1. ザ・ディープ(1977)
《ネタバレ》 この作品当時予告編で、あの手を引き込まれてのバンバンバンってとこをうつして、あおるあおる! 「独占女の60分」でもレポーターが、さぁこの正体は何?ってものすごく興奮しているものだから、 てっきりエイリアン物と思い(もちろん当時そんな言葉は聞いたこともなかった) すんごく期待して兄と二人で見に行った。で、何?おおうつぼ?映画館でて兄にむかって、 「あの映画って一体どんな話しやったと」と言って無口な兄が困ったような顔をしていたのを 憶えている。10才児の評価は5点。 でも字幕の読めない漢字を飛ばしながら一生懸命ストーリーをおっているうちに、えっちなシーンが はじまって、「ひょぇ~お兄ちゃんと二人っきりで見ていいのかな~」と映画館の暗闇に感謝しつつも 大変居心地の悪さを感じた。中学生の兄はあのシーンも実は目当てだったんじゃないかな、と 今まで知っていた兄の別の一面を見たような気がした。これを最後に兄と二人で映画を見に行った事 はない。お小遣いをこつこつ貯めて必ず鑑賞した映画のパンフレットを購入しコレクションにしてた 正統派映画ファンだった兄。今はそれぞれの道を歩み、年に一回くらい電話で挨拶程度の会話しかない が、もう少し年が近かったら映画談義ができたかもしれない。兄がここのレビュワーだったら、 どんなレビューをするのか読んでみたい気もする。 5点(2004-01-28 13:31:59)(笑:2票) (良:1票) |