121. 荒野の決闘
静寂の中に争いあり、争いの後に静寂あり。 男の世界を控えめな演出で描いた西部劇。 男女の出会いと別れがまさにありがち。 終盤の争いも、予定調和が過ぎてかったるい。 ジョン・フォード苦手を決定づけた逸品。 終始退屈。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2010-05-16 18:53:47) |
122. 殺しの烙印
鈴木清順の作品で面白いとか興奮したとか興味をそそられたとかの経験がない。 つまり、つまらないというイメージしかない。 本作でもそれは払拭できなかった。 難しいからつまらないのではなく、魅力を見出せないからつまらないのだ。 独特のモノクロ映像美には酔いしれることはできたし、真理アンヌの美しさにも目を奪われたが、宍戸錠がかっこよく見えなかったのが痛い。 [DVD(邦画)] 2点(2010-01-02 01:14:00) |
123. 恋人までの距離(ディスタンス)
《ネタバレ》 旅先の列車内で出会った男女のダイアローグが延々と続く。 ロマンス・ロードムービーは好きなジャンルだが、これはいただけなかった。作品の核となるべく会話内容が致命的なまでにつまらないからだ。 しかも欧州内を旅してるはずなのに、旅先で出会う人々との会話は全て英語。いくら公用語といっても、都合が良すぎる。アメリカ式‘ご都合主義’が全開で誠に辟易させられた。 アメリカ映画といえば情緒のない直接的なセックス描写が特徴の一つであるが、本作はその特徴を逆手に取り、最後までセックスに至らないことを上手にオチとして使っている。この部分は唯一評価したい。 [CS・衛星(字幕)] 2点(2008-11-12 23:04:24) |
124. コンセント
全体的に合わない作品だった。 映像面や役者陣の顔ぶれも生理的にあわず。 [ビデオ(邦画)] 2点(2007-10-08 14:59:40) |
125. 荒野のストレンジャー
《ネタバレ》 クリント・イーストウッド監督・主演のやばすぎるアメリカ映画。 イーストウッドが演じたガンマンは、まさにアメリカを体現していて、胸くそが悪くて仕方なかった。 チビと呼ばれる小人症の男を擁護して、弱者の味方気取り。 そしてのその弱者は、虎の威を得て、えばりちらす。 自分は無敵の設定で、自己の価値観を絶対的なものだと信じ込み、周囲を振り回す。 悪党3人衆は、完全に悪者の設定で、予定調和的に殺られてエンド。 全てがアメリカという大国の振る舞いに酷似していて、アメリカ=イーストウッドという図式が、嫌気がさすほどに現れている。 もはやこんなのは、西部劇だとかそんな表面上の体裁などとは関係なく、アメリカの国威を示しているだけの内容で、むしずがはしる。 [DVD(字幕)] 1点(2010-09-26 01:32:12) |
126. 小島の春
《ネタバレ》 いやー、これも酷い。 偶然にも、1940年度の日本映画を3本連続して観てしまった! 1940年度の日本映画にはロクなのがない。 どうにもこうにも救い難い内容。 癩病(ハンセン病)患者を強制収用していた歴史を持つ国は、世界広しと言えど日本だけだそうだ。 そんな実態を「イタイ」くらいに大真面目にうたっている本作。 無知が産んだ、日本の恥ずかしい過去を全力で見せてつけてくれる90分のお話。 癩病患者の人権を無視し、療養所に強制隔離した歴史の汚点を、爽やかに綴った、まさに恥ずべき映画。 無知な人間や社会は、ただ存在するだけで罪悪である。 「悪気はなかった」。 こんな言葉は絶対許されるべきではないのだ。 真面目だったからと言って、許してはならないのだ。 「真面目だが無知」な人間と「不真面目だが知識を持った」人間。 後者の方がまだマシだということを、本作を観れば分かるに違いない。 日本の恥ずべき汚点を雄弁に語った、日本映画史に残る問題作である。 [ビデオ(邦画)] 1点(2009-02-05 20:11:14) |
127. コックと泥棒、その妻と愛人
ここまで生理的に受け付けない映画を創ったピーターパンに敬意を表して1点で!! [ビデオ(字幕)] 1点(2007-10-08 14:51:32) |
128. 午前中の時間割り
《ネタバレ》 なんかの映画特集で「見るべき映画」に選出されていたので鑑賞。 これが生理的に全く合わなかった。 出てくる登場人物の発言、殺されたと思われる女の見た目と声、その女を殺したオッサンの見た目と思考回路。 バックに流れる音楽、8mmで撮ったとかいう荒い画像、それら全てに嫌悪感を感じた。 ATGの青臭さが、私にとって最も悪い方向に作用した作品。 私なら「見るべきでない映画」に選出したい。 [CS・衛星(邦画)] 0点(2020-08-15 00:10:49) |