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にじばぶさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 3256
性別 男性
自己紹介 監督別鑑賞作品数

成瀨巳喜男 69
溝口健二 34
川島雄三 41
小津安二郎 37
石井輝男 24
豊田四郎 19
石井岳龍 18
矢崎仁司 12
西川美和 8
山下敦弘 15
今泉力哉 21
フェデリコ・フェリーニ 24
ミケランジェロ・アントニオーニ 14
ピエル・パオロ・パゾリーニ 16
ルキノ・ヴィスコンティ 17
ジャン=リュック・ゴダール 36
フランソワ・トリュフォー 24
ルイ・マル 17
ジャン・ルノワール 15
ジャック・ベッケル 13
ジャン=ピエール・メルヴィル 11
ロベール・ブレッソン 12
イングマール・ベルイマン 27
アルフレッド・ヒッチコック 53
ジム・ジャームッシュ 15
ホウ・シャオシェン 19
ウォン・カーウァイ 14
ジャ・ジャンクー 9

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41.  息もできない 《ネタバレ》 
恐るべし韓国映画。 内容はバイオレンス映画。 そこに絡む、あまりに哀しい人々のドラマ。 久しぶりに興奮できたこの作品に、まず感謝したい。  やはり生い立ちというものが、その後の人生に影を落とすものなのか? 主人公は悲惨な幼少期を経て、ヤクザの世界へ足を踏み入れる。 血のかけらもない暴力を繰り返し、あてもなくその日を暮らす毎日。  だが、彼の心の奥底には、あまりに純粋であまりに脆い、人間への愛が存在していた。 高校生の少女や男の子とのふれあい。 言葉は汚いが、彼の心には確かな優しさを感じた。  ラストの壮絶死は、因果応報としてみれば当然の結末だろう。 しかし、そこに更生という救いはなかったのか? 彼は学芸会という場に参加する資格がなかったんだろうか? そもそも彼は不幸を背負い、空虚に生きてきて、ろくに愛情を受けたこともなかった。 そんな彼を学芸会の場に連れていってあげてほしかった。  壮絶死によるラストの結びは、因果応報的に当然の帰結と頭では分かってはいても、主人公の生い立ちを考え、主人公が内面の奥に持っていた優しさをも考えると、やっぱり学芸会を彼に見せてあげたかった。  それはそうと、あの海辺での膝枕シーン。 あれにはやられた。 完全にやられた。 ノックアウト。 涙腺が緩んだ。 男女の心のふれあい。 人間の温もりと癒し。 近年でも稀にみる名シーンだ。
[DVD(字幕)] 8点(2011-07-20 01:49:37)(良:1票)
42.  家での静かな一週間 《ネタバレ》 
静かというか無音な一週間。 穴を開けた後、その穴の内側を指で拭い取る動きなんか、ヤン・シュヴァンクマイエルっぽい。  その穴から覗いた、家での無音な一週間。 穴の向こうには、毎日グロテスクでバラエティに充ちた空間が拡がっている。 まさに爆破するに相応しいグロテスクさよ!  特に、舌肉が這いずり回り、自らミンチになってバラバラ大量に増殖するところなんぞ、ヤン・シュヴァンクマイエル流グロテスクの極致!  最後、ダイナマイトが爆発しようとしている中、わざわざ家の中に戻り、壁の線を消しに行く細かさというか神経質さが、妙な後味を残した。
[インターネット(字幕)] 6点(2011-06-18 22:57:06)
43.  いちごブロンド 《ネタバレ》 
いちごブロンド。 実際はどんな髪色なんだろう。 モノクロなので、その辺は観る者の想像にお任せというところか。  とてもリズムの良い作品で、コメディ要素もあり、すんなり楽しめる。  大金持ちで美人の妻が居ても、夫は病気がちで、その妻も恐妻に成り果てている。 それに対し、質素な暮らしでも、夫婦ともに健康で、妻も優しく、夫婦が愛し合ってさえいたら、その方が幸せだということを、本作からメッセージとして感じることができた。  隠れた、アメリカ映画黄金時代の逸品である。
[ビデオ(字幕)] 7点(2011-05-17 19:35:54)
44.  イースター・パレード
