1. 刑務所の中
原作のファンとしては、「あの」感覚が映画、それも実写で再現できるとは思っていなかったので、まったく期待はしていなかったのだが、見てみるとけっこうがんばっていた。年齢的に無理があるにも構わず山崎努というキャラクターを使ったのがよかったのだろう、内容に関しては原作に忠実で文句はないのだが、まぁ、花輪氏が刑務所暮らしを楽しめたのは彼がアーティストであって、ある意味、一種のパフォーマンスを自ら演じていたからだろうことは間違いなく、やはり我々凡人には縁のないところであってほしいとは思う、それにしても全編に登場する食事はどれもこのうえなく美味しそうであるのだが。 8点(2004-02-23 00:24:56) |