1. ゴースト・イン・ザ・シェル
《ネタバレ》 超未来アクション。 アニメも見たことありましたがあまり記憶にないです。 なのであまりアニメとの比較はできませんが実写化としては申し分ないです。 ハリウッドも今後のことを考えてか本気でアニメの実写化を仕掛けてきたんですかね? 映像美で描かれた電脳世界がアニメ版と比べてもほぼ遜色ないと思います。 ただ音楽はアニメ版の方が好きです。 実写ですがシーンによっては3Dアニメとやっていることがあまり変わらない気はします。 見ていると違和感が無くなってきます。僕の頭の中でアニメと実写版の境界が外れてきました。 大きな功績は(局部がないことで実現した)ヌーディズムアクションです。裸にみえる服なんでしょうか? ブレードランナーの再来とまではいかないかもしれませんが 映像だけを見るとやりたいことはまんまブレードランナーという感じがします。 サイバーパンクな街の雑踏、広告や情報、文化が氾濫した光景はブレードランナーのようです。 もっと薄汚れていてもよかったかもしれませんがそれは好みの話です。広告が溢れたとこが少し東京っぽいと感じました。 青い色味までブレードランナーです。芸者さんなんてまんまでした。 巨人みたいのは何なんですか?広告にしては大きすぎますね。某の巨人ブームがありましたからね。 アメリカ人は芸者、ヤクザが大好きなんですね。そして変な日本語「カクテル 高めろ!」が味わい深いです。 アニメ版の少佐のプラモデルってないんですか?もし今後発売されるなら商品開発が遅れてますね。 [映画館(吹替)] 7点(2017-04-15 00:10:48) |
2. 恋する幼虫
《ネタバレ》 なんか変な映画だ。 いつか見たイタリアンホラーのようなオープニング。 目玉をいじくる行為、傷口から触手が、、、変態すぎ。 技巧も何もなく、やってることはバラエティー番組のVTRと同等かそれ以下。 グロ系の純愛もの。 吸血鬼やエイリアンみたいな感じで、 ストーカー行為やカルト宗教、それら人を食い物にする存在をクリーチャーと同等に描いているみたい。 吸血行為の恍惚感は伝わってくる。 この映画のグロ表現はエロスな描かれ方だ。 そして五目あんかけが厭らしい。 B級女優、B級男優が独特なエロさと変態さが漂っていい。 普段の映画とは違うマニアックな面白さがあり、しょうがない映画にもかかわらず最後まで見てしまった。 グロいのにほのぼのするラストの辺は非常に気色悪い。 [DVD(邦画)] 3点(2012-12-15 23:10:35) |
3. 交渉人(1998)
《ネタバレ》 交渉人vs交渉人が真の悪を追いつめてゆく。 ちょうどいい謎が今の時期にぴったり。 話の運びが非常に面白いと思う。 エンターテイメント性も忘れていないアクションシーンが謎をややこしくする。 斬新なシチュエーションが見られる中でおちついた安定感が感じられるサスペンス。 [地上波(吹替)] 7点(2012-09-26 23:27:00) |
4. ゴッドファーザー PART Ⅲ
《ネタバレ》 (2008年に鑑賞)裏社会をとても見事に冷静に描いた作品。 そして相変わらずファーザーは家族を子を大切にする。 パーティーの場面はこのシリーズのどの作品でもありますが、 何故か子供が印象に残る。 複雑な社会の構造を描いた作品は僕には難しくもありますが、 その重みを感じることが出来る。 落ち着いた静寂感があり、ゆっくりと話が進むところに重厚感がある。 それがなんか渋い。 “1”と“2”とは少し異質な感じがしますが悪くないです。 一瞬の穏やかな風景が心に残る。 サングラスにも物語がある。 とても壮大な物語の終わりを目の当たりにした時、大きな感動を覚える。 [DVD(字幕)] 8点(2012-05-29 00:30:46) |
5. ゴッドファーザー PART Ⅱ
《ネタバレ》 (2008年に鑑賞) ロバートデニーロが素晴らしい。 男なら誰でも好きな世界だと思う。 たぶん落ち着いた上品なカッコ良さだ。 影の使い方なんか見事で独特の雰囲気を作り出す。 ゴッドファーザーは2作目も重厚な雰囲気だ。 2作目のジンクスなんてまったく関係なく吹き飛ばした。 ゴッドファーザーの雰囲気は前作と全く変わらない。 とにかく素晴らしい雰囲気。 まさに映画においてもゴッドファーザー。 まるで男の情景を見るかのよう。 [DVD(字幕)] 9点(2012-05-29 00:29:26) |
