1. コンゴ
前評判のよくない映画を観るときは、なんだ、意外と悪くないじゃないかと、私自身の評価で正のベクトルに働くことがよくあるのだが、本作に関しては前評判がますます負のベクトルへと押し戻してしまった。スリルはあったが興奮がなかった。ゴリラがかわいかったので3点。 3点(2002-12-31 07:24:21) |
2. コマンドー
敵兵、簡単に死に過ぎ。あまりにも安易な大量虐殺は、ほとんどギャグの領域であった。仁王立ちのシュワルツェネッガーに将棋倒しになって撃ち殺される様は、射的場の的以外の何物でもなく、説得力のないアクションシーンになってしまっている。まぁ、シュワルツェネッガーの肉体美を満喫する意味でこれほどの映画はないので、バカになって楽しめば退屈することもないだろう。 5点(2002-12-31 06:47:47) |
3. コン・エアー
ジェットコースター・ムービーの醍醐味が満載の映画です。ということは、細かいことは気にせず観ようってことでもあります。それでも、あえて苦言を呈するなら、全編クライマックスと言わんばかりのハイテンションは、逆に言えばどこが盛り上がりなのか分からないという、ストーリーテリングにおける緩急の欠如ともとれます。それと、もう一つ気掛かりなのは(文句多いな)、やはりスティーブ・ブシェミ演ずる殺人鬼の存在感の希薄さ。あれだけもったいぶった描き方しておいて、何もしないまま終わってしまうどころか、最後に大量殺人犯をみすみす逃してしまう有り様。ダメでしょう、重罪犯をリゾートで遊ばせちゃ。幼女との会話のシーンのあとで彼の手元に残された人形が殺人鬼の改心を象徴するものなら、せめて墜落した飛行機の座席で人形を握り締めたまま絶命する殺人鬼の姿を描くとかすれば納得できるような気も…。うだうだ不満ばかり並べてしまいましたが、娯楽映画としては面白かったですよ。 5点(2002-12-15 06:24:27)(良:1票) |
4. コンタクト
ジョディ・フォスターはホントに魅力的な女優で、彼女の個性や演技力だけでも十分堪能できる。ストーリーもよく練られていて、ゼメキスらしい特撮シーンのうまさもあって、なかなか楽しめた。変な日本文化の描写もご愛嬌ということで。むしろ、北海道を第二基地に選んでくれたことが嬉しいくらい。ただ、異星人との対話のシーンは、うまく逃げたなと思わせると同時にSFの限界を感じたこともたしか。 6点(2002-02-23 10:17:30) |
5. 交渉人(1998)
最後まで舞台をビルに限定して欲しかった。ラストで舞台を移したことで、それまでの緊張感がいったん途切れてしまった。 5点(2002-02-23 09:21:21) |
6. コピーキャット
サスペンスとしてはソツのない仕上がり。映像の力ワザで押し切った『セブン』と比べれば素直に楽しむことができる。みなさんと同じく、『セブン』ほどの強い印象は残らなかったが、まぁまぁ楽しめました。 5点(2002-02-18 09:44:47) |
7. コクーン
無邪気な老人たちの中で、一人、かたくなにプールに入ることを拒否した老人と、その老妻の描かれ方が秀逸。妻の亡骸を胸に抱えてプールに入り、命の水を手ですくってその冷たくなった体に浴びせようとするシーンには、思わず涙腺がユルみそうになった。作品全体としての評価は、詰めがアマくてあと一歩といったところ。 5点(2002-02-18 08:31:42) |
8. 荒野の七人
リメイクはオリジナルの匂いをできるだけ払拭するにこしたことはない。今作品は舞台を19世紀のフロンティアに移し雰囲気をがらりと変えたものの、ストーリーはオリジナルをほとんど踏襲し、個々のキャラクターもかなりダブるものがある。描かれる背景がこれだけ違うのに、全編を通してオリジナルの影がチラチラと脳裏をよぎり、独立した一本の映画としてはいかんとも評価しがたくなる。志村喬のラストのセリフをユル・ブリンナーがほとんどそのまま語ってしまうあたりで、オリジナルのクオリティに遠く及ばなかったリメイクの評価が決定した。 5点(2002-02-18 08:16:10) |
9. コップランド
スターを揃えただけの感があり、作品としては並の印象。スタローンが正義に目覚めるのが少し遅すぎたようで、後半(といってもラスト30分)は緊張感を盛り上げきれていない。でも、スタローンは俳優として嫌いではないし、久方ぶりのロバート・パトリックやデ・ニーロとハーベイ・カイテルの2ショットを見れたし、いろいろお得感はある。 5点(2002-02-06 07:36:20) |
10. GODZILLA ゴジラ(1998)
エメリッヒの映画にしては楽しめました。米版ゴジラはホントに巨大生物って感じ。卵産むし、ミニラ出てこないし…。神格化された日本版ゴジラよりも好感が持てました。マンハッタンの超高層ビル群の間を縫うようにして猛スピードで走り抜けるゴジラの映像がスゴい。ただ、相変わらず登場人物のキャラが薄っぺらいのは、エメリッヒだからしかたのないことか。それにしてもヒロインを演じた女優は明らかにミスキャスト。 5点(2001-11-16 15:08:16) |
11. GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊
ストーリーがひとりよがりでよく分からないのはかなりのマイナス。しかし、映像に関しては、日本のアニメの一つの完成形を見せられたようで非常に興味深い。 6点(2001-11-16 14:50:01) |