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プロフィール
コメント数 170
性別 男性
年齢 43歳
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1.  サンタ・サングレ/聖なる血
スプラッタB級ホラーの香りをプンプンさせつつ、マザーコンプレックスを象徴する両腕の喪失と、父から与えられた胸の刻印による呪縛からの解放がストーリーの主軸となる。両腕の喪失と書いたが腕が無いわけじゃない。親父に両腕を切られた母親の腕代わりになっているのだ。母の仕草にあわせ息子が後ろから手を動かす姿は滑稽だがある意味怖い。主人公である息子は血を求める母親の代わりに殺人を重ねていく。メチャクチャな話ではあるが、ホドロフスキーは複雑な心理描写を排除してありのままの人間を描いている。奇形の人々や障害者が沢山登場するが、そこに違和感は全くない。欠けている部分が見えやすいかそうでないか、ただそれだけなのだ。見えやすいというのは明るさでもある。南米を意識したと思われる舞台の熱気と共に、彼らは激しく躍動している。とは言うものの皆さんがおっしゃるとおり、この映画は「エル・トポ」程の衝撃はない。ないのだが、僕はこっちのほうが感動した。スクリーンで見たというのもあるのだろうが、この映画にはとても気に入ってるシーンがあるからだ。胸にフェニックスの刺青を父親に彫られた主人公・フェニックスにひそかな思いを抱く少女が、傷ついた彼の胸に手を当て、鳥の翼のように羽ばたかせるパントマイムのシーンである。ちなみに少女は聾唖であり言葉を交わすことは一度もない。最初と最後に、見事なタイミングでこのシーンを持ってくる。映画が詩になる一瞬をここに見た。素晴らしい映画をありがとう、ホドロフスキー。
9点(2005-03-17 17:01:29)
2.  殺人に関する短いフィルム
キェシロフスキの作品で一番強烈な印象を残すのがこの「殺人に関する短いフィルム」。ちょっと前にテレビでやってたので久々に見た。内容はタイトルが全て物語っている。殺人に至るプロセスと、その後の行き着く先(ここでも「殺人」が執行されるのだが)を綴るという、簡潔ながらその簡潔さの余り鑑賞後はフィルム上で起きたことが理解できない、それぐらいにショッキングな映画であるとも言える。まるで映画の理由付けのように次々と連関していく運命の図式には少々うんざりするものの、ポーランドという北欧の質感に殺人を犯す青年の心象が溶け合ったような不安で悲しい風景と、対照的な2つの殺人が残す何ともいえない異物感はこの映画独特のものだろう。
[映画館(字幕)] 8点(2006-04-12 12:45:59)
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