6. ゴッドファーザー
《ネタバレ》 (2008年映画メモをもとに作成) やっぱり凄かったです。 パッケージ裏の大家族写真を見たときに「この作品はただもんじゃない」みたいな迫力が漂ってます。 とても濃厚な裏社会の姿がありました。 映画にはずっしりとした重みがあります。 ファーザーの堂々とした存在は神がかり。憧れます。 社会の悪であっても家族や子供に愛情を持って接するとこに感動。 音楽は美しく渋くて素晴らしいです。 重厚な映画の雰囲気は、冒頭から観客の心を物語の中に引き込みます。 全体の雰囲気がとにかく素晴らしいです。 渋くてダークな雰囲気はこれ以上なくカッコいい。 この映画ほどヴィンテージでアダルティーな映画はないです。 カッコよくて品がある。 まさに観るだけでお洒落になる大人のブランドアイテムかもしれません。 男心の“ゴッド”。 映画においてもこの作品の存在はまるで“ファーザー”。ボスのように頂点の偉大さで君臨してます。 料金所は不吉な雰囲気が漂って見事でした。立ち去った後のシュールな印象が残る。 家族がビッグで人数が多く、話も複雑な感じもしましたが、その複雑さが「裏社会」のスケールの大きさのようで、尊さでもあります。 巨大な感じの映画でした。 [DVD(字幕)] 9点(2012-03-20 01:52:36) |
7. ゴーストシステム
《ネタバレ》 (2009年の映画メモをもとに) 女子高生ホラー。 この手作り感というか、学芸会のビデオで発表しそうな感じがたまりまへん。 もう愛嬌です。 逆に僕は廃墟が好きなので、山奥の廃墟に居心地の良さを感じてしまいました。 あのドーム型の廃墟とかけっこう良いです。 ドーム型の廃墟と少女がマッチしています。 ただ、屋根のタイルが美少女の頭の上に落ちてこないかと心配してしまいました。 けっこう怖いかと思ったのですが、「貞子モドキ」が出てきたときに爆笑しそうになりました。もちろんしなかったですけどね。 凄いチープなシステムも心地いいです。もう愛嬌です。 また、少女が非常に可愛いです。 だいたい女子高生ホラーなんてセーラー服を無理に着て、本当に女子高生だか怪しいところですが、この少女は本当に中学生と高校生の中間くらいの少女らしさが全体から漂います。ホラー映画の中にも清純ぽい雰囲気が感じられます。 この作品では、清純で潤いのある少女だけは確かに楽しめるのが救いです。 だから廃墟も印象に少しだけ残ってます。 あと親友の彼氏で、それが金髪のヤンキーかと思ったら、意外と優しいイイヤツだった。 しかしここまで才能のない映画は珍しいです。チープです。どうして映画の仕事が出来るのかなあ? [DVD(邦画)] 2点(2012-02-27 21:55:28) |
8. コンタクト
《ネタバレ》 前半はSF映画として非常に面白く、後半はスピリチュアル映画で終わった。 そこが良いです。 科学から精神の世界へ・・・といった感じだった。 SFから精神の世界は2001年宇宙の旅を思い出します。 また未知との遭遇みたいでもあります。 ただただ幻想的な風景が美しく、宇宙の大きさよりも精神世界の壮大さを感じる。 そこに神のような大きな存在を描いているのだと思います。 宇宙とは人の無意識に存在するという考え方がありますが、 この映画もまた内面世界のようでした。 人間の固体を超えた感覚です。 「言葉ではとても説明できない これは詩よ」といった台詞では、 その表現に凄みを感じる。 それとは別に我先にと勢力争いの醜さがあった。 上司の出しゃばりもだいぶイラついたけど、神を語る狂信者が攻撃の手段にでるのは許せない。 エリー・アロウェイが遭遇した美しい光景とは真逆だ。 [DVD(吹替)] 8点(2012-02-27 00:13:29) |
9. 恋人たちの予感
