1. ザ・タウン
《ネタバレ》 アクションあり、カーチェイスあり、サスペンスあり、ラブストーリーありと、なんつうか全部入りな感じ。特盛牛丼に紅ショウガと卵と七味と味噌汁までつけちゃった。お得だけれど、ぼくはお腹いっぱいだな。とはいいつつも、テンポもよく、2時間飽きさせません。見て損はなし。ひとつ気になるのはこんだけチャールズタウンが犯罪の元凶みたいなことを言っておきながら最後には「この街の善良な人々にこの映画をささげる」というエクスキューズを入れることね。散々下げといて最後にごまかし上げってのはいかがなもんかと。ちょっと興ざめ。ジェレミー・レナーのチンピラっぷりは一見の価値あり。目の光に悪が宿ってます。 [映画館(字幕)] 6点(2011-02-07 16:34:27) |
2. ザ・ウォーカー
《ネタバレ》 信仰は「本」という物理にあるのでなく「心」にある…という趣旨はぶっちゃけありがちだし驚きはしない。が、保守思想から攻撃的になりがちな現代アメリカ人にとっては心で信仰することのリマインドにはなったのじゃないかしら。ストーリーに起伏は少ないけれど、ドラマの道筋が一本道で、集中を途切れさせる要素がない分、素直に見られるのがマル。この映画、なんとなく「座頭市」をリスペクトしているような気がするのはぼくだけかな? [映画館(字幕)] 7点(2010-06-21 15:28:34)(良:1票) |
3. サンシャイン・クリーニング
《ネタバレ》 前半の軽いコメディ調が後半になって重いファミリードラマになるあたり、すいません、好みじゃないんだなー。手ざわりとしてよくありがちなアメリカン・インディペンデント映画。もうこういう家族ものって飽き飽きなんだよね、といいつつ、エイミー・アダムスのがんばり方はよろしいと思う。 [映画館(字幕)] 5点(2010-02-25 11:59:10)(良:1票) |
4. サロゲート
最近こういうの多いなあ、「勝手に仮想未来をつくり」、「その未来はよくない!」と切り捨てる映画。マッチポンプという言葉が頭の中を巡ります。それはさておき、誰が味方で誰が敵なのか、ちょっとわかりにくい。気を取られるとストーリーについていけなくなってしまいます。短い上映時間の中、誰が味方かということを半分ぐらい考えてました(笑)。ラストシーンは圧巻。なので、ちょっと甘めの採点にしました。 [映画館(字幕)] 5点(2010-01-25 11:48:24) |
5. サマーウォーズ
《ネタバレ》 古くはマシュー・ブロデリックの「ウォー・ゲーム」、最近だと「イーグル・アイ」、 題材に新しさはない。が、この映画のイマジネーションの炸裂ぶりはすごい。長野の美しい自然の描き方、バーチャルシーンでのまるでフリーダムな描写法、なにをとっても一級品。観ているあいだ脳汁があふれまくります。こんなアニメ、世界中でも日本でしか作れない。アニメ文化が真に成熟した国でないとこの映像は出てこない。久々にこの国の国民であることを誇りに思う映画でした。DVDが出たら観ればいいやとおもってるあなた、いますぐ映画館へ! [映画館(邦画)] 10点(2009-09-06 21:26:33) |