1. 3時10分、決断のとき
《ネタバレ》 クリスチャン・ベイルが出ていることもあってか、”ダークナイト”の西部劇版みたいだった。ラッセル・クロウがジョーカーね。彼は偽善が嫌いで、正義感を振りかざす人間をなるべく直接手を下さずに破滅に陥れるのが生きがい。ベイルには敗北を認めるが、有能だが無粋にも殺しまくる部下たちを皆殺し。ラスト、口笛で馬を呼び、軽々と脱走するのを暗示させる。次なる正義漢に挑戦するのだろう。 [DVD(字幕)] 8点(2009-12-15 00:54:24) |
2. SAYURI
途中までは結構面白かった。日本俳優陣もいい味だしてたしね。置屋が燃えるまではある意味スポ根っぽく楽しめるけど、それ以降が退屈。結局のところ”少女漫画みたいな話”だったなあ。もしくは足長おじさんか。前半、”日本語”としての”英語”は違和感なかったんだけど、あのアメリカ将校みたいなおじさんとの会話は何語なんだい?SAYURIが英語しゃべってたの? [映画館(字幕)] 5点(2006-01-02 23:02:04) |
3. ザ・コア
オープニングがだめな映画は絶対駄目、というのが僕の信条であるが、最近オープニングからの落差が激しい映画が多すぎる。困ったもんだ。というわけで導入は結構いけます。 5点(2004-01-11 22:57:35)(笑:1票) |
4. 座頭市(2003)
面白い。格好いい。ミュージカルな感じは”ダンサーインザダーク”みたい(あんなに暗くないがね。)キタノブルーは月夜に照らされる死体で発揮。破滅へ突入のストーリーではないキタノ映画はかくも楽しいエンタテイメントとなったのでした。 8点(2003-10-26 23:30:17) |
5. サラマンダー
B級は応援することにしているので、そういった意味ではかなり良かったといえる。オープニングのドラゴン登場から一気に時間をふっとばす演出は冗談かと思うくらい強引。スカイダイビングしながらドラゴンを捕まえるシーンがなかなか面白い。絶対無理っぽいんだけど。居住区に漂う雰囲気や、戦車のキャタピラが骸骨をふんずけるところなんかは”ターミネーター”っぽかったり、オスがキーだとか、兵隊が墜落してモニターが消えたりとかは”エイリアン2”っぽいとかキャメロン風の演出が微笑ましい。あとは子供たちへの寸劇で”帝国の逆襲”やってるとか”ドラゴンより最悪だ、アメリカ人だ”という台詞が笑える。イギリス人はスターウォーズは好きだがアメリカ人嫌いだからなあ。 7点(2003-10-26 22:03:17) |
6. サイン
そんなにつまらなかったってか??怖かったし、よーく練られた脚本だし、なにしろ画面の構図とか、色とか、カメラの動きとか映画らしい映画を撮る、という意味では最近の監督にしてはめずらしい。昔TVでみた”宇宙戦争”だったかな?地球の細菌が宇宙人には猛毒であと少しで侵略、というところでばたばたUFOが墜落して終わり、というSF映画の古典をも思い出させたな。そういうB級な設定をそのままにA級に撮ってる。”シックスセンス”=”ご家庭で降霊術””アンブレイカブル”=”ご家庭でアメコミヒーロー”で本作で”ご家庭で宇宙戦争”、とドメスティックSF3部作だね。ラストのエイリアンもいろいろ言われてるけど、それまでTVなどを通じて見ていたエイリアンとの対面も、やはりTVのブラウン管に映った姿、ってところが実に映画的演出で心憎い。うまいうまい。傑作だよ。 8点(2003-01-01 22:56:01) |