161. ザ・フライ
ストーリーは悲劇なんですけど、映像は徹底してグロにこだわったのが、いいですね。特に、特殊効果が見事なので、気分が削がれることなく、たっぷり嫌悪感を味わうことができますし、それゆえ主人公の惨めさが心を打ちます。ところで、最近じゃテレポーテーションの研究が盛んですけど、どうやら、この映画みたいな物質の転送は原理的に無理みたいですよ(当り前か)。 8点(2003-08-31 00:06:33) |
162. さよなら子供たち
子供たちの友情が淡々と描かれる中で、森の中を子供とともにカメラが駆け抜けるシーンが幻想的で、印象に残ります。で、その日々は、突然、ナチスによって断ち切られちゃいます。その瞬間は直接理解できない程深い衝撃。戦争を含めた、人生における不条理さに対する怒りみたいなものが、かなり抑えられた表現ですが、よく感じられます。オールヴォアール、レザンファン、仏語知らない私でも、さすがにこれは判る。グッときます。 9点(2003-08-24 12:01:05) |
163. ザ・ファーム/法律事務所
この映画については、「原作がめっちゃ面白かったのに、映画はサッパリ」という声をよく聞くのですが、私は実は原作読んだ方が後で、「映画がまあまあ面白かったんで、原作はこれより面白いのかと期待して読んだらガッカリ」というパターンです。まあ要するにどんな場合でも、過剰に期待しちゃあいかんのでしょうなあ。 7点(2003-08-15 22:56:32) |
164. ザ・グリード
おお、まだ生きてたかゾンビコップ。観客の想像力に訴えるような恐怖感の演出とかなんとか、そんなメンドくさい事してる暇あったら、CGモンスターをドンドン出しちゃえ、どや、スゴイやろ!ってな感じの映画。ハイ、確かにすごいです。さすがにここまで来るとややクドい気もしますが。食べ放題、お味はまあまあ、といったとこでしょうか。 7点(2003-08-12 12:57:58)(笑:1票) |
165. ザ・カー
悪魔の運転する車が人々を襲う(しかも何故か防弾処理が施されてて装甲車並み)という必然性の欠片も無い勇敢な映画。さしずめ水野晴郎大先生なら「車社会への警鐘」とか超絶深読みなさるところかも知れませんが、我々凡人には理解の外。悪魔が運転してる所がミソで、意外にもヘナチョコな弱点が! でも、さあヤツをやっつけるゼ、と立ち上がる辺りからのクライマックスは、なかなかのもんですよ、これは。 6点(2003-07-05 11:12:29) |
166. ザ・チャイルド(1976)
最初に延々続く実写フィルムが、実はあまり効果を上げてないのですが。でも、怖い映画です。子供が怖いというより、子供の視線が怖いんですね。主人公がまず何かを目にして、次にカメラがそれをとらえる、という演出を多用しているので、観客の注意をひきつける緊張感があります(大して何も起らない映画ではあるのですが)。 7点(2003-06-08 14:20:21) |
167. サイレント・ランニング
ダグラス・トランブルの思い入れには、ちょっとついていけませんでした。なんかこう、長篇映画として成立するには、重要なものが欠けてるような気がするのですが・・・ 5点(2003-06-08 01:56:04) |
168. ザ・カンニング/アルバイト情報
「IQ=0」の続編、ということで、残念ながら本作ではカンニングはいたしません。が、どう考えても本作の方が笑えると思います。ほんとにバカ。 8点(2003-05-17 10:44:30) |
169. 三十九夜
ジョン・バカンの原作(三十九階段)とはラストが違ってて、原作よりも映画のほうが面白いんです(と個人的には思っています)。 8点(2003-05-11 01:03:26) |