1. イージー・ライダー
《ネタバレ》 映画の「わかりやすさ」「伝わりやすさ」で採点すれば、4点程度だと思う。 7点と言うのはやはりアメリカの事実を当時きちんと突き出してきたこと、これは企画脚本監督に送る賛辞だ。 画面構成は稚拙だが、荒野を走る2台の”H-Dの演技”に文句はないという事。 キャプテン・アメリカが時計を捨てて、大きな橋を渡る時、ステッペンウルフの”ワイルドで行こう”が流れるあの爽快さ 冒頭10分ほどでこの映画の本質が出ちゃう つまりはここまでの流れの小気味よさが7点ですよ 音楽の使い方が非常に良い。60年代後半のアメリカンロックがてんこ盛りですよ! 高校時代に名画座で見てビデオも持って、なおかつ衛星での放映を録画して3回見る。どんだけ見るんやー もう話の内容も知っているのに見る SWか市民ケーン並みの映画だよな、コレ。 1982年米国フロリダのデイトナへ現地ガイド付きでツーリングをした。ある所でモーテルに停止したが目的のモーテルと違っていて、ガイドが店主ともめている所にシェリフが来た。 なんとか間違いであることが判ったが、時折"Motorcycle GANG"と言うワードが聞こえて宿屋の親父が激高する。 日本語に直せば「族の連中に貸す宿はねえ!」と言うセリフだったよ 映画途中で「空き部屋あり」のモーテルに来たが、バイクだと判って「空き部屋なし」のネオンに替えるという陰湿な宿屋のシーンがあるが、それに近い経験を味わったよ。 「南部はまだ南部なんだ」と映画の内容は本当だったんだ と思ったものです。 自由とアメリカ そしてわたし それを感じさせてくれる、名画です。見ていない人は一度見る事ですよ。 [CS・衛星(字幕)] 7点(2023-05-22 14:19:51) |