1. クイール
クイールの演出演技がとても良くて、小林薫の芸達者椎名桔平の清々しさで十分感動できる。脚本自体はべたなんで特筆することはないけど、とにかく犬に思い入れをする作品。 [地上波(邦画)] 6点(2020-08-11 20:49:02) |
2. クラウド アトラス
《ネタバレ》 オチがあるわけではなく感じ入る作品。バベルは地理的に平行させたけど、時系列でそれぞれのシチュエーションを堪能する。それぞれのエピソードも単作品としてでも面白くできている。なんの基礎知識無しに最初見始めた時なにがなんだかわからなくなり、wikiで内容調べてキャスティングもチェックして改めて鑑賞開始。そうでもしないと混乱は必至。個人的にはソンミ編が面白かったかな。内容よりは、演者の演技に気が行く。個々のエピソードに明確なつながりや伏線があったらとんでもない作品になっただろうけど高望みか。どことなく手塚治虫の火の鳥を連想したけど、それ思うと火の鳥の凄さを強く思い起こした。 [DVD(字幕)] 7点(2018-07-25 23:11:32) |
3. 海月姫
原作未読。うわ、点数低いなあ。僕にはとても面白かったんだけど。原作も良いんだろうなあ。心の中にちょっぴりでも尼~ずの部分がある人にはとても響くところがある作品に思えた。似た者同士皆で楽しい生活とか、自分を引っ張り上げてくれる太陽のような人、とかいかにもの夢あるストーリー。メインのファッションショー関連の演出にはしょぼさはあったが、核心はそれ以外の部分だから仕方なし。能年ちゃんや菅田君のキラキラした演技が見られる。キャラ設定はまんまあまちゃんだったんだけど、それでも、能年ちゃんはとても可愛いのにそのオーラを消す術というのは天性。こんな素晴らしい演技ができるここぞ旬の能年ちゃんが干されているというのは、芸能史の損失。どうかしてる。脇も安定してる。片瀬那奈は安定のセクシー&コミカル。実はフジテレビが芳根ちゃん主演で月9でドラマ制作するらしいという記事読んだのが鑑賞のきっかけになったのが、能年菅田コンビの強烈な印象に太刀打ちできるか。難関。 [インターネット(邦画)] 7点(2017-11-07 21:59:22) |
4. クライム&ダイヤモンド
おしゃれな作り。残念ながら過去の映画の知識に乏しいので、殺し屋のセリフにニヤリとできなかったのが心残り。どことなくコメディぽさもある。いずれ見直したいなあ。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2017-05-31 16:14:53) |
5. クハナ!
人気作家の秦建日子氏が、製作からお金集めまで街おこしのために一肌脱いだ挑戦作品。当該地域の人たちが自己満足で完結する通常あるようなご当地作品の枠を超えて万人に受ける作品を目指す心意気で製作されている。でも街おこしのしばりがあるのも事実。予算のしばりもある。題材が限られる中で、小学生の音楽ものが選択。ストーリの流れもマンネリ気味で典型的なものだし、観たら当然「スウィングガールズ」が意識されてしまうけど、それよりそこは町おこしとして楽しむ、地元の風景とか地元から選ばれた子役たちの素朴な演技、懐かしさを感じる方言や発音イントネーションも楽しむのが正解。地元の素人子役を巧く演出したのは驚異。あったかい気持ちになれました。この作品の地元桑名の映画館で鑑賞しましたが、普段映画も見ないだろうなあという層も大勢で、そして大喜びで鑑賞されてました。また、ここはスポンサーに配慮したなとかの細かい苦労がしのばれるシーンも。小資金で映画を作り上げる苦労も伝わったのはなかなか大作では気付けないところ。秦監督に感謝!1点加点。 [映画館(邦画)] 7点(2016-09-21 12:18:28) |
6. グッドナイト・ムーン
女性の業母の業を感じました。とりあえず感動させようというあざといくらいの製作意図がわかるので、そのまんまそれに乗っかるのもなと思うので辛めに5点。なら、もうちょっとさりげない巧い設定や演出があってもしかるべきだと思いました。主役3人の演技は申し分なかったです。でもジュリアはキャラ通りではあるもののあんまり得な役どころではなかった気もしました。子役のベンのかわいさはたまらないものがありました。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2013-09-09 15:26:25) |
7. グラン・トリノ
《ネタバレ》 ウォルトはもうクリントイーストウッドの集大成ともいえるキャラでした。そして彼の引退に相応しい彼らしいフィナーレでした。クリントイーストウッドらしいというのがこの作品への評価であり賛辞です。無名の東洋人の姉弟も素晴らしい演技をしてくれました。日本人にとっては街中であまりに簡単に市民に銃をみかけるのはさすがに違和感があったけど、演出上は銃さえ彼らしいということになるんでしょう。 [CS・衛星(字幕)] 9点(2013-09-04 11:21:31) |
8. クリミナル
《ネタバレ》 ネタバレ有り!注意! よく出来てる。だけど、中盤からはきっとあるだろうオチ探しに目が行っちゃって、純粋に楽しむことができなくなっちゃった。哀しい性だ。テンポは良いし、佳作である。ただ、個人的な好みとしては、やられたああというようなネタとか、ちょっぴりクスッとなるような締めが欲しかったかな。何%とかいう展開は欲と弱みみたいな駆け引きは人間の深層の心理に迫って何故か迫力があった。ここから大ネタバレ有り!注意! 騙されている側の人が騙そうとしている人を説教。心理戦使って手玉にとろうとさえしてるのに。オチまで行った時哀しい切なさがある。金でも経験でも買えないものが一つある、人のよさそうな顔さとまで言って教訓垂れて自分がその顔にやられる。とか。最後のリチャードが少年に言う'妹に惚れるなよ'の台詞の伏線に気付けなかった自分に喝。引っかかる台詞だったのに。僕は騙される側のタイプだな。 [DVD(吹替)] 7点(2011-10-14 13:27:57) |
