1. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
数学少年は多いがその中で数学を糧にして生活していける者は ごくわずかだ。しかし数学者になれなかった者は幸いである。 数学者でないものになれたのだから。 フェルマー予想のワイルズが数学者のあるべき姿である。数学 者は俗世にまみれていないが数学界にまみれている。ポアンカ レ予想のペレルマンは数学少年の憧れであるが数学者には後ろ めたさを感じさせた。 数学者を主人公とする映画は幾つかある。 「ビューティフルライフ」「グッド・ウィル・ハンティング」 「博士の愛した数式」 その中で「グッド・ウィル・ハンティング」のみが数学者を描 いている。「グッド・ウィル・ハンティング」の彼は才能を浪 費する世界から旅立ったのか?エスタブリッシュメントの世界 にまみれるために。ペレルマンが戻っていった世界から。 やはり前半がいい。「冒険者たち」のように。数学少年があこ がれる物語だがサクセスストーリにする必要はないだろう。make a difference をしたというのならよいのだが。7点。(親父の評価) 親父・・・言っている事がわかんないぞ!(俺の評価)←評価じゃないだろ [ビデオ(字幕)] 7点(2007-09-14 23:47:14)(笑:2票) |