フレッド・アステアが嫌い、アメリカミュージカル映画が嫌いで観てみたが、予想より楽しめたから、やっぱり名作と言われるだけの魅力がある作品なのだろう。  アステアのタップ、これはとにかく凄い。 映画的に凄いのではなく、単にアステアのタップが凄いというだけ。  1940年代に、これだけ鮮やかなカラー映画を作れるのはアメリカだけだろう。 それだけに、アステアを含め、戦勝国としての優位さと得意気な感じがハナにつく。
[ビデオ(字幕)] 4点(2011-04-27 15:54:32)
45.  愛しの青いワニ
監督デビュー前のユーリ・ノルシュテインが、アニメーターとして参加した作品らしい。  作品全体の雰囲気は、ユーリ・ノルシュテインの監督作品と似ている。 だけど、何だか切ない気持ちというか、侘しささえもおぼえる後味。 コーヒーの苦味の様な、まさに大人の香り漂うアニメだ。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2011-02-25 01:53:29)
46.  インスタント沼
終始テンション高めで、わざとらしいボケ発言の数々。 なんか胡散臭いし狙っている感があってどこか居心地が悪いんだけど、最後まで観てみると、意外と完成度が高いことに気付かされる。  冒頭とラストに出てくる松坂慶子と麻生久美子が住んでいる家の色使いが抜群に良い。 麻生久美子の黄緑色のワンピースも綺麗だし、室内の小物の色もそれに似たグリーン系のものが使われていたりして、映像センスの良さを感じさせる監督である。  麻生久美子は、外見的にどうもおばさん臭くていまいちだけど、声のトーンとしゃべり方が魅力的で、どうしても気になってしまう魅力をもった女優だ。  話としては、龍のCGが飛び出したりで、取るに足らない内容だが、映像のセンスがそれを補っている。 作品全体の出来としてみれば、それなりのレベルに達している。 2000年代の邦画の雰囲気をそのままに、終始テンションの高い麻生久美子に圧倒された一本。
[CS・衛星(邦画)] 7点(2010-09-29 23:16:25)
47.  言えない秘密 《ネタバレ》 
グイ・ルンメイは相変わらず魅力的。  話としては、前半はベタな恋愛劇、後半はうってかわって時空を超えたファンタジーという構成。  前半のベタな恋愛劇のまま通してくれたらと、現代の台湾映画に無理な願いをこめたのも虚しく、やっぱり後半は突飛な展開へと発展していく。 日本映画もそうだが、台湾映画は、もはや最初から最後までベタな恋愛映画で通すのは不可能な模様。 観客側がそれを望んでないからなんだろうが、別に普通の恋愛ドラマでいいじゃないか! 少なくとも、私はそれを望む。  監督・主演・音楽・脚本を手がけたジェイ・チョウだが、音楽だけは素晴らしい。 それ以外は、どうもなぁ。  今後のジェイ・チョウの活躍には目を離せない、どころか、興味がない。
[CS・衛星(字幕)] 6点(2010-07-20 00:34:56)(笑:1票)
48.  イザベラ 《ネタバレ》 
冒頭からセンスの良い映像にひきこまれた。 色使いも良いし、透明感のある映像も良い。 だが、まだ荒削りの感もある。 映像センスが優れた監督のようなので、今後何作か撮っていくうちにセンスに磨きがかかり、洗練された美しいアジア映画を創りそうな予感がする。  顔はともかく、出てくる女優がどれもこれもスタイルが抜群に良く、若くて露出度も高い。 これだけでも男性諸氏なら十分に楽しめそうなレベル。  話としては、純粋な恋愛モノではなくて、親子愛がからみ、そしてラストにはオチが待っている。 好みとしては、直球勝負のムーディな香港恋愛モノが好きなだけに、変に趣向を凝らした内容には少し不満を感じた。 これで純粋な恋愛モノだったら、更に高い点数がついたかもしれない。
[DVD(字幕)] 7点(2010-06-10 23:21:42)
49.  生きているトランプ
これは数あるメリエスによるマジック映画の中でも単調さが際立っている。 退屈さは否めないところ。
[インターネット(字幕)] 2点(2010-05-04 06:31:17)
50.  幾つもの頭を持つ男
凄い! 本当に頭を幾つも持っている! しかも頭を挿げ替えるのが凄い! メリエス、ブラボー! 一時も目を離せない、これぞ超魔術です。
[インターネット(字幕)] 4点(2010-05-04 04:46:57)
