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コメント数 1395
性別 男性
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【製作年 : 1930年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  河内山宗俊 《ネタバレ》 
タイトルと人物設定だけ拝借して、まるっきり別の軽妙極まる人情時代劇に昇華させた山中貞雄の高い力量には全くもって敬服するしかない。二十代でこんなハイレベルの演出力を発揮できるとは…(絶句)!!的確な省略法で観る者の想像力をいちいち刺激してくる場面場面のウマさときたら、もうヴェテラン・巨匠の域に入っているかのようだ。俳優アンサンブルも見事。河原崎長十郎扮する主人公・河内山宗俊が最初に登場する大道将棋シーン、大仰な見得を切るでもなく静かな凄みを漂わせ実にさりげない。中村翫右衛門演じるやくざの用心棒・金子市之丞の飄々とした掴み所の無さもユーモラスで絶品。「爪楊枝」という取るに足りない小道具でもセンス次第でキャラクター描写に大きな役割を果たせることがよく分かる。静と動の映画的リズム転換の上手さも群を抜いて素晴らしい。殊に若き原節子(お浪)がバカな弟のために身売りを決意する悲愴な場面での静かなタメ、一転して狭い路地裏を逃げながらバカ弟を庇いつつ死んでゆく宗俊と市之丞の壮絶な立ち回りの躍動感!緩急の付け方の絶妙さ・対比法の多用など唸らされる。コレで本人にとっては別に会心作でも何でもないのなら、山中貞雄の”真の傑作”レベルは一体どれほどだったのか??現存するのは僅かに三作、しかも時代劇のみときては彼の真価は永遠に誰にも判ることはあるまい。音声の悪さで1点マイナス。
9点(2005-01-24 16:52:20)(良:4票)
2.  コングの復讐 《ネタバレ》 
「スピード」から「スピード2」へ!どころの話ではないくらいの凄まじい落差!!相撲に例えるならば「横綱」から一気に「幕下付け出し」へと転落!てな感じ。第一、ちっとも復讐じゃないじゃん!原題は「コングの息子」だしぃ。それに、こんな妙に人なつこいコングなんて…。しかも美女アン・ダロウならともかく山師のカール・デナムになつくなんて…。しかもしかも前作の流用シーン多過ぎ。「ゴジラ」→「ゴジラの逆襲」を下回る脱力系続編に5点…。オブライエンには悪いが自業自得というコトで。
5点(2004-02-01 01:02:07)(良:2票)
3.  格子なき牢獄 《ネタバレ》 
うおおおお!コレは何としたことか?普通ならコリンヌ・リュシェール扮するネリーの清楚な美しさ、アニー・デュコー演じるイヴォンヌ院長の気高くも健気な姿に涙するハズが一体どうしたと言うんだ??何故かよりにもよって私の心を最も強く捉えたのはマクシミリエンヌのアペル前院長なのだぁぁぁ!!いやぁ凄い迫力の憎まれ役を見事に演じきって圧巻である。中世の魔法使いもかくやと思わしめる風貌に加えて鮮やかな台詞回し「懲罰房に入れなさい!」…ウットリ。イヤもう1人いたじゃないか。そう、極道少女ネル役のジネット・ルクレールだ!「密告」の脚の悪い娘役といい、「一見ワルに見えて意外とイイ奴」を演じさせたら天下一品だぁ~、又もウットリ。悲しいかな、このトシになると主役よりも寧ろシブい脇役にチェックがいっちゃうのよねんのねん♪ロジェ・ディシェーヌ扮する青年医師ギィはサイテー!でも観る者にこう思わせたら役者と監督の勝ちなんだな。役者の魅力を存分に引き出したモギー監督に8点進呈。余りに屈折した今の自分の嗜好を再認識させた罪深さに2点マイナスゥ!!
8点(2003-12-01 03:18:18)(良:1票)
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