1. この自由な世界で
なかなか良い映画だと思います。 確かに非情な主人公ですが、多少極端なだけで、親やパートナーからの非難に対して「みんなやってることでしょ」と言う主人公はこの「自由社会」の象徴とも言える人物に思います。 搾取した人たちに暴力を振るわれるのは、力の応酬、権利の奪い合いであり、ある意味「競争」の一環であり、原初的な見本例でしょうか。 万人の万人に対する闘争状態を抜け出すために考え出されたはずの「法」は、弁護士の費用すら出せない者には何の意味もない。彼らに頼れるのは己の腕力のみということでしょうか。 [DVD(字幕)] 7点(2013-09-12 15:40:05) |