51.  インストール 《ネタバレ》 
最大の見せ場シーンは上戸彩への胸タッチ。 これを経験できた神木隆之介は果報者だ。 大人になってからも、絶対この時の手の感触は忘れないはず! いやぁ、羨ましいのなんの。  上戸彩はこの頃からかわいかったけど、制服は似合っていなかった。 ラストシーンの、グリーンの私服にサンダル姿の方が色気があった。  内容は大したことはないが、上戸彩をかわいいと感じることができるならば、それなりに楽しめてしまう作品だろう。 
[CS・衛星(邦画)] 6点(2010-04-02 00:36:54)
52.  イージー・ライダー
ロード・ムービーとしての面白味はイマイチだったが、男の自由な生き様を描いた部分は、なかなか良かった。 ジャック・ニコルソンが酒を飲んだ後に、脇をキュッキュっとやるあのパフォーマンが面白かった。 まあ、楽しくもなくつまらなくもないといったレベルだろうか。
[CS・衛星(字幕)] 5点(2010-03-18 23:57:57)
53.  意志の勝利
(8bitさん、先にコメント失礼いたします) ヒトラー自らレニ監督に依頼し創らせたという、まさに歴史に残るドキュメンタリー映画。  本作の最大の見所は、やはり終幕のヒトラー演説のシーン。 いつもに増してヒトラーが計算ずくのハイテンションとジェスチャーで、民衆を扇動する。 この演説シーンは、まさに圧巻で、自分がその場所にもし居たら、間違いなく洗脳されるだろう、と思わせるだけの凄みがある。  そして、この演説は、何故か聴いていて元気が出る。 仕事の疲れが、何故か取れていく。 つまり、過去の映像であるにも関わらず、ヒトラーという類い稀な人物のエネルギーが、画面を通して自分に伝わってくるのだ。 自分は別にヒトラーが好きではないが、少なくとも、この演説シーンを観ている間は、そう感じた。 民衆を一つの方向へ向けて一致団結させ動かす、その演説のエネルギーたるは、時空を超える凄さであった。  これだけの才能とバイタリティを持つ人間は、おそらく長い歴史をみても少数であろう。 こういった人間は、常人を超えた才能を持つがゆえに、その目標も高く、限られた時間でその高い目標を達成するために過激な手段を選択してしまう。 つまり、ナチスでいう過激な手段とは、独裁であり、戦争であった。  超人的な能力を持つ人間こそが持つ危険性。 そして、その超人的な人間が扇動した時に、衆人が影響を受けてしまう危険性。 更には群集心理。  ナチス・ドイツという世紀の悪玉が生まれ膨張していったその様子を、このドキュメンタリーは鮮烈に捉えており、色々な意味で映画史に残る傑作ドキュメンタリーと言えるのではないだろうか。 
[インターネット(字幕)] 7点(2010-02-20 23:51:40)(良:1票)
54.  一瞬の夢
定職を持たずスリで生計を立て、女性に対しても奥手で、それでいて言動はツッパッている。 コンプレックスを抱え、人生の目標や明確な生き甲斐を見出せていない迷える若者像(外見は若者っぽくないが)が、本作の主人公ウーである。  器用に生きてきた人間には決して共感はできないだろう。 ウーは、長い目で人生をみることができていない。 それでいて、どこかで刺激を求めているし、カラオケバーで出会った女性には、一応恋心みたいなものを持ちはする。 しかし、そんなフラフラした男に、女性は魅力を感じるはずもなく、それは“一瞬の夢”と終り、失恋することになる。  自分の20代の頃の苦しみを思い出すようで、観ていると辛いが、その分、強烈に感情移入できた。 何かが満ち足りていないからこそ、女性にのめりこむが、満ち足りていないプラプラ人間だから、相手にされず、逃げられる。 それで余計にふさぎこむ・・・  このような負のスパイラル、苦悩の青春の日々に立たされているウーを、本作は淡々と冷淡に客観的にカメラに捉えているが、物語の最後も何も救済は行われず、突き放した形で、本作は幕を閉じる。 作品としては救いがないが、アメリカ映画のように短絡的なハッピーエンドやバッドエンドにするよりは、数段マシである。 青春の一時期を切り取ったような作品だから、そんな短時間で結論めいたものは出なくて当然で、むしろその方が自然でリアリティがある。  ところで、カラオケバーのシーンで、室内の照明の影響で画面が赤くなる。 本作の監督ジャ・ジャンクーを、“キタノブルー”の北野武が見出したわけだが、このカラオケバーのシーンは、まさに“ジャジャンクーレッド”とでも命名したい様な映像で、北野武とジャ・ジャンクーという二人の監督の接点を見た気がした。
