1. 劇場版ドクターX FINAL
《ネタバレ》 冒頭から「劇場版」らしい雰囲気があり期待が膨らんだところ…若干の中だるみ…そして、予想外の展開。 最近みた作品の中では、ある意味一番サプライズな流れだったのですが、けして良い感覚ではありません。 テレビスペシャルとは一味違うぞ!と気負いすぎたのか、あまりに突拍子もなさすぎました。 ぶっ飛んでいるのが大門未知子の持ち味とはいえ、最後の最後でやりすぎ・・・一周回って頭が混乱するレベルです。 権威に対してギャフンと言わせてきたこれまでの一貫したストーリーとも若干ずれているように感じました。 ただ、これまでのレギュラーキャストをしっかり揃え、「最終回」としては申し分なかったです。 西田敏行さん演じる蛭間院長の出番が予想以上に多く存在感があったこと、伊東四朗さんの登場が印象的でした。 何より長きにわたって活躍の米倉涼子さん・・・惜しまれて終えるには絶妙なタイミングと思えます。 「こりゃ確かに続編はないな…」という見事な完結編でした。 [映画館(邦画)] 5点(2025-01-21 22:15:05) |
2. 劇映画 孤独のグルメ
《ネタバレ》 あの「孤独のグルメ」をどうやって映画にするのか? 正直言って、一番スクリーンから遠いジャンルではなかろうか? そんな不安寄りの微妙な感情で映画館に向かった結果、いい意味で裏切られました。 パリはパリでもグランメゾン・パリじゃなくてもイケてるじゃないですか! 松重さんのスタイルの良さがパリの景観に映えています。 杏さんと並んで歩く姿はまさにオシャレ いつの間にか韓国…のトンデモファンタジーな場面もありましたが、ユ・ジェミョンさんには笑いを堪えるのに必死でしたわ… そのほかの出演者も(グルメだけに)味のある俳優ばかりで、これも松重監督の人徳でしょうか。 "シークレットゲスト"には、登場のシチュエーション含め大満足! 何より、改めて松重さんの食いっぷりが素晴らしい! スクリーン大画面の食事シーンを見ながら自然によだれが2度3度垂れてしまい、暗いからバレずに済んでよかったです。 [映画館(邦画)] 8点(2025-01-18 21:24:58) |
3. ケープ・フィアー
《ネタバレ》 相手の弁護士自体がいけ好かない設定なだけに、精神的にジワジワと追いつめてくる段階では、むしろデ・ニーロに肩入れする自分がいたりしました。 でも、やっぱり勘違いでしたね。船の中での直接攻撃になってからは、もはやただの悪党。 アクションホラーに有るようなベタな展開に成り下がってしまったのはちょっと残念です。 そんな展開だったため、結局はデ・ニーロの狂気だけに尽きる作品でした。 [DVD(字幕)] 7点(2014-04-04 23:35:50) |
4. 現金に体を張れ
《ネタバレ》 スピーディかつスリリングな展開。特に1時間過ぎから急転直下。 ポイントで登場するノー天気キャラが緊張感をさらに増幅させていました。 また、馬の狙撃、殺し合い、そしてラストの現金乱舞と、後半はビジュアル的にもインパクト抜群。 ちょっとした時間軸の工夫もあって、古い映画にない斬新さも感じました。 最後はダラダラせず潔く諦め・・・サスペンスなのに実にスカッとする作品でした。 [DVD(字幕)] 7点(2011-02-09 22:19:09) |
5. 月世界旅行
「50年前にこれほどの映像とは驚き!」「30年前の作品とはいえ今見ても違和感がない」という感想を持つことはあります。 しかし、この作品を観て「100年前の作品とは思えない!」とはお世辞にも思えず、「あ~100年前ですね・・・」としか言えません(^^; それにしても、下に落とせば地球に帰れるという発想に拍手をおくるしかない! 他作品と同じ土俵で評価するべきではないと思うので、真ん中の5点です。 [インターネット(字幕)] 5点(2010-12-07 18:56:16) |
6. ゲーム(1997)
《ネタバレ》 冷徹な主人公が大切なことに気付くというある意味ベタなテーマですが、それなりに楽しめました。 ただ、主人公がこのような仕打ちを受ける必要性がいまいち感じられなかった・・・冒頭でもっと主人公の性格の悪さを強調しておけばよかったと思います。 必要以上におどろおどろしい音楽によってサスペンス仕立てにしていることにも少し違和感。 音楽がなければ、そのままコメディバージョンににもできそうなストーリーなので、ドぎつい作品はちょっと・・・という人でも安心して観られると思います。 最後の一連の見せ方が少しグダグダで、ドンデン返しのインパクトはそれほどありませんでした。 ラストの転落はさすがに仕掛けとしてどうかと思いますが、映画なので許容範囲としましょう。 [DVD(字幕)] 7点(2010-11-28 08:47:20)(良:1票) |