1. インサイド・マン
犯人と捜査官の間で、息つく暇もないネゴシエーションが行われるでもなく、後から参戦した女性がしゃしゃり出て事件をややこしくするでもなく、観終わった後に爽快感でいっぱいなワケでもなく、かといって不満なワケでもない。冒頭が予想外の展開で始まったので、多少惑わされたけど、全体的に派手さはなく堅実なつくり。人間の嫌な感じの部分が冷笑的に、でも現実的に描かれてるので、すっきりしないのかな、と。人生勝ち組はそんなものかも知れないけど。一番残酷なシーンは子供が遊んでいるゲームの画面。あんなゲーム子供がやってちゃ駄目だよ~。 [試写会(字幕)] 6点(2006-06-01 22:28:38) |