《ネタバレ》 「(男女関係において)性欲が先行してそこに愛(友情)が追いつかないのは危険である」というようなことをある偉大な人がいってました。 この映画では友情が先行して性欲が追いついていないという、ちょっと面白いことが起こってます。 二人の性格的な相性が親友並みに良過ぎて、それで性的な相性の良さに全く気が付かないところが面白いです。 仲が良すぎちゃうと相手の性にすら気が付かないのでしょうか。 長く一緒にいてとても楽しいのに、それが恋愛関係であるということをなかなかお互いに発見できないという、結構本当にありそうなお話です。 お互いが一緒にいて楽な方がいいんだろうな思います。 どこでも交わされる「異性は顔か性格か(ルックスor内面)」という質問の答え的な映画かもしれません。 この映画を観るとその答えがすぐに出せそうです。 [DVD(吹替)] 8点(2011-12-31 10:23:14) |
10. 50回目のファースト・キス(2004)
《ネタバレ》 とっても面白くて楽しい映画でした。すごく深刻で重い病気をテーマにしていると思うのですが、とても前向きな感じなんですね。とても扱いづらい題材だと思います。 それでもこんなに明るく描く。病気と向き合っていないワケではないと思う。 ちゃんと病気の深刻な部分を取り上げて、その病気に振り回される周りの人たちの苦労や大変さなど、暗くなってしまいがちなところもユニークに描く。そしてささやかな優しさが作品の中に満ちる。彼女がみんなに支えられている感じが良い。こういう深刻な障害に対してこの描かれ方が良くないとすれば、「じゃあどうすればよいのでしょうか?」と尋ねたくなる。 父親は毎日が誕生日のフリって、精神的にかなりキツイと思う。 しかしそれにしても女性が美人だ。笑顔が素敵だ。そして男の頭が卵形にしか見えなくなっていた。他の愉快な仲間達も、現実ならばあんなに惨めで滑稽なキャラで周りを喜ばせてくれる奴なんていない。でも奴らは欠点を前面に出すことによって作品の雰囲気が明るくなっているのかなと思います。そしてこの作品から思い浮かぶキーワードの一つが「人間は誰にでも欠点があり、それを補い合ってゆく」だと思った。動物を使った演出はあまり好きじゃないけど、それにしても感動できたので良かったです。ちょっとエロゲーみたいな感じもしましたが。 [DVD(吹替)] 7点(2011-05-26 03:34:23) |
11. コーヒー&シガレッツ
《ネタバレ》 専門学校の頃に先輩が超面白いって薦めてくれたのを思い出してレンタルして見てみた。 ごく普通のどこにでもありそうな日常風景。ただコーヒー飲んでタバコ吸って話しているだけなのに、なんでこんなに楽しいんでしょう? ただの日常の風景でもそこには物語がある。 コーヒーとタバコ、テーブル、それに話し相手がいればそこには物語りが生まれる。 その人物に思い入れはないが、どんどん彼らに引き込まれてゆく。 人物像が、思いもよらない関係が、徐々に(コーヒーとタバコによって?)暴かれてゆくところが面白いと思った。 人間一人一人に物語や秘密があるみたいだ。 ただのささやかな物語みたいで、感じがいい。 それになんかお洒落な感じがして、とてもいい。 あえてモノクロみたいなところがいい。 白黒のチェックのテーブル柄もあったし、そういやコーヒーとシガレッツって白黒だなとか思った。 「間」が面白かったり、変だったりして好きだ。 「リラックス・ムービー」って書いてあったけど、 コーヒーやタバコをやるような感覚で見ろってことか。 リラックス一服映画。 、、、ちょっとだけ緊張感ただようようなところありましたけれどね。 [DVD(字幕)] 8点(2011-05-20 01:42:54) |
12. GOEMON
《ネタバレ》 ちょっとナメきってました。所詮はオタク系のゲーム脳に侵食されたキャラ売り映画だと思ったんです(自分もゲームとか好きなのに大分失礼な言い方ですね)。 ところが、その映像美やら色彩美といったら、、、とても舐められたものではありません。絢爛豪華。 「ザ・セル」の日本版といったら誉めすぎでしょうが(あっちの方はもっと寓意的なものや詩的な表現があるから美術的にも上という意味です)、日本の誇るゲーム美術を生かして、観客の目を充分に楽しませる映像作品としては完璧です。 FF‐Xの影響を良い感じに受けた作品で、それと類似した映像世界観がしばしばみられます。 ただ、やはりゲームCGやアニメ文化からの影響の中で作られた印象があり、10代向けに作られているようなので、自分も10代のころに観たらもっと興奮したり、カッコイイと思えたでしょう。 