いかけてまで殺すほどに執念深いし(車の後部座席に乗ってた時点でもう地縛霊ではないな・・・)。。。 こんな感じで地縛霊的なやつの設定が曖昧なので、町の住民も自分たちには危害は及ばないと勘違いして暴挙に出てしまう。 それが、30年ごとに生贄を捧げないといけない程ヤバい家とみんな承知しているにもかかわらず、自らの手で住人達を生贄とするために、こぞって家に押しかけるという集団ヒステリー的な別映画の展開になり、逆に自分たちが殺られるという意味不明でおバカな展開が繰り広げられることになる。(越してきた住人達には関わらずに、地縛霊的なやつに全て任せておけばよいものを・・・) 最後は死んだ息子の霊まで登場してしまい・・・もう何でもありだな。 殺された元住人の呪いなのか? 集団ヒステリーなのか? どっち付かずで話が進み、結局よくわからないまま終わるけど、そこそこ面白かったからまあいいか。 [インターネット(字幕)] 6点(2023-08-15 11:30:15) |
7. グッド・ネイバー
《ネタバレ》 ジャケットに「このジジイかなりヤバい」、「ドント・ブリーズに続く不気味老人スリラー」とか書いてあって、おまけにミスリードの予告編にも騙された。そっち系の話かと思っていたら、近所の悪ガキが、最愛の妻を亡くした孤独な老人に悪さした結果自殺に追い込んで、未成年なので重罪に問われなかったという、全然ヤバくないじいちゃんの、全然不気味じゃない老人虐待の救いようのない話だった。 自殺したじいちゃんが気の毒でたまらないが、孤独な人生に別れを告げ、最愛の奥さんのもとにこれで行けると言う喜びを感じてなくなったことを願う。しかしながら、裁判官がこの州ではその意図はなくても重大な過失は重罪になると言っておきながら、未成年ということで刑を軽くしたことには納得できない。 [DVD(字幕)] 6点(2019-10-13 16:14:20) |
8. グラスハウス
《ネタバレ》 サスペンス映画ですが、ハラハラドキドキすることもなく、最後までのんびりと観ることができる。これはサスペンス映画としては致命的。。。 養父となったテリーが細工した車を車庫から出して、リビングで酒に酔って寝たふりするくだりは三流小説なみでちょっと呆れましたが、まあ最後は落ち着くところに落ち着いた感じで可もなく不可もなくというところ。でも最後のあの崖から転落する大事故にもかかわらず、拘束されていたテリーの方が生きているのには物凄く無理がある。まあ、彼女自らの手で両親の復讐をすることがこの物語のやりたかった事なのだからそうなるんでしょうけどね。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2019-10-13 15:15:49) |
9. クワイエット・プレイス
《ネタバレ》 音を出したら即死(誰も即死してませんけど?)という世界で妊娠するってどうなんでしょう。あまりにも危機感がない両親の行為は、あの家族の日頃の行動からして信じられないが、生欲より性欲がまさった結果なんでしょうね。(バカ夫婦) 結局は妊娠したことが「何か」に襲われる事態を招き、母親が「子どもの命を守るのは親の役目よ」と父親に言うが、「えっ、妊娠したお前が言うなよ。」とツッコんでしまう。 また、この母親が地下からの階段を上がるとき、釘に引っかかった洗濯袋を無理に引っ張って(おいおい音は大丈夫なのか・・・)、その結果ピカピカの真新しい長い釘が真上を向くところは特にひどい演出。(長さと角度は許すから、せめて錆びた釘にしたら。。。) それに、父親が小さな音だったら大丈夫と子どもに言うが、どのくらいの音までが小さくて、どのくらいからがダメなのか?父親が殺されるときは、特にこれまで以上に大きな音を出していなかったと思うが「何か」に待ち伏せされていたし。。。音を出したらいけないという縛りを設けるのであれば、その設定を場面場面で都合よく緩めるのではなく、終始厳しく縛らないと観ている側の緊張感がなくなる。 兎に角設定がとても甘く都合がよすぎる。ショットガンで殺せる「何か」に人類の大半が殺されて、人類滅亡の危機にあるって風呂敷広げ過ぎ。そのうえ、この映画は全編を通して音が少ない映画なので、突然大きな音を出して観客を驚かす手法を頻繁に使っていて少々鬱陶しい。この映画は世界中でヒットしているとのことだが本当だろうか??? [映画館(字幕)] 5点(2018-09-30 15:07:12)(良:1票) |
10. 紅の豚
監督が自分の趣味で作った作品であり、自己満足の領域を超えていない。ブタと飛行機さえあれば他はどうでもよかったのでしょう。そのため、登場人物の誰にも共感できない。残念ながらまた観たいとは思わない宮崎監督作品の一つです。ただ、ジブリには珍しく声優さんの選択はOKでした。 [映画館(邦画)] 3点(2013-08-13 01:30:50) |
11. クローバーフィールド/HAKAISHA
《ネタバレ》 具合悪い。。。ビデオカメラの撮影映像を見せられることで、当事者(撮影者)と同化し、それにより得られる効果は確かに幾つかあった。モンスターの造形もなかなかよかった。しかし、1時間以上もあのブレブレの画面を見せられるのは苦痛を通り越して最後には怒りに変わり、手ぶれしすぎや!ドアホウ!!と撮影者に思わず毒づいてしまう。実験的作品ていうけど何の実験?アトラクションムービーていうけど1時間以上も同じアトラクションに参加しないから普通。 [映画館(字幕)] 4点(2008-05-01 22:31:30) |
12. クリフハンガー
面白いんだけど、あまり寒さを感じない映画である。これは、スタローンの自分探し映画の一つであるが、続編が作られない彼のキャラはきっと失敗作?なんだろうなぁ。尚、私の身内の間では、随分昔の某ボキャブラ番組の影響で「栗ご飯が~」というタイトルで認知されている。 [映画館(字幕)] 6点(2007-12-23 02:19:19) |
13. クライモリ(2003)
《ネタバレ》 怖くない!悪魔のいけにえや13日の金曜日の世界をパクリつつ、それらを凌駕する新キャラを誕生させたかったのだろうが、あきれるほど化け物キャラに魅力がない。スプラッター度もいまいちだし、エロもない。この監督は、ホラー映画には向かないですね。あっさりした、お茶漬けホラー。でも、おかわりはいらない。 [DVD(字幕)] 4点(2005-11-23 17:13:37) |