[ビデオ(字幕)] 7点(2010-01-30 22:24:15)
55.  偽れる装い 《ネタバレ》 
ようやく観ることのできたジャック・ベッケル監督作品。 DVDを購入してまで観たが、これがやっぱりベッケルらしい作風で、満足することができた。  男女の恋の駆け引き。 時には演技をし、嘘をついたり相手を騙したりしながら、相手の気を引こうとする。 そうこうしているうちに、仲がこじれて、恋はうまくいかず・・・ 相手の気をひくために演技をしているうちに、いつの間にか本気になり、やがて狂気へと走る。 その凄みがラストでは見事に表現されていた。  ベッケル作品の初期とあって、後年の作品群に比べるとベッケルらしい卒のなさはまだ不完全だが、それでも十分にベッケル印を確認できた。  ジャック・ベッケル。 師匠のジャン・ルノワールにも劣らない凄みを感じる監督である。
[DVD(字幕)] 7点(2010-01-07 00:20:02)
56.  イースト/ウエスト 遥かなる祖国
最後どうなるか?ただそれだけにしか興味を見出せない凡作。 だが、主演女優のサンドリーヌ・ボネールは魅力的。 疲れた大人の色気を感じる。
[DVD(字幕)] 3点(2009-12-26 01:35:57)(笑:1票)
57.  インディア・ソング
主演のデルフィーヌ・セイリグが同じく主演した『去年マリエンバートで』に匹敵する幻惑度の高い作品。 これぞフランス映画的な、謎な空気に包まれた作品で、並大抵の相性では楽しむことのできない敷居の高い作品だった。
[ビデオ(字幕)] 2点(2009-12-12 21:08:17)
58.  生きてはみたけれど 小津安二郎伝 《ネタバレ》 
サイレント時代の作品から遺作である『秋刀魚の味』にいたるまでが時系列的に記録されており、小津作品を30本以上観てきた私にとっては楽しむことはできた。  ただ、溝口健二に関する同様のドキュメンタリー『ある映画監督の生涯 溝口健二の記録』に比べると、それほど感銘は受けなかった。 ただ記録としてのドキュメンタリーに終始しており、もっと関係者の記憶を紐解く様な感動的な演出で観たかった気がする。 唯一、杉村春子のインタビューだけは、気持ちがこもっており、思わず杉村春子が涙声になるところなど、印象的であった。  それにしても、相変わらず新藤兼人は口数が多く、話がクドかった・・・
[ビデオ(邦画)] 6点(2009-11-10 00:56:51)
59.  石中先生行状記(1950)
オムニバス作品ということで、無難に楽しめた反面、少し物足りない印象も受けた。 しかし、三船敏郎が出たパートはとても良かった。 何と言っても三船敏郎がカッコよい。 さすがアラン・ドロンに「三船敏郎さんはカッコいい」と言わしめた俳優だ。 体格もガッチリしていて、風格もあり、だけどシャイで、心も優しい。 そして時折見せるあどけない表情。 これはおそらく女心を揺さぶるに違いない。 パっと見怖いんだけど、こういう可愛らしい表情も出せる。 三船敏郎という俳優は、決して大根役者なんかではなく、演技に幅の広さと深みを持つ偉大な俳優だということが、本作を通しても理解できる。  それにしても杉葉子キュートだなぁ~。。 最近ハマりつつある今日この頃。
[映画館(邦画)] 7点(2009-07-19 23:57:17)
60.  イヴの総て
完成度の高い作品。 脚本が実に緻密。 役者陣の演技も巧い。  難を言えば前半のつまらなさ。 終盤の盛り上がりがあるとは言え、早送りしたくなるほどの退屈さ。  それと映像。 技術的な意味では素晴らしい映像だが、芸術的な意味では何もない。  又、女優陣も魅力に欠ける。 マリリン・モンローが端役で出ていたが、やはり彼女が一番輝いていた。
[DVD(字幕)] 7点(2009-04-15 00:42:08)
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10100.31%

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