いや、カッコイイんですよ!(自分の感性が幼いからか?)だけどそのカッコ良さがらせ方が10代指定のものなんです。 自分は楽しめるけど、もしこの映画をじいちゃんに見せたらどんな反応するであろうか? ふとそんなことを考えた。 浮世離れしすぎた映像世界が、あんまり社会人向けではないかも、、、 現代版浮世絵みたいな感じかもしれないけど、 たとえ美しいと感じても、この美しさをあまり自分の心のコアの部分にまで持っていくことがためらわれる。 でも茶々の美しさは別物です。 茶々が超可愛いです。優れたデザインの着物と相まって美人の妖精のようです。彼女の大人姿も子役姿も凄く好いです。 まるでゲームのヒロインの実写版といった感じです。 [DVD(邦画)] 6点(2011-04-03 02:34:46)(良:1票) |
13. コン・エアー
《ネタバレ》 1年に一度くらいの大アクション! ため息が出るほどに素晴らしいアクションの連続。これでもかこれでもかとたたみ掛ける。 ストレス解消必至の爽快アクション映画でした。 緊張感はあまりないけれど、ノンストップなところが好い。 面白すぎて、停止ボタンがなかなか押せない。 悪党たちでさえ魅力的に描いてしまう。 (リアリティやヴィジョン、政治的な何かはあまりなかったかもしれませんが、遠足みたいな楽しさですね) お前たちみんな仲が良いな、、、ちゃんと協力してるじゃん!犯人像がなんだか面白い。 ハゲのボス(マルコヴィッチ演?)が、知的ではありませんが、キレて凶暴な感じはあったかもしれません(あ、自分はマルコヴィッチという俳優をあまり知りません) あと、ゲイがサイケだった、、、。 最も残忍な殺人鬼(ブシェミ演?)が悪には見えず、ユーモアと無邪気さと知的さとセンスを持っていた(あ、自分はブシェミという俳優をあまり知りません)。 そんな彼に惹かれた。 ニコラスケイジが良かった。彼の印象って、実は自分の中ではそんな良くなかったけれど、 この映画で彼の長髪とムキムキの肉体を見て、 おお、これは意外とアクション向きだ、と思った。 大変面白く見れたが、もしかしたらハゲのボスがあっけなさ過ぎたかな? こんだけ素晴らしいアクション映画を見ると、CGで誤魔化すアクション映画なんて糞喰らえって思える。 いろいろとカッコイイところがあるし、感動するところがある。 エンターテイメントという形で完成された傑作。 だと思うんだけど、、、なにしろ自分、アクション映画の初心者なんで。 (あらら、平均点が低いのね、、、) [DVD(字幕)] 8点(2011-02-17 04:20:19)(良:2票) |
14. 519号室
《ネタバレ》 こりゃ米版「呪怨」か、と思いました。 なるほど呪怨の人が脚本かいてるそうで。 米ホラーなのにJホラーの色が強いです。 ホラーゲーム好きの僕から言わせていただくと、ゲーム版「サイレントヒル4」に近い感じもします。 観客の想像力に委ねる作品は好きです。特にホラーというジャンルでは、脈絡が無かったり(実際はあるんだろうけれど)不条理だったりというのが好きです。 ホラーは意味不明でも楽しめてしまうところがあります。 Jホラーならではのイマジネーションを詰め込んで、まるでスプラッタや殺人鬼のような物質的なホラーが多い米ホラーとは違った、精神的なところで起こるホラーは和ならではの恐怖だと思います。 全く呪怨のようなところがあり、その恨みはその場所に宿り、その行為を永遠に繰り返して、それに関わった人を呪い巻き込み、カオスのようにその空間は歪みその恨みは強大になり、それが業となる、、、と、非常に呪怨に近いのです。 怨みはそこに留まり、永遠に繰り返す様はまるでメッセージを発しているかのようであり、そういった「思い」というものは、体がなくなってもその場所に僅かに(雰囲気として)残るのだと思いました。何かを伝えようとするためにその場所に想いが留まるのでしょう。 この作品では、コミュニケーション不足や、隣人の無関心などが原因で救えなかった悲劇を訴えるメッセージも込められているのかと、今レビューを書いていて思いました。 救われずに呪い、怨みを抱いた異世界の住人が必死で観客に訴えているかのようです。 、、、実はちょっと大袈裟に書いちゃいました。 [DVD(字幕)] 5点(2010-12-29 04:14:40) |
