1. 空気人形
《ネタバレ》 う~ん、なんというか、夢や希望の少ない映画でした。実にファンタジックで馬鹿馬鹿しい導入部分は、これからどうなるのかな、と期待感を抱かせてもらいました。ただ、後半に入ると全体のトーンが暗過ぎて…、ちょっと見るのがしんどかったです。「まだかな、早く終わらないかな」と120分が長く感じました。人形の目線から現実を見せるのはいいんですが、もうちょっと主人公の人形に優しい現実であってほしかったです。女優さんはよかったです。 [DVD(邦画)] 4点(2010-05-17 18:43:26) |
2. グラン・トリノ
《ネタバレ》 ちょっと都合がいい気がしなくもないけれど、やっぱりあのラストは目頭が熱くなります。主人公がああいうキャラなだけになおさらですね。ただ、主人公がタオのどこをあそこまで気にいったのかが分かりづらかったです。「あの子は頭のいい子だ」とウォルトは言っていましたが、それをもう少し分かりやすく描いてほしかったです。 [DVD(吹替)] 8点(2009-12-06 00:18:24) |
3. 黒猫・白猫
《ネタバレ》 いいですね、このテンション。その真ん中にいるのは、間違いなくダダン。汚物をガチョウで拭くシーンはこの映画のクライマックス。切り株に入ったテントウムシやじゃじゃ馬ヒロインも魅力的でした。見た後に幸せになれる映画! [DVD(字幕)] 9点(2009-01-31 17:34:00) |
4. クワイエットルームにようこそ
《ネタバレ》 思いのほか、重い映画でした。観賞後にも、なにかどんよりとしたものが胸に残ったので、プラス方向にではないにしても、いい映画ではあると思います。それだけに、コメディ部分が余計だと感じました。笑えるものならまだしも、自分の感覚にはあわなかったので、なおさら鬱陶しく感じました。扱っているテーマがテーマなだけに、不謹慎だとも感じました。惜しいです。 [DVD(邦画)] 5点(2009-01-08 11:55:27) |
5. クローバーフィールド/HAKAISHA
《ネタバレ》 アメリカが本気出してパニック映画を撮ったらこうなる、というような作品でした。問題の怪物が現れるまではひどく退屈でしたが、それ以降は退屈することなく見ることが出来ました。これはもう、宣伝を含めた演出の勝利ですね。結論からいえば、ストーリー的にはなんのひねりもないモンスターパニック映画なのですが、それを隠し通した広告の打ち方がまず良かったです。CMも、「なんかわからんけどすごいことが起こってるんだ」と思えましたしね。本編でも、怪物をちょこっとずつ見せていたのが良かったです。チラリズムの応用ですね(笑)最後まで「なんなんだあいつは」と、登場人物と一緒になって驚くことが出来ましたから。ビデオカメラを通した見せ方も、臨場感があって良かったですね。ただ、やっぱり「そこまでしてビデオ撮るか?」というのはちょっと気になってしまいましたね。単なる一般人が、何度殺されかけてもビデオカメラだけは絶対に離さず、ついには殺される瞬間までビデオに収めてしまい、まるで戦場カメラマンばりの使命感を見せてくれました(笑)ただ、映画全体としての出来は良いので、何も考えたくないときに見るには最適でしょう。 [DVD(吹替)] 7点(2008-09-04 23:58:08)(良:1票) |
6. クレヨンしんちゃん 電撃!ブタのヒヅメ大作戦
《ネタバレ》 なんといってもぶりぶりざえもんが最高ですね。しんちゃんがつくった絵本の話もよかったですし、最後のおしりで飛行船を浮き上がらせるシーンなんかは、涙がでるほどでした。普段馬鹿な事ばっかりやってるやつが、ときどき真面目になるのって、ある意味卑怯ですよね(笑)子供たちが砂漠を歩くシーンなんかは、ストーリー的には何の関係もないのですが、自然の雄大さをあらわした、良い意味での無駄シーンだと思います。ボーちゃんの「大丈夫、ここは地球の上」や、筋肉の「命を粗末にする奴は俺がぶっ殺す」など、名言も数多く登場します。こども向けアニメらしい、都合の良いストーリー展開も見られますが、それを補って余りあるおもしろさです。 [DVD(邦画)] 8点(2008-07-23 19:17:11) |