4. 座頭市(2003)
《ネタバレ》 カッコイイ映画でしたね。 殺陣が上手いとかそういう問題ではなく北野流の時代劇が見てとれます。 なるほどこいつらが悪者だったのかという一応の意外性ストーリーを含みますがそういのはオマケに過ぎない良くある話ですから。 それでも北野たけしの独特の空気が上映中終始流れています。 市のせりふは全体を通してもおしゃべりなほうではなく黙っていることが多い 服部源之助にしても少ない、この主役二人はあまり喋らないのです、他の脇役が喋り色々な事件が起き、戦う必要の無い何の恨みもない二人が戦うことになります。 実際、服部源之助は奥さんの病気の為に用心棒したりと主役でもおかしくない役どころです、反対に市は特に良い人間ではなく巻き込まれたからやっちゃったみたいなところがあります、きっとそういう正義の味方!っていうのではないただただ強い市が偶然通りかかった村で事件に巻き込まれて組織を潰してしまう!そういうアウトローなところがカッコイイと感じたのですね。 とにかく北野たけし、浅野忠信の二人さすがに上手いですね。 [地上波(字幕)] 7点(2005-11-09 01:10:21)(良:1票) |