15. コモドVSキングコブラ<TVM>
《ネタバレ》 これほどまでに物語の開始早々で爆笑させてくれる作品も希かもしれません。 B級モンスターの、そのCGレベルに爆笑してしまうのです。 それと、いきなりの展開にも笑えます。 ふざけているとしか思えませんwwwww そしてこのB級怪獣と、女性の走って揺れるオッパイとの組み合わせもおかしいです。 監督のこの「ジュラッシク・パークを観過ぎた」感がイタくて素晴らしいです。 そしてそれを自分たちのB級な力量で作ろうとしたところが素晴らしいです。 こりゃ続編が出そうな終わり方ですな。そういうアピールしてますが、たぶん出来ないでしょーが。 [DVD(字幕)] 3点(2010-10-02 04:19:07) |
16. コールドプレイ
《ネタバレ》 ノルウェージャン雪山スラッシャー・ホラーですか。 シチュエーション的にはありふれたものかもしれません。 しかしB級ホラーの中では映像も良い方です。 退屈もあまりしません。 多くのスラッシャーホラー映画のように青春映画っぽいところもありますが、こちらは少々お上品な感じです。 さすがヨーロピアン。どっかのガバガバ大国とは大違いです(←怒らないでね)。 それぞれのカップルを引き離すことにより、人間関係におもしろさが出たか?。 最初はイエティが出てきたのかと思った。 真っ白なので凍てつくような寒々しい感じです。 その寒さはもしかしたらば「シャイニング」「生きてこそ」のような感じです。 殺人鬼は気の毒な人です。死ぬときも悲しそうな目をしていました。 その目でこちら側に訴えかけるのです。 しかし、そんな目で同情を誘ってもダメです。この殺人鬼が。 、、、う~ん、点数の方は、、、テンポも映像も良さ気だし、とりあえず現時点での平均点の5点を付けときましょう。 [DVD(字幕)] 5点(2010-08-14 03:25:45)(良:1票) |
17. ゴーストライダー
《ネタバレ》 これはバイクが好きな人は喜ぶでしょう。ドクロが好きな人は喜ぶでしょう。 バイク・スタントが好きな人は少し興奮するでしょう。 ダークなヒーローものが好きな人も少し喜びそうです。 ビジュアル的にはアメコミモノの中でも好きなほうです。 炎に包まれ、鎖を体に巻きつけるところなんか、男らしくワイルドでカッコいいです。 (男って、こういうゴッツいヴィジュアルが好きなんです) だから革ジャンやバイクなどのワイルドさを楽しみました。 こんな厳ついヒーローに「お前はいい人間だ」なんて言われたら、嬉しくなっちゃいます。 不良に褒められた感じです(なんて書くとイジメられっこみたい)。 ただ、戦闘シーンやアクションなどは、ちょっとつまらないです。 彼がバイクで通った後、街が凄い勢いで破壊されていましたが、その後で掃除したり修理費用を払ったりする人たちの手間を考えると、それってヒーローなのに「悪い奴じゃん!」「な~にがヒーローだ!」なんて、つまらないことを思っちゃいました。 このヒーローは反エコイズム精神で決めちゃってます。 だってあの炎から二酸化炭素が出続けるんですから。 でっかいバイク乗りまわして爆音たてりゃ迷惑なヒーローですが、まあ、最近の偽りだらけの資本主義エコエコ詐欺に立ち向かってるって意味ではヒーローです(あ、このヒーロー自体が資本主義の上に成り立っているというのを忘れてました!)。 ヒーローもいろんな派閥があるのです。 悪魔どもが結構不気味だったですよね(それほどでもねーか)。 昔、大好きだったアメコミの格闘ゲームがあって、そこに「ブラックハート」って出てきて不気味な印象だったけれど、それがコイツなの? 、、、やっぱ最近のハリウッド映画ってヴィジュアル面だけを楽しませる、ってのがありますよね。 [地上波(吹替)] 5点(2010-08-13 02:06:33) |
18. コブラ
