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しっとさんの口コミ一覧[この方をお気に入り登録する

プロフィール
コメント数 137

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1.  インビジブル(2000)
もっとも印象に残ったのがスーパーマンとワンダーウーマンのジョーク(笑)。あまりにもCGがうますぎる映画は、その出来が自然すぎてかえってそのうまさが目立たないと感じた。80年代のSF映画と決定的に違う点がそこなのだ。70~80年代に一世を風靡したSF映画は、SFXという撮影技術そのものがメインディッシュであったが、昨今のSF映画におけるCGは、あくまで撮影技術の一手段として全体の中に溶け込み始めている。だから、CG技術の巧拙が作品の良し悪しに影響を与えることがあまりなくて、かえって映画そのものの評価を浮き立たせることになるのだ。それにしても、最後ら辺、ほとんど怪物じみてたし、透明ということでここまで強くなれるものなのか。盲人と健常者が戦ってるようなものだからなぁ…。
5点(2002-12-30 05:49:50)
2.  イレイザーヘッド
生理的に感じるものがある映画はいい映画だ。それが、たとえいい意味でも悪い意味でも…。ジョン・フォードやハワード・ホークスなどは、ハリウッド黄金時代の代表的名監督であり、素晴らしいエンターテイナーであると同時に素晴らしいアーティストでもあった。彼らが、楽しい娯楽作品を創造しただけでなく、そこに芸術的要素をふんだんにちりばめたからだ。芸術的要素とは、理屈を超えて生理的に伝わってくるものである。いわば、映画のスパイスだ。スパイスは隠し味であり、対象全体を引き立てつつ、それ自体は目立たないものである。スパイスの効いた映画に接すると、作品の素晴らしさを実感しつつも何が良かったのか曖昧なままだったりすることも多い。本作は生理的感触が満載の映画である。そして、それは生理的嫌悪感と言い切っていいものだ。もはや隠し味とは言えない、スパイスそのものを描いた映画である。食べ物に例えるなら、パン生地にほんの少しハムとチーズが乗っただけで、あとは真っ赤に染まるタバスコが大量にかけられた、鼻孔にツーンと刺激が駆け抜ける激辛ピザとでも言おうか。ふだんは引き立て役のスパイスを主役に、メインであるはずの娯楽性を排し、芸術性のみを追究した作品である。
8点(2002-10-25 05:43:33)
3.  イントルーダー/怒りの翼
これ、空中戦の描き方が秀逸だねー。夜間の市街地を低空飛行で飛ぶもんだからスピード感や緊張感があるし、おそらくミニチュアで作られたであろうベトナムの街のあちらこちらから対空ミサイルがバヒューッって何発も飛んでくるのをよけたりだとか、スリル満点で、アクション大作としては申し分ない出来だと思う。全体的にはお決まりのパターンでうまくまとめたかなって感じで、ミリアス映画特有の男臭さも満載。
5点(2002-10-02 06:30:19)
4.  今そこにある危機
裏舞台の静かな駆け引きと前線の緊張感ある戦いの二つのシーンを交差させながらアメリカの影を暴き出していく。正義感溢れる役どころにハリソン・フォード、監督にフィリップ・ノイス…とくれば、もう、可もなく不可もなくといったところ。星条旗に反旗を翻してというよりも、星条旗の理念にのっとって、純粋に正義のためにアメリカそのものに立ち向かっていくラストが、昨今の混迷する国際情勢におけるアメリカの真に見い出すべき方向性を暗示しているようで興味深い…が、メッセージ性がどうであれ、映画的に5点は5点。以上。
5点(2002-10-02 06:19:57)
5.  インデペンデンス・デイ
B級SF超大作。なんともエメリッヒらしい作品だ。ただのバカ映画なら3点で済ませたいが、全編にただよう偽善的ヒューマニズムが鼻につきまくり、さらに追い討ちをかけるかのような米国賛歌のオンパレード。最後は核兵器を使って難局を打開するという、もっともやってはいけない禁じ手まで…。気持ち的には0点なんだが、特撮技術の高さとスケールの大きさに免じて2点。
2点(2002-01-28 04:14:20)
000.00%
100.00%
210.73%
396.57%
42115.33%
54230.66%
62921.17%
7139.49%
81510.95%
953.65%
1021.46%

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