1. ゴスロリ処刑人
ドラマ部分のカットをそれぞれほんの一呼吸ずつ短くして、勿体つけるところを無くして、似た流れの繰り返しになるアクションは一度で終わらせて、あからさまなギャグシーンはサラッと切り上げて……と、要するにクドい部分を削れば、愛されB級邦画になれるポテンシャルを十分に持った作品。 複数相手の大立ち回りやピーター・ジャクソン的スプラッタギャグなど楽しい部分はたくさんあるのに、それをテンポの悪さが邪魔している感じ。 特に冒頭のスパゲティを食べているカット等の繰り返しがまずい。一度やれば意味を為すことを何度もやるので、第一印象から「あ、この映画チンタラしてそうだな」と思ってしまう。状況と雰囲気の説明はパパパッと終わらせ、アクションを急ぎで持ってきてもらえれば、「おっ」と驚けたかもしれない。せっかく派手でスピーディな殺陣だったのに勿体無い。 尺を盛ってテンポが悪くなるくらいなら全編70分で良いので、逆ディレクターズカット版とでも銘打ってスッキリと編集し直してみてはどうだろう? いや、まあ、無理なんだろうけど。 ともあれ、テレビ局主導の鬱陶しい感動系映画なんかに比べたら、十分に楽しめる部類の邦画ではある。 好きかどうかと言われれば好き。ダラダラ寝っ転がって見るぶんには買いだと思う。 [DVD(邦画)] 4点(2013-11-22 18:44:34) |
2. コマンドー
もう最高! 10点満点! ……を差し上げたいところだが、私の個人的な好みを度外視して言えば、筋肉もりもりの人が暴れるだけの映画である。 ただ、その内容のストイックさというかシンプルさはすごい。悪い奴を、強い奴がやっつけるだけ。徹底している。ここまで分かり易い映画が、果たしてこの世に何本存在するだろうか。 強いて映画としての長所を挙げるとすれば、感心するほどのテンポの良さ。一切の苦労なく楽しみたいときはこういう作品が良い。 [DVD(字幕)] 5点(2013-02-24 20:25:08) |
3. 交渉人(1998)
ともすれば頭脳戦を必要以上に意識してしまいそうな設定でありながら、派手さとのバランスも忘れない、良くも悪くもプロらしい作り。ジャンルとしては、ダイ・ハードの第一作に代表されるような、シナリオ重視のアクションといえるかもしれない。なかなかの娯楽映画。 [DVD(字幕)] 6点(2012-12-29 07:50:11)(良:1票) |
4. ゴーストライダー
アメコミ原作モノ特有の「ズコー!」な部分が色々と詰まっているので、そのへんをエンジョイするスキルがあればとても楽しい。もちろん見た目通り、まじめに見るような映画ではない。回想シーンの主人公とニコラス・ケイジが全く似ていなくて、「こっちの方がよっぽどショッキングな変身だよ」と笑ったのが個人的なハイライト。あと、詳細は言わないが「うおおおお!さて、俺はここで帰るわ」もなかなかだった。六点あげたいところだけど、導入が長いから五点。 [DVD(字幕)] 5点(2012-12-13 12:47:43)(笑:1票) |
5. ゴッドファーザー
男性ホルモンが画面から滲んでくるようなオトコ映画。見終えた後は、自分なりに精一杯男らしい表情で「ふーむ」と唸りたくなる。ヤクザ映画の最高峰。ワルな人たちの話なんてフィクションでもイヤ! っていう人以外は必見。 [DVD(字幕)] 10点(2012-12-09 15:14:51) |