《ネタバレ》 B級サイコー!と、B級もの好きならば高得点をあげる人もいるでしょう。 僕はアクション映画は初心者なので、その初心者から感想をいわせていただければ、 なかなか楽しめます。 お話がつまらない、というのがあるのかもしれません。 しかしそれを抜きにすればなかなかのアクションだと思いました。 カーアクションにしても、あの車カッチョええし。 B級とはいえ、シルベスターはA級俳優ですから、その天才アクション?ということで、なかなか見所はあります(とはいえ監督がB級ならばシルベスターの演技もB級になんてしまうでしょうか)。 カッコ付けすぎのコブラですが、 僕はアニメとか好きだから、カッコイイって思ってしまう場面もあります。 皆さんからすれば、このスタローンちょっとカッコ付けすぎでしょ? はい、確かにカッコつけ過ぎな所もあります。 それでもコブラの死神めいたところや、黒ずくめでワイルドなところなんて北斗のジャギやケンシロウみたいで好きですね自分。 そういえば子供の頃にこの作品を見て、『“北斗の拳”の実写化のケンシロウ役は、シルベスタースタローンが一番の適役だな』なんて考えたこともありました。 敵たちの儀式めいた、斧をカチンカチンとならす結束シーン、、、あれは100%北斗だわ。 この時代の映画特有の哀愁が流れていて、なんだかこの雰囲気が好きな反面、寂しくもなっちゃいます。 捜査官が「英雄になりたいなんて思うな」なんていうが、 この映画は確実に「英雄になりたい」人間を育てているような気がする。 最後で溶鉱炉が出てくるのでターミネーター、あとは似た感じのものでマッドマクスと比較できるかも知れませんが、比較した場合ショボショボですよね。 もしもまだ10代で、これからの人生を男らしくありたいと思うのならば、この「コブラ」を100回は見るべきでしょう。 とにかく自分は好きですよ。 病院の場面とか、あのナイフの形とか、サングラスとか、自分がちっちゃい頃に見て、今でもまだ覚えていたもん。 [DVD(字幕)] 6点(2010-06-21 03:52:50) |
19. ゴーストマンション(TVM)
《ネタバレ》 今の時代にこんなの作られてもなぁ。 いまどき怖くも何ともないので致命傷だ。 大きめの普通の家という時点で、確かにスケール感の小さい感じはする(とはいえ、館ホラーの名作は、昔の映画でもいくつか知っている)。 少女の幽霊はとても可憐だったから良かったが。 怪奇ホラーのオドロオドロしさや邪悪さがほぼ感じられず、 とはいえB級ホラーに期待すべきスプラッタ描写も控えめな印象なので、ホラーとしては致命傷。 物語の進行も淡白な感じがして、かといって雰囲気もダメ。 たとえば、怪奇現象をビデオで撮影する場面では、もっと本物っぽく出来そうだったが、その「本物っぽさ」の演出で既に失敗している。 僕は怪奇現象を否定しない人間だから、もしこれが実話であったならその現象は面白い思うが、この作品は映画としてダメ。 、、、、それに最初の儀式の種明かしは、性格が悪い。 、、、美味そうなポテチに目移りした。 [DVD(字幕)] 2点(2010-05-14 03:46:26) |
20. 告発
《ネタバレ》 ケビンベーコンの演技が素晴らしかった。 彼の演じるヤングからは、まるで本当に虐待を受けたかのような感じがひしひしと伝わってくる。 その非常に痛々しいことといったら無い。 彼が法廷で証人としてアルカトラズについて語る場面では、周りは静まり返り、時間が止まったかのようで、僕はそこに引き込まれた。それは完璧な場面だったと思う。 また、スタンフィルとヤングとの友情が素晴らしい。 いや、「友情」なんてそんな安易にいうものではないのか? しかし、本当に素晴らしい映画の内の幾つかからは、友情について幾らか教えられる気がする。。。 ヤング氏の起こした行動を、僕は自分の胸に刻まなければならない、と思った。 ヤング氏が犠牲になって、それを見る者に示してくれたのだと僕は思う。 。。。。。。。。。。。。。 もし本当に最悪な、極限状態での生活を送ってきた場合、その時に自分が今まで本当に望んできた筈のものが例え(安易に)叶えられたとしても、それを拒んでしまうのだなと思いました。 今まで本当に辛い思いをした場合、他人の計らいによって(都合良く)叶えられても、「それは自分の中では違うんじゃないか!?」「それでいいのか!?」「決してそんなんじゃない!」って、僕だったらば思っちゃいますもん。 [DVD(字幕)] 9点(2010-04-07 02:54:12) |