1. ゴッドファーザー
後に日本でも仁義なき戦いを始めとして、やくざ映画界のみならず、映画界そのものの方向性を変えた偉大なる映画。 ではあるが、当方としては展開のゆるさ、ダラダラ感が非常に強いので、あまり好みではない作品である。とにかく長い、そして内容が薄い。 マーロン・ブランド、アル・パチーノの存在感はもとい、やはり最大のヒットの理由は、音楽の素晴らしさが影響しているのだろう。 一見は取っつきにくそうな内容だと思われがちだが、内容そのものは非常に素直で単調そのもので、強烈に印象に残るものではない。 よって、何度も視聴して世界観に酔いしれることにより、愛着などが芽生えた挙げ句、世間の評価を課題に受け止められた結果、全映画作品No.1の称号を得るほどになったと、当方は推測する。 マーロンブランドのファミリーの反映と平穏思考に反し、若者が血で血を洗う争いを展開させる構成は見事で、視聴者の大半がマーロンブランドの立ち位置で視聴することにだろう。 やはりマーロンブランドありきの作品なのだが、2以降も評価が殆ど落ちなかった点を考えると、ゴッドファーザーというブランドが一人歩きしていることに間違いはないだろう。 [DVD(字幕)] 4点(2015-11-30 16:22:06) |