9. グリーン・ゾーン
《ネタバレ》 自分で期待値を高めてしまったため、少し肩すかし。戦争物というよりはイラクを舞台にした陰謀物のサスペンス。まんまボーンにストーリーイメージが似ている。 ならもう少しエンターテイメントにふっても良かった気がする。 [DVD(吹替)] 5点(2011-05-02 18:28:22) |
10. クライシス・オブ・アメリカ
そこそこのサスペンス娯楽作品になっているかな。ケネディオズワルド連想した。緊張感があまり感じられなくて弛緩した雰囲気あるのってなぜなんだろう。 メリルは持ち味だした好演だったし、デンゼルの鉄板の軍人上官だし、設定も良さそうだし、やっぱり謎だわ。 [DVD(吹替)] 6点(2010-04-01 19:43:26) |
11. クラッシュ(2004)
哀しみ、鬱屈、理不尽。様々織りなす人生の糸を縺れているかと見せて紡ぎ直す。芸術性が高い。ただそれが私には少し鼻についたかな。いいものを創りましたよ的な。でも抑えた演出とか個々のエピソードには心ひかれるものがあったかな。 見終わってここの皆さんの感想を読むことにより、よりこの映画を感じ入る。この映画は、鑑賞、ここのコメントを読むまでで1セットだな。 [DVD(吹替)] 7点(2010-02-19 08:13:05) |
12. クリムゾン・タイド
面白い!リアル感あって緊張感あるし。なんせジーンハックマンDワシントンのキャラにバッチシ合った熱演。素晴らしいの一言。でも艦長の性格の前振りが効かせ過ぎかGハックマンが傲慢キャラが行き過ぎていたのは少し残念。Dワシントンはこんな役やらせたら天下一品だよねえ。自分的な二人の行動に関する結論は最後の海軍本部の委員長が言ってくれた。誰にでも勧められる万人受けする良作だよね。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2010-01-30 22:02:37)(良:1票) |
13. クレイマー、クレイマー
フジテレビのドラマがパクったことはよく知っていて、それを念頭に初鑑賞。なかなかハートウォーミングでよかった。別れのフレンチトーストの手際良さとコンビプレーはグッとくるものがある。女友だちの法廷の言葉もよかった。どうしてもテッドに肩入れしまった。法廷はちょっとつらめ。ラストはサラッと終わって余韻がある。わかってはいたけど、ビリーのためにもよりを戻してのハッピーエンド祈ったけど、無理か。だからこその現実感のあるドラマになったんだし。せつないよなあ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2009-05-04 16:36:38) |
14. グッド・シェパード
エドワードは大変な仕事を選んでしまったんだなあと。それは伝わってきた。CIAとは何ぞやも伝わってきた。が少し話運びが難解というか不親切。ちょっと長いし。もう少し序盤からグイグイ引き込む演出があったら良かったなと思います。雰囲気は良かったし、再度観ればまた良く理解できて違った味わいになるかもしれないけど、ここは点数は少し辛めに。 [DVD(吹替)] 5点(2008-06-28 14:01:33) |
15. グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち
《ネタバレ》 この作品は個人的に自分の感性のど真ん中直球をついてくれてものすごく好き。ウィルの心の闇、それをちゃんと受け入れてくれる師。周りの人たち教え教えられ、助け助けられ。心が洗われる作品。マットデイモンはまさしく適役。素晴しい。ボーンとか才能はあるが傷がみたいな役は天下一品。ウィルが赤い車贈られてからのくだりはグッとくるものがあった。 [CS・衛星(字幕)] 10点(2008-05-22 20:31:21) |
16. グリーンマイル
《ネタバレ》 最初見たときは感動して傑作だと思ったけど、再度再度観ると結構アラも目立つかな。でもドキュメンタリーであるはずもないし、ファンタジーと思えば細部には目をつぶるべきか。ダンカンの演技は素晴しいし、トムハンスクもやっぱり安定している。原題のグリーンマイルと言う題名、一番最後の場面ののグリーンマイルは長すぎる云々のセリフはとっても重い。心に響きます。とにかくこの映画ではトムハンスクが年老いたラストシーンの5分が私にとってもっとも心揺さぶられるシーンです。 [地上波(吹替)] 8点(2008-05-16 20:21:34)(良:1票) |
17. クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち
《ネタバレ》 1作目はそこそこ面白かったのに、今回の作はまるでダメ作。序盤はそこそこ緊張感もあり、宗教猟奇的な雰囲気だしてたのに、不死身人間でてきてからはボロボロ。解かり辛いストーリーに、何じゃこれの結末。キリストもどきを生かしておいた意味も不明。 せめて財宝の意味合いははっきりさせて欲しかった。アンフェタミンだけはしっかり印象に残りました。 [CS・衛星(吹替)] 3点(2008-05-11 15:24:35) |