1. サラマンダー
《ネタバレ》 地球を征服したドラゴンの脅威に怯えながら地下で生き長らえる人間が、自分たちの未来のためにドラゴンを倒しに行くというストーリーもありきたりだし、ボスを倒せば終了という結末もありきたり。別に未来という設定である必要も無いし、ツッコミどころ満載でした。でも、ドラゴンはスゴかった。そんなドラゴンに否応無しに注目が集まってしまいますが、この映画で一番焦点が当てられているのは実は人間なのです。飢えに苦しみながら、いつドラゴンが襲ってくるのかという恐怖。ドラゴンの圧倒的な破壊力の前に成す術のない人間の絶望感。共に生きてきた仲間を亡くしたという失望。それでも、人間絶滅の危機を何とかして生き伸びようとする希望。ドラゴンに怯えながらも立ち向かっていこうとする人間の表情には凄みがあり、見ていてゾクゾクしました。ストーリー、設定などの粗さは酷かったけど、酷すぎて黙認できました。 8点(2004-02-07 03:58:53) |
2. ザ・ワン
《ネタバレ》 どんなに世界観がメチャクチャでも最後の2人の最終決戦が面白ければ皆満足したはずなのに…。火花が飛び散る中での格闘シーンはそれなりに見ごたえがありましたが、冒頭の銃撃戦の方が遥かに早く動いてたから、イマイチ盛り上がらないんですよね。ジェット・リーよりもジェイソン・ステイサムの方がカッコ良く見えたぞ~。 4点(2003-12-04 18:48:59) |
3. ザ・ロック
《ネタバレ》 純粋なアクション映画としては完成度がかなり高いと思います。ただ、所々気になる箇所がありまして、ちょっと付いていけなかったんですよね。N・ケイジ、S・コネリーの2人よりもD・モース、E・ハリスの2人の方が好きですし。 6点(2003-11-30 19:13:19) |
4. ザ・ロイヤル・テネンバウムズ
1人1人のキャラクターに愛着が湧かない。展開がいつも唐突で笑わせたいのか泣かせたいのかもよく分からない。グウィネス・パルトロウ以外に見るべきところが見つけられなかった。 3点(2003-11-30 18:54:43) |
5. ザ・ビーチ(2000)
《ネタバレ》 苦労して辿り着いたのに、浜辺が綺麗なだけで楽園に全く魅力が無いのがこの映画の欠点。見ている人が「ここで暮らしたいな~」と思えないから、何故そこまでして楽園を維持しなければならないのか合点がいかなくなる。扱っているテーマは深いのだが、上手く表現しきれなかったのが残念。 7点(2003-11-30 18:46:29) |
6. ザ・セル
《ネタバレ》 馬の輪切りを見せたかっただけでしょう。人の精神世界にトリップするという発想は好きなんだけど、その精神世界の映像がそれほどスゴイわけでも無く、残忍な犯人の精神世界のわりに馬の輪切り意外は想像できる範囲内だったのが残念。 5点(2003-11-30 18:15:03) |
7. ザ・カップ 夢のアンテナ
子供といえど、修行僧というとすごくストイックな感じがしますが、この映画では世俗的な一面ばかりが描かれていました。念仏?を唱えている最中にお喋りする僧や、寝ている僧。やっぱり子どもなんだな~って感じでした。ちなみに、この映画で修行僧が見ていたワールドカップは1998年のフランス大会ですね。 5点(2003-11-30 17:46:29) |
8. サウスパーク/無修正映画版
《ネタバレ》 簡単に言うと下ネタ連発のバカ映画って感じです。もちろん、サウスパークはこれまでの作品を見ていたほうが良いですよ。「They killed Kenny!」「You, bastard!」とかいうやりとりも、見ていないときっと分からんでしょうし。しかし、こういう類の映画は英語がちゃんと聞き取れれば、尚面白い。やっぱり英語本来の笑わせ方があるので、日本語に直した時点で笑いが全く別物になってしまいますからね。でも、サウスパークってバカだけで終わる作品では無いのが良い。例えば、アフリカン・アメリカンに対する差別的な表現が出てきたとき、いわゆる白人は笑うかもしれませんが、アフリカン・アメリカンは笑わないでしょう。同じように、ゲイ・レズビアンに対する差別的表現では、ヘテロ・セクシャルの人は笑ってしまいますが、ホモ・セクシャルの人は笑えない…。というようにある人にとっては差別的な表現で不快なのに、自分は思わず笑ってしまうというネタがたくさんありました。そういう無意識に自分が持っている差別的な一面に気付かせてくれる作品として、僕はサウスパークが好きなんですけどね。 7点(2003-11-30 15:26:55) |
9. サイン
《ネタバレ》 僕はシャマランのストーリーが好きなので、全然問題無し。十分満足させていただきました。シャマランの映画独特の「間」が良い感じです。 8点(2003-11-30 15:18:29) |
10. サイモン・バーチ
《ネタバレ》 最初の方から結末が予想できてしまうんだけど、オプションで「あ、そうなるのか!」って思わせるところはなかなか。使命とか、運命とかの色が濃かったんですが、どんな形であれ生きていることをポジティブに考える主人公の姿は唯物論者のもっち~でも共感できました。ただ、感情移入しずらかったのがちょっともったいない。 6点(2003-11-30 15:11:41) |
11. サイダーハウス・ルール
《ネタバレ》 外の世界で色々な経験をしたことで、自分の帰るべき家を見つけたんですね。感動したんですけど個々のエピソードが重く、色々と考えさせられました。 7点(2003-11-30 15:06:10) |
12. 13ゴースト(2001)
《ネタバレ》 この映画の最大の欠点はホラーなのに怖くないということですね。幽霊を閉じ込めるハイテク装置、ガラス張りの幽霊屋敷、幽霊が見えるメガネ等、ホラー物としては新しい試みだったとは思います。しかし、これらのアイデアが全く生かされていないんです。陳腐な家族愛をストーリーの軸にしてしまったのもマイナス材料。12の幽霊が魅力的なんだから、彼らをメインにした映画を作れば良かったんじゃないでしょうか。 5点(2003-11-30 14:57:38)(良:1票) |