1. 現代性犯罪絶叫篇 理由なき暴行
《ネタバレ》 タイトルからするとその部分だけがクローズアップされそうな気がするのですが、それは全体の中では一部分(むしろ終盤では、美味しそうな展開にホイホイついていったら半美人局みたいな事態に引っかかる、という場面も)。根底に流れるのは、無力感と挫折感、いや挫折ですらない、「何もすることがない」虚無感と不毛感なのです。そもそもこの3人、ほかの交友関係がまったく見当たりません。口でああだこうだ言っていようが、誰からも相手にされていません。しかもそれに自分たち自身が気づいてしまっています。そういう、社会から脱落した「行くところがない」人たちの陽のあたらない虚空を容赦なく具現化したものとして、この作品は今に至る通有性を秘めています。●ただ、二度にわたる覗きのシーン、あれはさすがに無意味に長いような気が・・・。 [DVD(邦画)] 6点(2020-02-24 23:49:52) |
2. けものみち
せっかくいろんな人物を配置していながら、みんな似たような描写しかされていないので、平坦で面白みがない。けものというよりも、単なる小者の群像にしか見えませんよ。 [DVD(邦画)] 3点(2018-11-26 02:00:33) |
3. けんかえれじい
描写しようとしている対象に比べて、肝心の全体の作り方が、突き抜け感がないというか、おとなしいというか、整いすぎているのです。つまり、台本に喧嘩をすると書かれているから喧嘩をしているだけであって、人物そのものに喧嘩の素養なり特性があるように見えません。 [CS・衛星(邦画)] 2点(2018-11-03 19:37:28) |
4. 月曜日のユカ
何がしたかったのかということについては、一応想像できなくはないですが、気怠い会話のやりとりだけを延々と聞かされても・・・。各シーンが制作側に都合良く撮られているだけなので、俳優陣についても魅力的に映りませんでした。 [CS・衛星(邦画)] 3点(2017-10-14 23:31:18) |
5. 刑事マディガン
《ネタバレ》 冒頭のいかにも60's~な雰囲気は、これぞ刑事モノの王道と期待させるに十分だったのですが、その後がいかん。あのマディガンの妻のワガママっぷり(+不倫未遂!!)は、およそ刑事モノの刑事の妻としてあってはならんでしょう。そのくせ最後にいっちょまえに悲しまれても、何じゃそりゃ?と思うだけです。ヘンリー・フォンダのまわりにいろいろごちゃごちゃ起こってくるのも余計。こういうのは、格好良い刑事が、格好良い上司と組んで、格好良い悪役を追いつめればそれでいいんです。ウィドマークは渋味全開で適役だっただけに、さらに残念。 [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-05-09 00:52:30) |
6. 軽蔑(1963)
特にどうということもないやりとりを延々と引っ張っているようにしか感じられませんでした。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2010-08-20 00:03:50) |